なんとか続きは書けましたが最後の方がしっくりしないかもしれません。
ご感想をよろしくお願いいたします。
オーガ、ガマルの暗殺決行日
クロガネ、タツミ、レオーネはメインストリートに繋ぐ橋の手前にいた。
「ここを真っすぐ行けばメインストリートだ」
レオーネは指をさして、タツミに教える。
「分かった」
タツミはやる気に満ちた声で返事をする。
タツミはアジトでアカメに厳しく当たっていたのでこの依頼を成功させて、自分の事を認めてもらおうとしている。
そんなタツミを見たクロガネはアカメの事を話そうとする。
「…これはアカメがナイトレイドに入る前の事なんだけどな」
「ん?」
「アカメは子供の頃、妹と一緒に帝国に買われたんだ。まぁ、貧乏な親が子供を売るのはよくあることなんだけどな。二人は同じ境遇の子と一緒に暗殺者育成機関で帝国の暗殺者として育てられてた。しかし、アカメは暗殺をこなすごとに帝国の闇を感じとり当時標的だったボスに説得され、帝国から革命軍についた。それまで共に育った仲間はほとんど死んだらしい」
「・・・・・・・・」
「俺が何が言いたいかわかるか?」
「殺し屋のプロとして素人の俺はまだまだ甘いって言いたいんだろ」
そんなタツミの答えに苦笑するクロガネ。
「・・・・・依頼が終われば分かるさ」
クロガネはそう言ってメインストリートに向かい、慌てて後を追うタツミ。
日は落ち、仕事帰りの人達が集まって来たメインストリートに顔を赤く、酒の匂いを漂わせるオーガがいた。
「ウィ~、尋問後の酒はうめぇや」
「オーガ様」
「あん?」
すると、フードを被ったタツミがオーガに近く。
「実は折り入ってお願いがあるのですが・・・・」
「なんだ?言ってみろ」
「ここではちょっとまずいので、場所を変えてしょう」
タツミはオーガを連れて人気のない路地裏に移動した。
「(・・・・人の気配がないな)おら、俺様に言いたい事を言ってみろ」
オーガはタツミに声を掛けられ時から警戒をしていた。
誰だって身知らずの者に声を掛けられたら警戒するのは当たり前である。
しかし、オーガはかなりの猛者故に何時でも動ける様にしている。
タツミは振り返った瞬間、
「どうか帝都警備隊に入れて下さい!」
土下座をしたのである。
「はぁ~」
オーガはなんだこんな事かとため息を吐き落胆し、ポリポリっと頭を掻く。
「金を稼いで田舎に仕送りをしないといけないのです」
「そんなもん知るか。正規の手順を踏んでこいボケ!」
涙目になるタツミにそう言って来た道を帰ろうとするオーガ。
すると、タツミの目が獲物を狩る様な目に変わり、フードに隠してた片手剣を握り、音を立てないように鞘から抜く。
「ですが、こんな不景気では倍率が高過ぎます」
「仕方ねえだろ、てめえが力不足ってこったな」
オーガはタツミに背を向けているが腰に帯刀してる剣を握り、いつで抜刀できるようにする。
刹那、タツミが動き、同時にオーガが振り向く。
そして、互いの剣を振るう。
二人は一瞬背を合わせ止まるが、オーガから血が吹き出し倒れる。
「・・・・やった」
オーガが倒れる音を聞いたタツミはオーガを倒したと思い、肩の力を抜く。
しかし、後ろからとてつもない気配を感じとり振り向く。
そこには傷を負ったオーガが剣を振るおうとしていた。
咄嗟に剣で防ぐタツミだったがオーガの振るう剣は重く
吹き飛ばされる。
「・・・この俺が・・・このオーガ様が・・・手前みてえなクソガキに殺られるかよ・・・。弱者が何うめこうが関係ねぇ・・・。強者がこの街じゃ絶対なんだ・・・。俺が人を裁くんだよ!!俺が裁かれてたまるか!!!」
すると、オーガの上から一本の杭が一直線に頭へと飛んでくる。
「がは!?」
さらに数本の杭がオーガへ突き刺さる。
そして最後の杭が刺さるとオーガは倒れる。
「てめえのは俺ら裁かれるんだよ」
タツミの目の前には冷酷なクロガネがいた。
ズガズガと足音を立てながら倒れたオーガへと近ずき、持っている短剣で喉を切り裂く。
オーガへトドメを刺したクロガネはタツミ方を向く。
「よぉ、お疲れさん」
まるで道端で挨拶をするかのようにタツミへと近ずく。
「とりあえず・・・」
一歩手前まで近ずくとクロガネはタツミにデコピンをする。
「痛っ」
「タツミ油断し過ぎだ。ちゃんと死んだかどうか確かめないと先みたい殺されるぞ」
チラリとオーガの死体を見るクロガネ。
「分かった」
「そんじゃ、報告しに行きますかね」
二人は路地裏から消える。