レイラとカルマ 最強コンビの暗殺劇   作:Marina

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ついにカルマ君登場します!


エピソード3 似たもの同志

今日から体育は烏間が担当になった。そのせいか、女子のテンションは少し高めだ。そして驚くことに、レイラはナイフ成績が物凄く高かったのだ。

「結城さんの身体能力は非常に高い。よって、ナイフなどの実技の目標水準は結城さんを基本とする。」

「すげー。」「結城どんだけだよ。」

クラス中が感嘆する中.授業は終わった。皆に囲まれているレイラを見た渚はタイミングを見計らって声をかけた。

「結城さん、すごかったね。」

「あっはは、ありがとう‼ていうか六時間目小テストかぁ~」

「体育で終わってほしかったよね。」

そんな話をしながら歩いていると、ふいに渚の足が止まった。それに築いたレイラも足を止めて、驚いた顔になった。

「よ、渚君.久しぶり。」「カルマ君.帰ってきたんだ。」

カルマ、と呼ばれた少年はニコッと笑い、

「へぇ~、あれがうわさの殺せんせー?すっげ、ホントにタコみたい。」

先生のほうへ歩いて行く。レイラは何気なく彼を見て、

「ふぅ~ん、そういうこと。」

何かを理解したような顔で遅刻がどうのこうの、と話している二人に近づいて行った。

「とりあえず、よろしく、先生。」

「こちらこそよろしく.いい一年にしましょう。」

先生がカルマと握手する・・・

グチャッ!!

「!?」

カルマが先生の触手を握り潰し、ジュースパックの下に隠していたナイフで切りかかる。先生が音速で飛びのく。

「やっぱり・・・」

レイラはつぶやいて、先生の落下地点に無言で対先生用BB弾を打ち込んだ。

「ニュヤァ!?」

先生の触手が破壊される。突然のコンビネーションプレイに周りは騒然となる。正確に言うとレイラが乱入しただけでコンビネーションプレイではないのだが.驚いた顔をしているカルマにレイラはニコッと、いやニヤッと笑いかけ、先生のほうに目配せする。それに築いたカルマは笑い返し、先生に近づいて行く。先生が後ずさる。

「へ~ぇ、ホントに効くんだ、このナイフ.けどさぁ、こんな単純な手に引っかかるとか。しかもそんなところまで飛びのくなんて、ビビり過ぎじゃね?」

初対面なのに恐ろしく息が合った攻撃を仕掛けた二人に、皆かたずをのんで見守っている。

「あっれぇ~、「「先生ひょっとしてちょろい人?」」

(挑発まで息ぴったりだ・・・)

渚がある意味感心する中、先生の顔が怒りで赤く染まる。そんな先生をよそに、レイラは銃をくるくると回しながらもう一度カルマに笑いかけると呆気にとられている渚のところへ戻っていく。その間に、

「逃げないでよ、殺せんせー。殺されるってどういうことか、オレが教えてやるよ。」

カルマのつぶやきをしっかり聞き取っていたのには、当の本人ですら気づいていなかった。

 

ブニョン.ブニョン、ブニョン・・・

「・・・・・・・」

触手の音が嫌にはっきり聞こえる小テスト中.皆は黙っていたが、管考えてることは同じだった。

(・・・うるせぇ!!!)

そんな中、麗羅はカルマの席を見やった。

「よぉ、カルマ.お前、大丈夫か?」

「どうなっても知らねぇぞ。」

「またお家にこもってたほうがいいんじゃなぁい?」

「殺されかけたら怒るの当たり前じゃん、寺坂.失敗してビビっちゃった誰かのときとは違ってさ。」

「ビビッてねぇよ‼お前ケンカ売ってんのかぁー!?」

レイラは確信する。赤羽君、間違いなく自分と同類だと。

「こぉら、そこ!!テスト中に大きな音立てない!!」

「いやあんたの触手もうるさいよ」

あんたが言うか?という目で見られてるのを先生は知らない。

「ごめん、ごめん、殺せんせー.オレもう終わったし、ジェラート食って静かにしてるわ。」

どっから出したんだよ。と内心突っ込みつつ、麗羅はそのジェラートに見覚えがあることに気づく。

「だめです‼授業中にそんなもの・・・ん?そ、それは昨日先生がイタリア行って買ったやつだ!!」

「お前のかよ!!」

クラス全員、そう思った・・・。

「あっごっめ~ん.職員室で冷やしてあったからさ。」

「ごめんじゃすみませんよ!解けないようにわざわざ苦労して寒い成層圏を飛んできたのに!!」

(んな無駄なことにマッハ使うなよ!)

磯貝が心の中で突っ込む中、

「まあまあいいじゃん、殺せんせー。」

レイラが声を上げた。

「たまには生徒に譲ってあげてもいいじゃん。それでこそ先生だよ!」

「む、結城さんがそう言うなら仕方ありませんねぇ。」

先生は渋々引き下がる。カルマはそんなレイラをしばらくじっと見ていた。

「あ、そだ。はい、小テスト.んじゃ、あたし帰るねぇ~。」

そう言って帰り支度を始めるが、カルマの視線に気づき、

「・・・?」

「!!///]

慌ててカルマは視線を逸らす。

「あ、そういえば、赤羽君だよね?よかったら一緒に帰らない?」

「あ、うん、いいけど・・・」

「よし、じゃあ行こー!!」

レイラに手をとられて一瞬カルマの思考が停止する。そのまま手を引っ張られて、

「あ、じゃあね、先生.「「また遊ぼうね。」」

二人は悪魔のような笑みを残して去っていった。

 

 

 




次回は二人のデートっぽい感じの回です。カルマ半自覚×レイラ無自覚っていう。
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