しかも終わり方も中途半端になってます。本当に申し訳ないです。
それでは、第3話どうぞ!
剣をさわってしまった後、いつのまにか隣にいたお姉ちゃんに怒られた。泣きながら怒ってたからあんまり恐くなかった。
それでアクビしちゃったのはたしかに僕がわるかったよ。でもだからって今日のオヤツぬきはひどすぎるよ! お姉ちゃんのおにば……… いやっ、な、なんでもないです、おねえさま。だから一週間オヤツ抜きはゆるしてー!
Side out~~~
ミカエルSide~~~
ガブリエルから、シオンが聖剣アロンダイトに選ばれたという連絡が届いた。
ああ、この事が広まってしまったら、またあの子が狙われるようなことに……… こうなってしまった以上、早急に自力で敵から逃げられる程度にはあの子を鍛えなくてはいけません! その為には………そうですね、彼に頼んでみましょう。
~~~
「っと言うわけでよろしくお願いしますよ、ケイ」
「何がどういうわけなのかさっぱりなのですが、いいんですか? いくらエスターさんの息子とは言っても、まだ6歳なんでしょう? 鍛えるのが悪いとは言いませんが、いきなり打ち合いから始めるのは危険ではないですか?」
「私も本来であれば、あの子にそんな無茶をさせたくはありません。しかし、早急に鍛えなければあの子の命が危ないのです。(―――それに、何故かあの子なら大丈夫な気もしますし………)」
「分かりました。その子が狙われる理由が気にはなりますが、俺がエスターさんに教えられたこと、俺にできる範囲でその子に教えましょう!」
「そうですかっ! 貴方なら引き受けてくれると思っていました。では早速、護衛も含めているので今からお願いしますね?」
ふぅ、熾天使ガブリエルとエスターの弟子であるケイが傍にいるとなれば、他の勢力も迂闊にシオンに手は出せないでしょう。まだまだ不安ではありますが、これでひとまずは安心です。
「はい、分かりまし………って、は? 今から!? それはいくらなんでも急すぎやしませんかね!? 俺にだって準備する時間は必要なんですが!?」
―――ケイが何か騒いでいますが、まあいいでしょう。シオンの安全に比べれば些細なことです。
Side out~~~
次の日、ミカエルさんがケイさんっていうお兄さんを連れてきた。ちょっと、ほんとにちょっとだけお兄さんの顔が恐くかったから、またあんまり話を聞けなかった。だ、大丈夫かな? お兄さん、おこったりしないかな?
なんて考えてたらいつのまにか変な光る剣を渡されていた。それとケイさんも同じ剣をもってこっちを向いていた。
―――あっ! もしかしてチャンバラごっこ? 遊んでくれるなんていい人なのかなぁ、恐いだなんて思って悪かったかな? よ~し、まけないぞ~!
~~~30分後
しばらく、ケイ兄(まちがえてそう呼んだら気に入ったみたい)と遊んでいたら僕の方の剣がこわれちゃった。ケイ兄がこわい顔で今日はここまでにしよう、と言った。
怒っちゃったのかと思ってすぐに、「おもちゃをこわしてごめんなさい」ってあやまった。
そしたらびっくりした顔で、「お前が悪いんじゃない、明日からはもっと丈夫な剣を持ってくるから気にするな」と言ってくれた。
自分の物をこわされたのにおこらないなんて、ケイ兄はすごくやさしいなぁ………
Side out~~~
シオンの護衛と訓練を任された日の夜、ミカエル様に呼び出され様子を聞かれた。
「ケイ、シオンはどうでしたか?」
「まず、身体能力が異様に高かったです。はじめから俺の動きについてこれていましたし、恐らく既に上級悪魔と戦えるほどの身体能力があると思います。剣筋も最初こそ年相応のものでしたが、俺の動きを吸収したのか、すぐに上達しました。最後に剣が力に耐えられずに砕けなければ、俺は負けていたと思います」
そう、完全に負けていたのだ。打ち合っていたとき、シオンからは無意識に手加減している感じがしたのだから。 その才能は人間の限界をゆうに超えてしまっている。正直、そんなシオンの事が恐ろしかった。だけど、アイツが泣きそうになりながら謝っている姿を見てそんな思いは吹き飛んでしまった。そして決意も固まった。
「実力的には今のままでも大丈夫だと思います。ですが、あいつ、シオンはまだまだ子供です。それに自分の力の事を分かっていません。そのせいでこれから色々な悪意に晒されるでしょう。俺はそんな全てから陰ながらシオンを守ってやりたいと思います」
「―――そうですか、貴方がシオンを拒絶する心配もしていたのですが、要らぬ心配だったようですね。私も最善は尽くしますが、お願いしますね」
「もちろんです!」
なんだかケイさんが主人公みたいになってる気がしますねw
でもこの先再登場するかは微妙です。
書いてる途中で何がしたいのか自分で分からなくなりました(^-^;
ヒロインとタイトルの募集はまだまだしてますので、よろしくお願いします。