鳴上悠と艦隊これくしょん   作:岳海

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本編が相変わらずドロドロしているので、ほのぼの?な外伝の続きを。


外伝・なるかみの湯 後編

 

 

 

 

 

 

 

 

 イチハチマルマル、夕陽の茜が鎮守府の建物の目の前にある港を染め上げているその時刻。重苦しい空気の中それぞれキスクルとオリョクルから帰還した『自称特別捜査隊』隊の男たちがそれぞれ集まっていた。そのうちの4人の内二人は困ったように腰を手に当てていたり、腕を組んでいたりしていた。

 そしてやけに服や艤装がボロボロの少年は顔を俯かせながら握りこぶしをわなわなと震わせ、残る一人…顔を俯かせている少年と同じように、やけにボロボロで奇妙なクマのような着ぐるみを着た者が、両腕を後ろに組みながらさもありなんという表情を浮かべていた。

 

「ナカチャンダヨー!!ナカチャンダヨー!!ナカチャンダヨー!!ナカチャンダヨー!!」×20

 

 そしてその周りを取り囲むように、先日鎮守府の資源を枯渇させた張本人たちが残した手土産…もとい二十人もの川内型三番艦『那珂』が、漂う空気にそぐわない明るい声を港に響かせていた。

 はっきり言って重苦しい空気の中、何人もの同じ顔した者達に囲まれてナカチャンダヨー!!とか言われているこの状況は尋常ではないを通り越して、もはやカオスそのものでしかない

 

 

 

「…で、折角何時間もかけて集めた『弾薬』も『燃料』もパーになっちまったという訳か…」

 

 そのうちの一人のガラの悪そうな金髪の少年――巽完二が、力のない声で切り出す。若干の呆れもブレンドしてはいるが…。

 

「センセー、どうか許してやってクマ。ヨースケのドジでクマ達の努力がシトロンの泡になってしまったけれど、どーかこのクマに免じてヨースケを許して…」

 

 ブチンッ!!

 

 何かが切れる音が、はっきりその場に響くと…!

 

「何俺の所為にしてんだよ!?全部オ・マ・エ・の所為だっつーの!」

 

 着ぐるみの台詞が言い終わらないうちに、今まで顔を俯かせていた少年――花村陽介が、アスラおうの如き表情浮かべながら、怒りの声をあげる。

 

 

「ムギャー!?」

 

 

 

 何とも言えないような表情で立っている2人を横目に、したり顔で語っているクマの顔?部分に、恨みのという名の『アドバイス』つけて雨の日に繰り出した『霧雨昇天撃』の如くに、見事なドロップキックを空気の読めない張本人に繰り出してやる。『ゴブシャアッ!!』と『ブレイブ・ザッパー』ではなかなか出せない音を立てながら、クマの体がひっくり返って床を転がっていき激突する!

 

「ナカチャンダヨー!!ナカチャンダヨー!!ナカチャンダヨー!!ナカチャンダヨー!!」×20

 

 まるで天罰のように下された今の一撃を、同じ顔をした20人の那珂ちゃんがまるで称賛のように言葉を投げつける。もっとも、今欲しいのはそんな称賛ではなくこの胸にたまった怒りを晴らす代わりの何か、もしくはこの重大な失態を犯してたあげく、まるで自分の所為に押し付けた事への『落とし前』だった。勿論普段の些細なミスであればこんなにも起こる事はなかったであろう。しかし今回は流石に見逃そうにも見逃せない。それ程の事を、目の前で白目を剥きながら泡を吐いている着ぐるみはしでかしたのだ。

 

「大体なんであそこで『カムカムミラクル』使ったんだよ!?『メディアラハン』でよかっただろ!?どうしてしなくてもいいようないらねぇ博奕をするんだよ!?」

「ク…クマには時として…やらねばやらぬことがあったんですバイ」

「時と状況を考えろっつーの!!お陰で折角手に入れた『燃料』と『弾薬』をあの海域に落っことしちまったじゃねーか!!今頃他の鎮守府にいる他の潜水艦の方々が嬉々として落っことしたドラム缶を持って帰っているわ!」

 

 口から火を吐きそうな勢いで、怒りを顕にする陽介。

 今日、鎮守府の資源枯渇のための回復措置として、陽介とクマコンビがオリョール海を担当し、『燃料』も『弾薬』を潜水艦娘がやるより効率的に集めていたところ、『オリョール海』に生息する深海凄艦に遭遇して戦い、傷ついて回復しようか撤退しようか迷っていたところ、件の着ぐるみ―クマが何を迷ったか先程の発言にあった『カムカムミラクル』を使い、やらなくてもいい賭けをしだしたのだ。

 『カムカムミラクル』はまさに一か八かの大博奕スキル。味方にとっても敵にとっても、利益か不利益か?投げられた賽は目が出るまでわからない…しかし特捜隊でもダントツの運の悪さを誇る陽介がいたことがその結果に繋がったのかどうかわからないが、ともかく結果は味方全員が仲良くDOWN。一か罰の賭けは罰に傾いた。そして隙だらけのその状況を深海凄艦が見逃すわけもなく、『総攻撃チャンスだ!!』と言わんばかりに転がった二人をフルボッコ。危うく『轟沈』になりかけながらも、何とか体勢を立て直した陽介が転がっているクマを抱えて命辛々鎮守府まで避難したというわけだ。

 …まさに汗水たらして、4000ぐらいの数を貯めた、『燃料』と『弾薬』と引き換えに…。

 

「あの数を貯めるのに、何時間かけたと思っているんだよ!?おめーの行動の所為で俺の一日がパーだよ!!」

「陽介…その年で賭博に手を染めてしまったのか…!?」

「見損なったぜ先輩!未成年がそんなもんに手を出しちゃあいけねえだろうが!」

「いやお前らも話聞けよ!したの俺じゃないからね?つーか話の論点おかしくね!?」

 

 明らかに食いつくところが間違っている二人に対して、やけに慣れた手つきで突っ込みを入れる陽介。

 

「というかそもそも、お前もお前だよ!なんでクマ公の『カムカムミラクル』残したまんまなんだよ!?なんで消さなかったんだよ!?」

「え、だって他の人が専用のスキルあるのに、クマだけなかったから可哀そうじゃないか」

「流石センセイだクマ…『寛容さ』がどこぞのヨースケとは訳が違うクマ…」

「オメーはだあぁってろ!!」

 

 再び起き上がろうとするクマを、青筋立てながらドンと押し倒す陽介。倒れた拍子に再び頭を打ち付けて気絶するクマ。その様子を怒り過ぎたのか、肩で呼吸しながら冷めない怒りで見下ろす陽介。男2人が黙って見つめるその背中を、相変わらず五月蠅いくらいの自己アピールで埋め尽くす那珂の声がバックコーラスのように響く。

 

「ナカチャンダヨー!!ナカチャンダヨー!!ナカチャンダヨー!!ナカチャンダヨー!!」×20

 

「つーかさっきからこの20体の那珂ちゃんがマジでうるせーよ!!まだ『解体』してなかったのかよ相棒!」

「陽介!『仲間』を簡単に『解体』するとかそんなこと言うな!!」

「お前のその裏表のない反論をされると、本当に返答に困るんですけど!?」

「ナカチャンダヨー!!ナカチャンダヨー!!ナカチャンダヨー!!ナカチャンダヨー!!」×20

「だからうるっせぇって!!ファン辞めます!!元からファンじゃないけど!!大体アイドルなら『りせちー』で間に合っているんだよ!!」

「いや、りせの奴も悠先輩に気があるから…」

「ほじくり返すな!ますます惨めになるだろうが!」

「ナカチャンダヨー!!ナカチャンダヨー!!ナカチャンダヨー!!ナカチャンダヨー!!」×20

 

 陽介大活躍。

 最早任務への失敗と、完二の止めの一言、そしてNAK20による『ナカチャンダヨー!!』の大合唱で最早陽介の喉と胃が、イゴらんばかりの勢いで加速していく。言い争う陽介と完二(というより陽介が一方的に切れているだけなのだが)に我らのリーダー鳴上悠はただただ困った顔でそれらを見つめるばかり。

 …だがまあそんなこんなで今日も鎮守府は平和である。

 

 

「どこかだよ!?」

「陽介、誰に突っ込んでいるんだ?」

 

 

「…おかえりなさい提督」

 

 鎮守府の建物から凛とした声が響き、男たちの目線がそこに集中させる。コツコツと足音を立てて一人の少女が、三人と気絶している一匹の元へとやってくる。当然、鳴上悠の鎮守府に在籍している『艦娘』の一人である。その確認するや否や、鳴上が軽く手をあげて出迎えにやってきた今日の秘書官に挨拶する。

 

「今帰ったよ『不知火』留守番ご苦労だった…」

「よぉー、『ぬいぬい』出迎えご苦労さ…」

 

 軽い調子で『ぬいぬい』と呼ぶ陽介をキッと睨みつけると、陽介がびくりとなって僅かにのけぞる。駆逐艦に分相応なその射殺すような視線は定評があり、その様子を見た陽介の初対面での印象は、『おまえのような駆逐艦がいるか』である。

 陽炎型二番艦にして、この鎮守府の提督を守る特殊部隊『護衛艦』のメンバーの一人である駆逐艦『不知火』。十代半以下の容姿に、桃色の髪を水色のリボンで短いポニーテルにまとめ、年齢にそぐわぬ鋭い視線と佇まいを纏わせている。この鎮守府の最古参である故か実力も相当なものであり、鳴上提督と二人で難関で知られる沖ノ島に初挑戦して深海凄艦を全て刈りつくしただの、フラグシップの首の骨を素手でへし折っただの、鳴上提督から賜った『果心居士』で相対した『空母水鬼』の艦載機を全て叩き落しただの(元の持ち主である陽介は「俺より上手く扱っているんじゃねえか」と零しながら艦載機を『マハガルダイン』で叩き落していた)、武勇デンデンデデンには事欠かない。というか、所属している『護衛艦』メンバーが最近入った新入り二人除いて、皆似たような実力者の持ち主であったりするのだが…。

 それもこれも鳴上提督が、この鎮守府の『艦娘』を連れて『禍津稲羽市』のぐれぇとキング狩りに誘ったせいで皆のレベルが最早カンストにまで及んでおり、『ホムンクルス』を大量に与えればもうこいつらだけで『刈り取るもの』倒せるんじゃねえかという始末である。おかげさまで練習艦『香取』が『居酒屋鳳翔』において自らの存在意義に悩んでヤケ酒煽る姿が、度々目撃されている。

 

 

 と、気絶していたクマの着ぐるみが突然『スポンッ!』と軽快な音を立ててジッパーが外れ、その中から…。

 

「ハァーイ。この鎮守府と君を守る騎士(ナイト)が只今、ご帰還したよヌイちゃーん。クマの為に出迎えありがとう」

「復活はえぇなおい!」

 

 ビックリしている完二の横で、脱ぎ捨てた着ぐるみを足元にクマの中身の『熊田』が、左腕を左斜め上に掲げて右手を胸に当てて瞳を閉じてやけにキラキラしながら、見た目的にも台詞的にもキザッたらしい印象を与える。

 

「今日はセンセイとこのボクが、この鎮守府の為に貴重な一日を潰して頑張ったんだけれどボクの相方の陽介がちょっとミスをしてしまってね…」

「おい!だからそれはお前だろ!!」

「けれど許してやってほしい。どうかこの僕に免じて…」

「今日は提督自らが資源の回収にわざわざお疲れさまでした。どうぞ、お荷物をお持ちします…」

「聞いてヌイちゃん!クマのぶゆーでんを……!?」

 

 陽介の突っ込みを流してアピールしたのに、当の本人は鳴上の今日の一日を労わろうとクマをスルー。それでもしつこく話しかけてくるクマに対して、全く無駄のないスピードで2丁の10cm高角砲+高射装置を容赦なくぶっ放して………!

 

 

「落ち着け」

 

 

 が、発射された二つの砲弾を、鳴上と呼び出した『ヨシツネ』のそれぞれの得物でチュインッ!!という鋭い金属音を立てて両断。4つに分かれた砲弾が夕陽で染められた海の中に消えていき数秒後、海飛沫と轟音が上がる!

 

「ッ…!!!」

「嘘ぉぉ!?」

「マジすか!?」

「危ないだろ『ぬいぬい』。クマが怪我したらどうするんだ?」

「ナカチャンダヨー!!ナカチャンダヨー!!ナカチャンダヨー!!ナカチャンダヨー!!」×20

 

 クマに対して砲撃を行った不知火を諫めながら、抜いた『十握剣』を収めて『ヨシツネ』を戻す鳴上。どさくさに『ぬいぬい』呼ばわりされ、発射した当の本人である不知火は驚愕のあまり話の内容が頭に入っているのか怪しいくらいに、目を見開いたまま唖然とし、完二と陽介も不知火と同じように開いた口が塞がらないといった始末。熊田は腰を抜かしてへなへなと情けない姿で座り込み、ついでに20人の那珂ちゃんは平常運転というか、相変わらず空気を読まない。

 

「次からは撃つ相手を間違えるなよ?君達『艦娘』の力は強大過ぎるんだから…『力』は、ちゃんと正しく使わないと…な?わかったか?」

 

 唖然とする不知火の頭の上に、キラキラしながらの番長スマイルを浮かべながら優しく手を乗せる鳴上。その姿は、数秒前の光景を知らない赤の他人が見ればただただ微笑ましい光景だったろう…。

 

「…先輩って、ここ来てから段々化け物じみて来ていると思うの俺だけっすか?」

「安心しろ、俺も同じことを思っているから…」

「くわばらくわばら…クマ」

「ナカチャンダヨー!!ナカチャンダヨー!!ナカチャンダヨー!!ナカチャンダヨー!!」×20

 

 数秒前の光景を知る三人の心は、一つだった…。約20名を除いて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…通信音量OK?チェック、1・2…お姉さま、私です霧島です。提督が只今ご帰還しました」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「OH!キリシマ!その報告待ってイマシター!!」

 

 女人禁制の筈の『なるかみの湯』の浴場内にて、やけに英語交じりの一人の艦娘が、豊満なその肢体をバスタオル一枚で包み、トランシーバー片手に『妹』からの報告に満足気に返答をする。

 

「後はこの『なるかみの湯』で提督を待ち、入ってきたところをバーニング・ラァァァヴなこのBODYで悩殺して、既成事実をMAKEしてやりマース!」

『完璧な作戦ですお姉さま!ただくれぐれも『護衛艦』達にはお気を付けください。あいつ等が私達の事をなにやら嗅ぎまわっている様子でしたから』

「心配はNOTHINGネー!あんなコバンザメ共に私タチが負けるはずありまセーン!キリシマは私のWINをBELIEVEしてまっているネー!!」

 

 自信満々にそう言い残して、トランシーバーの通話を切る。後には湯気で作られた靄に包まれた静かな空間と、艦娘一人が残された。

 彼女は高速戦艦金剛型一番艦『金剛』。艦娘の中でも『提督LOVE勢筆頭』として名高く、そしてこの鎮守府でも当然鳴上提督の将来の嫁の座を狙っている。その為に日々、あらゆる方法で鳴上提督に熱烈なアプローチを行っているものの、当の本人は金剛をこの鎮守府に在籍する『仲間』としてしか見ていないという朴念仁っぷりを発揮しており、そうでなくても『大淀』や『不知火』を始めとする『護衛艦』に日々邪魔されて、その怒りを指をくわえて…ではなく愛用のイギリス製のハンカチを噛みながら耐えるといった屈辱の日々に耐えていた。そうでなくても、彼の地元にはライバルが8人も(千枝、雪子、りせ、直斗、海老原、松永、マリー、あいか)いるとは自称提督の相棒の、妹分の二番艦『比叡』に似た頭をした男からの情報である。しかも話によると、最近会ったばかりの京都弁を話す可愛らしい子とも知り合いになったらしい…下手をすればこれで9人である。そうでなくてもここでも提督を狙う『艦娘』は多い…このままでは将来提督と築く理想の幸せな家庭像が段々遠のいていくのがはっきりと実感する。このまま『ケッコンカッコガチ』できず妹分の比叡や、駆逐艦のブッキーこと『吹雪』と、百合の人生を送る…そんな人生は真っ平御免だ、何とかせねば…そんな時にこの『なるかみの湯』の話が舞い込んできた。

 金剛は直感した。これは一世一代の大チャンス!神が私に与えた好機!もはやなりふり構ってはいられない…こうなったら危ない橋を渡ろうとも、多少強引な手を使おうともこのチャンスにかけるしかない!

 全ては…提督との理想の家庭の為にも!!

 

「待っててクダサーイ!今度こそ貴方のHEARTを私ガCATCHして見せマース!!目をそらしちゃNO!ナンダカラネ!!」

 

 気合いを入れる意味合いで、高らかに宣言して握りこぶしを高く挙げて………。

 

 

 

 

バシャアアアアアン!!!

 

 

「WHAT!?」

 突然の音に驚きを隠せない金剛。その決意に水を差すように湯船から、床から、天井から次々と姿を現すのは…!

 

 

 

「勝利が、私を呼んでいるわ!!」

「夜は私たちの世界よ。仕留めるわ!」

「私の心も、提督に……!!!」

「提督と夜戦するのは私よ!!」

「金剛姉さんでも提督は渡せんけえの!」

「て、提督になら私の格納庫に…!」

「提督と一緒に、新しい日付を…うふふ!!」

「ぱんぱかぱーん!」

「よ、洋上補給(意味深)なら私だって…!!」

 

 

「なんでお前らまでいるデース!!??」

 

 何処からか現れた足柄、伊168、扶桑、川内、浦風、天城、千歳、愛宕、速吸を相手に全力全開のシャウトを金剛は発した。

 

 金剛の明日はどっちだ!?




速吸「あ、この浴場にいる人達を『流星』でぶっ飛ばしちゃえば…」(ハイライトオフ)
浴場の艦娘「ヲイ!!!」

速吸可愛い、比叡可愛い。


長くなりそうなので、最終章に続く!
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