惑星機構 MECHANIZERD   作:アルファるふぁ/保利滝良

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 緊 急 事 態 発 生

この作品と、私が書いてる別の作品であるDOUBLEviolenceが、ほぼ一緒
どーしよ





8話

 

それは一閃だった

たったの一瞬、メカニザードは切断された それは果たして赤か青か黄色なのか 今となってはわからない

何せここは大乱戦のただ中、自分と同じ色以外の奴を殺害しなければいけない なのに、さの余裕もない

三百六十度どこから敵の一撃が飛んでくるかわからないのに、三百六十度ほぼ敵しかいないのに、どうやって全体の三分の一ほどしかいない味方を見分けろと言うのか

だがただ一人は違った

ホープディストラクターは違った

味方はいない

敢えて言えば敵もいない

彼は、ただこの場の全てに喧嘩を売るためにここに来た 全てにだ 例外はない

敵を倒してグロッキーになった一機を撃ち殺すこともあれば、まだあまり戦っていないので元気な一機を斬り殺すこともあった

「ウォラァッ!」

ディストラクターの右手がしなる 黒いメカニザードの右腕もしなる

そして降り下ろす

人間で言えば正中線あたりに沿って、見事に哀れな被害者は真っ二つ 出来損ないの人体模型のようになってから、機体と運命を共にした

「死ねやあああああ!!」

別の一機が、黒いメカニザードに銃を向けた あれはなんとか判別できる 青だ

その手には、いつぞやの弾道を曲げられる奇妙な銃

引き金を引く

「種明かしされた手品のなァ・・・」

ホープディストラクターは、近くの残骸に手を伸ばした

それを、投げる

「面白さはクソ以下なんだよッ!!」

弾が曲がる前に、投げられたメカニザードで勢いを殺される

そして、別の残骸からもぎ取ったを槍を、投擲する

銃の弾と同じくらい速く、その投げ槍は飛んでいく 青の機体の上半身に刺さった槍

後ろへ、倒れる、メカニザード

「ヒィイイイイイハアアアアァッッ!!!」

剣を握り直し、ホープディストラクターは叫ぶ 吠える 嘲う

一陣の竜巻が如く、勢い良く剣を振り回す

おおよそ十数機が一瞬にして切り刻まれた

スクラップの上半身は大地へ落ち、下半身は支えを失ったかのように倒れた

「オオオオオ!」

メカニザードがまた一機、ホープディストラクターに飛びかかる その手には短剣が握られていた

剣の腹でその短剣を受け止める黒いメカニザード

「かかったな阿呆が!」

ホープディストラクターの機体の後ろから、もう一機短剣を持ったのと同じ色の機体が突撃してくる

その手のハンマーで、メカニザードを叩き壊そうとしているのだ

が、ディストラクターは短剣ごとメカニザードを横に斬った そして振り向く勢いのまま、剣を振る

「惜しかったぜ!」

上と下に別れたハンマー持ちの隙間から、同じような状態のパイロットが見えた

「次はァ・・・どォいつだッ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「セフィリア様、奴です」

少々派手な装飾を施されたメカニザードが二機いた 外観はふざけているが、戦闘開始一時間で全く機体に損傷が無いところを見るに、かなりの手練れだろう

「あれが、ホープディストラクターか・・・なるほど、相当な猛者のようだ」

そしてその二機の後ろに、一機の細身の機体がいた

その機体はやや汚れていた 

なぜならば、この戦闘で倒した敵の返り血が大量に付着したからだ それも、メカニザードの中身のパイロットのものだ

通常ここまでの返り血を一つの戦場で受けるのは、数十機の敵を撃破しなければならない

「さぁ、実力を見せてもらうぞ」

ならばこの女パイロットは、とてつもない実力者であろう

三機のメカニザードが、黒い一機へ突貫していった

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