お話はほとんど進展してないですが、この小説はグダってもお二人をイチャイチャさせることが最優先なので…!
そろそろ主人公の設定に、変態という文字を付け加えたほうがいいのかもしれない(真顔
あの後
サカキさんに相談したら、神機のことはリッカさんに任せるから大丈夫だと言われた
どうやら彼女は昔から極東での秘密事に関わっており、こういうことに慣れているらしい
「つまり、ひとまずは安心ってわけだ」
それからラウンジに戻り待機していたメンバーに情報を伝えて、俺とアリナはエリナの部屋までやってきて3人で会話をしていた
「うーん。でもほんとに不思議だね。神機までこっちにあるなんてさ」
ベッドに腰掛けたエリナが腕を組んで首を傾げる
「確かにな~。俺みたいな頭脳凡人にはさっぱりわけがわからん」
そういやエリナは座学の成績はかなり良かったはずだが、彼女にとっても今回の件は謎が多いようだ
とりあえず隣に腰掛けながら、考えこんで眉を顰めている顔を堪能させてもらう
「…………」
「…っ…///せ、先輩も私ばっかり見てないで、少しは原因とか考えなよ。アリナのために」
「おっとすまん」
じっーっと見ていたら流石に気づかれて、頬を染めた彼女に肩を優しく叩かれた
「大丈夫だよお姉ちゃん!お兄ちゃん!きっとサカキさんとか研究者の人とかがなんとかしてくれるよ!」
エリナの正面から笑顔でそう言うアリナを見て、俺もその言葉に便乗する
「そうだぞエリナ。考えるのは専門家に任せて、俺達はもっと別の方向でアリナの力になろうぜ」
「…それもそうだね…じゃーほら、アリナもこっち座りなよ」
エリナがポンポンと自分の隣を叩くが、彼女は何を思ったのかニンマリと笑う
…コイツ、何をたくらんでやがるんだ?
「えぇ~。私今エリナお姉ちゃんが座ってる場所に座りたいな~」
「…?どういうこと?」
なんだ?
人肌で温まった場所がいいってことか?そんなワガマm…まてよ?
エリナが座って温まったところ…おぉ!?たしかにこれは場所を譲ってもらう価値が…
って、何をバカなことを考えているんだ俺は…また変態呼ばわりされるぞ
だが、ぶんぶんと頭を振ってアホな思考を振り払った俺にとどいたアリナの言葉は、想像の斜め上をいく内容だった
「お姉ちゃんの席はお兄ちゃんの膝の上!だから、私がそこに座りまーす!」
「は!?」
エリナの手を掴んだアリナの瞳がキラキラしはじめる
…もしかして彼女、向こうの世界でもこういう風に俺達をからかっていたんじゃ…
「…えっと…あの…せ、先輩…いい?」
頬を薄く染めたエリナがチラチラと俺に視線を送った
って、あなたも乗り気ですか!?
「あ…も、もちろん!異論あるはずないだろ?」
まぁ、別にそれはそれで魅力的な提案ではあるのだが…
「やった♪」
「っ!」
ぴょんと飛び上がったエリナが、なんのためらいもなく俺の膝上に腰を下ろした
女の子の柔らかい体の感触から温かい体温が伝わってきて、心臓が高鳴りはじめる
「じゃー私はここに…あ。あったかーい!ね?お兄ちゃん♪」
となりからニヤニヤと俺の顔を覗き込みながら、こちらの反応を伺うアリナは明らかに楽しんでいた
「そりゃー…触れ合ってるし温かいに決まってんだろ」
なんとか声が震えないよう返事することには成功したが、彼女の髪が鼻を擽るたびにいい匂いがしてくるし…
ぐっ…!これは想像以上の生殺し状態…!
「あはは!お兄ちゃんもお姉ちゃんも顔真っ赤!」
「…///」
クスクスと笑うアリナに、エリナは黙って俯き耳まで真っ赤にしているのが分かった
…きっと嬉しそうな表情も浮かべているに違いない
もちろん恥ずかしいことには変わりないのだが、俺達はもっと恥ずかしいこともしてきたわけで…
よくよく考えたら人目があるとはいえ、それは姉妹や義理兄妹みたいな関係のアリナだけだし今更照れることでもないよな
「エリナ。お前いい匂いするな」
「っ!?…なっ!…ちょ、先輩!?やめ…///」
調子に乗ってエリナの髪に顔をうずめながら、先ほどまで口に出すのを躊躇っていた言葉を紡ぐと彼女はびっくりして体を動かし始めた
「おいおい。逃げるなよ」
「や、やめっ…あぅ…っ!」
腕を腰に回し逃げられないように抱きしめ更に体を密着させて…
ペロッ…
「ひゃぅう!?」
首筋を軽く舐めてやった
そのまま耳元に口を近づけて囁くように…
「カワイイぞ…このまま捕食してやりたいぐらいだ」
「っ…///」
俺の言葉にビクリと体を震わせると、エリナはキュっと手を握ってきた
「い、今はダメだよ…アリナが見てるし…」
おっと…
どうやらマジに捉えられてしまったようだ
「ははっ…冗談だって。なぁアリナ…アリナ?」
先ほどからニヤケ顔でからかってきていた彼女のことだ
この状況でも笑いを堪えているに違いない
…と思っていたのだが…
「///」
アリナは顔を真っ赤にして口を手で抑え、目をパチクリさせていた
…あれ?
「ご、ごごごごめんお兄ちゃん!お姉ちゃん!…そこまで考えてたなんて…わ、私邪魔だよね!…でも、この部屋から出たら騒ぎになっちゃうかもしれないし…ほ、ほんとにごめんね!」
あたふたと視線を逸したり立ち上がったり座ったりをして慌てる彼女の様子は完全に予想外だった
てゆうか、なんでそこは本気にするんだよ!?
「あ…いやこれは…」
本当に冗談だったんだよとは言いにくい雰囲気になってしまったが、言わずに時間が流れるのはもっと気まずくなってしまうわけで
「ほんとに冗談…だったんだけど…」
あははと乾いた笑い声をあげながらそう言うしかなかった
「「…え」」
膝の上から振り返るエリナと、横から顔を覗きこむアリナの視線が突き刺さる
「な、なんだ…冗談だったんだ…」
「…まぁ、先輩のことだし、どうせそんなことだろうとは思ったけどさ」
そうだ…
エリナの態度が人前でもかなり素直になってきていたこともつい忘れてしまっていた
この調子だと、公共の場でうかつに『キスしよう』なんて言ってしまっても、本気にされそうである
「あー…えっと…」
そもそも俺達に出来る方法でアリナの力になってやろうという話をするはずだったのに、どうしてこんなことになっているんだ!?
膝上に座るエリナの腰にはまだ腕を回したままだったし、手も握られたままだ
…冷静になるとかなり意識してしまう
太ももの柔らかさや女の子らしい華奢な体つき…さらに手のスベスベ感が伝わってきて…やば
お、抑えろ!
こんな場面と状況で俺の神機を捕食形態に変化させるわけにはいかないぞ…!
「…先輩…なんか…お尻に…」
「気のせいだ!」
鋼の意思で煩悩を振り払い、話題をなんとか引き戻す
自然を装い腕を解いたり手を離そうと試みてはいたのだが、これまたさりげなく手を握る強さや脇で腕を挟んでくる彼女の行動に阻止されていた
だからと言って、直接『離れてくれ』なんて言うことはもちろん出来ない
俺だってエリナのことは好きなのだから
ギュッ…
試しに逆に抱き寄せてみたら、彼女は全く抵抗せずに密着してきた
可愛すぎるんですけど!?
お前はそんなに俺をアラガミ化させたいのか!?
「…あ、あの…私ってこれからどこで過ごせばいいのかな?」
そんな俺達の様子を遠慮がちに見ていたアリナが、おずおずと手を挙げる
「え?エリナの部屋でいいんじゃないか?」
とりあえず彼女との無言の争いは中断して耳を傾けた
「けどさ…もし誰か来たら、私達二人そろって見つかっちゃうことがあるかも…」
あー…なるほど
万が一ということもあるもんな
「よし。なら俺の部屋で」
ギュゥイ!
「いだだだ!!!エリナ!爪!爪が手に食い込んでるから!」
「先輩…?アリナを部屋に連れ込んで何する気?」
「ご、誤解だって!何もしねぇよ!」
指を絡ませながら振り向いてジト目で睨んでくるエリナ
ははっ…最近ヤキモチ焼きスキルにも更に磨きがかかってるようで、俺は大変嬉しいよ…
「じゃーどうするんだ?」
「…うーん。この件もサカキ支部長に相談した方がいいかも」
「あれ?意外だな。俺はてっきり『私が先輩の部屋行きます!』って言うかと思ったんだけど」
「ば、バカッ!アリナをこの部屋で一人ぼっちにさせるわけにいかないでしょ!?」
あ
確かにそだな
エリナに用があって来た人と対応したら、一人ぼっちだとボロがでる可能性がある
呆れながらも今言われたことが嬉しかったのか、若干はにかみながらエリナが立ち上がってそのまま俺の手を引っ張った
「まぁ…そういうわけだから、ちょっと私と先輩で相談行ってくるけど…ここで待ってられる?私達以外の人来たらいないふりするのよ?」
「う、うん!ありがとお姉ちゃん!」
「よしよし!じゃー行くよ先輩!」
アリナの頭を撫でながら、エリナが俺を見上げる
ふむ…コイツ結構世話焼きというか面倒見いいのかもな
「…お前姉というよりお母さんみたいだな」
「ちょ…やめてよ!まだそんな歳じゃないよ私!」
「あ…じゃーお兄ちゃんが私のお父さんってことになるのかな?」
ニヤリとアイコンタクトを送ってきたアリナに気付いて、俺は悪い笑みで応えた
絶好のからかいポイントというわけですね分かります
「なっ…///」
「ははっ。確かに俺達の子供なら、アリナみたいな娘になるかもな」
「えっ…あっ…///」
「お?どうしたお母さん?顔真っ赤だぜ?」
「う、うるさいバカっ!」
ズルズルッ!
「あははっ!いってらっしゃい~!」
「おーう。行ってきまーす」
顔を真っ赤にしたエリナに引きずられるようにして、俺は部屋を後にするのだった
想像以上にグダった\(^o^)/
でも糖分濃度高めたから仕方ない…よね?(汗)