男主とエリナをイチャイチャさせる小説   作:リルシュ

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遭遇

「よっし!じゃー今日のミッション再確認!討伐対象はコンゴウ4体だ!」

 

目的地である【鉄塔の森】に到着

出撃する前に、コウタ隊長が任務内容についての確認をしながら私達を振り返る

 

「りょうーかいだ!コウタたいちょー!」

 

「おいおい。お前までその呼び方はやめろって…前も言ったろ?」

 

先輩が敬礼までしていたずらっぽく言うと、コウタ隊長はきまり悪そうに頭をかく

 

「いやー。今だけでも極東支部第一部隊の一員って気分でいようと思ってさ」

 

…先輩が…同じ部隊…

ホントにそうなったらすんごく嬉しいけど、無理だよね…

 

「そうか!僕は君ならいつでも歓迎するよ!」

 

「おぉー。そう言われると、ちょっと真面目に考えちまうな~…なんて」

 

「えっ?」

 

先輩の思わぬ言葉に、期待を隠せず声を上げてしまった

冗談に決まってるのになぁ…

 

「ん?なんだよエリナ。俺が一緒の部隊だったらいやか?」

 

「そ、そんなわけないよ!…そ、その…嬉しいよ…///」

 

あっ…!

わ、私何言っちゃってんの!?

 

「え…そ、そうか…なんかその…お前に直球でそんな風に言われると少し照れくさいな…」

 

先輩も心なしか染めた頬をポリポリかいて、照れ隠しをしているように見えた

…そんな仕草されたら私…期待しちゃうよ…

 

「あー…コホン!ハイハイ!今はミッション中ですよお二人さん~。ついでに通信もすでにはいってますよ~」

 

「「はぁ!?いつの間に!?」」

 

見事にハモる私と先輩の声

 

『ふふ…ふたりとも、ほんとに仲がいいんですね』

 

オペレーターを担当してくれているヒバリさんがクスクスと笑うのが聞こえて、私は今日何回目かも分からない羞恥心に晒されるのだった

 

「仲がいいことは結構だけど、任務に支障をきたすのは勘弁してくれよなぁ~」

 

「この二人なら大丈夫さ!僕が保証する!」

 

そして追撃するかのようにからかう気まんまんでセリフ棒読みのコウタ隊長と、いつもながら無駄にオーバーリアクションで何を根拠に保証しているのかわからないエミール

 

「わ、悪かったって…仕事はちゃんとするさ」

 

先輩が苦笑いを浮かべながら神機を構え直すのを見て、私も今は集中するべきところだと気持ちを切り替えて神機…オスカーを持ち直した

 

「よし…じゃー作戦を伝えるぞ。今のエリナやエミールならコンゴウ1体ぐらいタイマンでも余裕で潰せるとは思うんだが、問題はあいつらの聴力だ」

 

コウタ隊長が作戦を言い始めると、さっきまでとはまるで別人みたいに引き締まった表情の先輩が話に聞き入る

…ちょっと顔が近い…って!今は集中でしょ!

エリナ!集中するのよ!

 

「さすがに4体集まって乱戦状態になれば俺やコイツでも怪我は免れねぇだろうしな…そこでだ。幸い奴らは今バラけた地点で孤立してる…それにザイゴートやコクーンメイデンみたいなうざったい雑魚の反応もなし!全員で同時に別々のコンゴウに攻撃を仕掛けて、1対1の状況を作り各個撃破って作戦でいこうと思う」

 

「…ま、銃形態(ガンフォーム)しか使えないコウタでも、コンゴウ一体ぐらいなら余裕で倒せるだろうし、俺はその作戦に異議はないぞ」

 

先輩は一瞬で作戦を理解して…というより、始めっからこういう作戦になることを理解していたみたい

 

「バカにすんなっての!俺はこう見えてお前らよりゴッドーイーターとしてのキャリアを積んでんだぜ?さっさと片付けてお前の手伝いに行ってやるよ!」

 

先輩の胸を小突くコウタ隊長

まぁ、実際彼は旧型の遠距離式神機使いだけど、私やエミールなんかよりもずっと強いし大型種複数と1人で乱闘しても勝ち残ったことがあると聞いている

 

「あはは!わりぃわりぃ」

 

「ったく…じゃー、エミールもエリナもそれでいいか?」

 

「もちろん僕も異論なしだ」

 

「私も賛成です」

 

コンゴウの討伐なんてもう数えきれないくらいやってる

油断しなきゃ大丈夫

深呼吸して神機を握る手にグッと力を込める

…今日も頼んだよ。オスカー

 

「それじゃー…突撃~!!!」

 

鼓舞するかのようなコウタ隊長の声と共に、私達はそれぞれの場所へと散っていく

 

『コウタさん…声が大きいですよ。コンゴウに気づかれちゃいますので、お静かにお願いします』

 

「ご、ごめんなさい…」

 

ヒバリさんに叱られるコウタ隊長はなんというか、らしいのだが締まらなかった

 

 

 

 

 

『こちらコウタ!標的を発見した!待機する!』

 

『僕も見つけたぞ!闇の眷属め…せいぜい最後の晩餐を楽しんでいるといい』

 

『俺も見つけたぜー…あとはエリナか』

 

どうやら私以外の3人はみんな標的を視野に入れたみたい

…送られてきた位置情報だと確かこの辺に…あっ!

 

「エリナ!目的のアラガミをはっけ…え?」

 

『エリナ?どうした?』

 

私が途中で言葉を詰まらせたのが気になったのだろう

先輩が真っ先に心配そうな声で呼びかけてくれた

…それは嬉しいけど、私の目の前の状況はあまり良くなかった

 

「…こいつ…普通のコンゴウじゃありません…これは…っ!」

 

姿形はコンゴウそのものだが、一瞬こちらに振り返ったその顔は()()()()()

…ハガンコンゴウだ…!

 

『エリナさんの近くにいるコンゴウから異常なオラクル反応を検知!そんな…先程まで通常のコンゴウと何も変わらない反応だったのに…これは…!』

 

「ハ、ハガンコンゴウです!」

 

…情けなくも噛んでしまった

ハガンコンゴウは見た目こそ通常種のコンゴウと大差ないが、その戦闘力には大きな差があり特に雷撃を使った広範囲の攻撃は脅威…

って、データベースで読んだ気がする

コンゴウの面が割れることで独自に進化したとかいう説があるって話だったけどまさか…!?

 

『なんだって!?…くっそ…標的が移動を開始してる…!このままじゃ、合流されちまうぞ!』

 

『おのれ…正体を隠すとは卑怯な真似を!』

 

コウタ隊長が本気で焦った声をだした

…それもそうだ

私はまだハガンコンゴウと1対1でやりあった経験なんてないし、正直勝てる自信がない

けど…

 

「…私は大丈夫です。作戦を続行します…!」

 

やるしかない…ここは私が…っ!

 

『ちっ…すぐ片付けて応援に行ってやる。それまで無茶するなよエリナ!』

 

「はいっ!先輩!」

 

ありがとう…先輩の声を聞くだけで勇気がでます!

 

「…オスカー。私に力を貸して…!」

 

チャージ体勢になりながら、私は自分の神機に呼びかけ標的に狙いを定めた

 

『くそっ…作戦を開始する!総員攻撃を仕掛けろ!』

 

 

交戦…開始!

 

 

 

 




ハガンコンゴウの出生に関しては原作でも予測という形でしか明記されてないので、そこは作者の都合ということで…
あと、エリナは2ではEDの後ヴァジュラを1人で屠ったとかいう会話があったと思いますが、RBではなかった(多分)のでハガンコンゴウタイマンもしたことないだろうという設定です
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