超短いよ!
でも甘さには自信あります!
…ヘタしたら今までで糖分一番高いかもしれない(真顔)
花吹雪
「うーん。これはすごいなぁ~」
季節は春
聖域は花を咲かせている多くの木々でまさに絶景といえる景色だった
「ほんとだねー…まさか私が生きてるうちにこんな景色が見られるなんてなぁ~」
様々な種類の花吹雪が舞う中、隣に立っているエリナが俺の手を握りながら周囲を見渡し微笑む
「聖域もかなり緩やかだけど徐々に拡大していってるようだし…そうだな、遠くない未来、きっと世界中でこういう風景が見られるようになるさ」
深呼吸して綺麗な空気を胸いっぱいすいこんだ
いまだあちこちに蔓延るアラガミとの戦いの疲れを忘れさせてくれるような…
そんな心地よさが体に染み渡る
「うん…はっくちゅ!…///」
「ん?」
可愛らしいくしゃみをして照れくさそうに頬を染めながら、握っている方の手をプラプラさせてくる彼女の仕草に無意識に表情が崩れた
…ホント、何回見てもエリナの反応には飽きないよ
「どした?花粉症か?」
「…ん…そうかも…なんか目も痒いし」
鼻を擦りながら瞳を瞬かせる彼女の頬に、一筋の涙が光る
それを見た俺にちょっとしたイタズラ心が湧いてきてしまって…
「っ!?…せ、先輩!?」
「…んー。しょっぱい」
そっとエリナの頬に口づけし、涙を舐めとってやった
「ばっ…何やって…!」
「こういうの嫌いじゃないくせに」
1年経って心なしか少し大人びた顔になった彼女も、照れた時の表情は出会った時と全く変わってなくて…
それがまた愛おしくて頭を撫でる
…なにかあったらすぐ頭に手を伸ばす俺のクセも、全然変わっていなかった
「…っ~///」
ムギュっと腕ごと抱き寄せてきて、エリナが顔を隠す
…うむ…非常にカワイイのだが、ここで彼女に改めて抱きつかれた感想をひとつ
「…エリナ、お前胸成長してないててて!」
「うっさい!き、気にしてるんだから直球でそんなこと言わないでよ!」
抱きつかれて逃げ場のない状態で、脇腹をつねられてしまった
「…次、なんか変なこと言ったらその口…塞いじゃうんだから…」
「へぇ…ちょっと言いたく」
チュッ
「…は?」
何か温かいものが唇に触れた…と、頭が理解する頃には俺の頬はカッと赤く染まっていて…
「私、本気だからね。いつまでも子供だと思ってたら大間違いだよ」
いたずらっぽく微笑んで人差し指を自身の唇に押し当てるエリナの姿を見て、完全にしてやられたと思った
「…はは…まいったまいった。今回は俺の完敗だよ」
まったく…
こりゃほんとに油断できんな
「…ところでさ先輩。来年、ホントにくれるんだよね?…こんどこそ『あれ』」
手をつないで花乱れる草原を歩きながら小さな声でそう言う彼女の『あれ』がなんなのか、俺はすぐに察した
「ん。もちろん」
「…だったらさ、こういう場所の方が…なんかいいよね」
「それはもうこの場所で渡してくれって言ってるようなもんだぜ?」
「…っ!だ、だから!そう言ってるのよ!悪い!?」
至近距離の上目遣いでこちらを見上げるエリナの鼻頭を、ツンと指で突いてやる
「いやいや全然。意外とロマンチストだなエリナも…って、思っただけさ」
「…もう…意地悪」
「さっきのお返し」
「…ぷっ…なにそれ。先輩の方がよっぽど子供じゃない」
クスッとほほ笑む彼女の顔を見ていたら、確かにこれじゃ俺のほうがガキだなと納得してしまった
「私…まってるからね♪」
「あぁ、期待してくれてていいぜ」
「…うん」
再び体に顔をうずめてくる彼女の頭を優しく撫でる
そして来年この場所でエリナに言うべきプロポーズの言葉を、俺は今から真剣に考えるのだった
END
なんで二人だけでここに来てるの?
朝なの?昼なの?夕方なの?大人の時間なの?
畑は?家は?井戸は?動物たちは?
そういう細かい設定は一切ありません!←
最近花粉症マジヤバイ…
って思ってから頭にパッと浮かんだネタをサッと書いてみたので…
…ま、まぁたまにはこういう短いのも…いいよね?