男主とエリナをイチャイチャさせる小説   作:リルシュ

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11月11日ですからね!
このネタやらないと!
短いですけど…w


ポッ○ーの日

ポッ○ーゲームというものを知っているだろうか?

棒状のお菓子の端と端を二人で咥えて食べていき、どれだけ接近できるかという遊びである

勝敗をつけるのなら、先に口を離した方が負け、目線を逸らしたほうが負け、ポッ○ーを折ってしまった方が負けだの色々とルールの付けようはあるが…

どのルールでも共通してるのは両者が最後まで到達してしまえば相手側の唇にチューするハメになるという点だ

 

さて…なんでいきなりこんな説明をしているのかというと…

 

「せんぱーい!やろーよー!今日ポッ○ーの日なんだからー!」

 

と、上述したゲームをやるべく瞳をキラキラ輝かせたエリナが起床したばかりの俺に馬乗りになり、目の前でポッ○ーの箱をブンブン振りましているという構図ができていたからである

なぜ彼女が朝から俺の部屋に?

…なーんてことは、もう言わなくても分かるだろうから割愛させていただく

それにしても、コイツはこんなレアなお菓子いつの間に調達してたんだか

 

「まぁ…仕事前にちょこっとやるぐらいだったらいいけど」

 

「やった!じゃーはい!あーんしてー!」

 

ニコニコと笑顔を絶やさないエリナがなんだかんだ言いながらもとても可愛らしくて、俺は自分の頬もだらしなく緩んでいることを自覚しながら素直に口を開いてやった

 

「あーん」

 

それを確認すると満足そうに頷いて、彼女は早速一本のポッキーを咥える

お菓子を咥えているだけなのに、僅かに潤んだ瞳といたずらっぽく微笑む表情が俺の胸を高鳴らせた

…うん。今日もエリナは最高にかわいいぜ

 

「んー!」

 

そして突き出されたそれを、パクリと遠慮なく口に含ませてもらう

 

「…ふふ」

 

「…ぷっ…ははっ」

 

じーっと互いの瞳から視線をそらすことなく、俺たちは幸せそうな笑みを相手に見せつけていた

 

「モグモグっ」

 

しばらくそのまま動きはなかったが、やがてゆっくりとエリナが咀嚼を始めながらジリジリと近寄ってくる

小動物のように口を小刻みに動かす彼女が可愛くて、俺はその姿に魅入って全然動けずにいた

やがてエリナだけで半分ほど消費したお菓子により、視界いっぱいが相手の顔で埋め尽くされたところでピタリと止まる

 

先輩も動いてよ!

 

そう目線で訴えられているのを感じた

 

ふっ…いいだろう

だがなエリナ

 

「っふ!?!?」

 

俺はお前みたいに遠慮ができるタイプじゃねーんだ

残されてたお菓子のほぼすべてを一度に咥えこみ、唇が触れるか触れないかぐらいのところでサクッ!といい音をたてる

それでも僅かに残ったポッ○ーを離さず頬を真っ赤にしたままプルプルと震えるエリナの瞳に、俺の意地悪な顔が映し出された

 

さーてどうする?

もうあとほんの数ミリでチューできちゃうぜー?

 

「お願い…」

 

「ふ?」

 

小さな声と吐息に混じりポッ○ーがピクリと震えるのを感じて視線を交わせる

 

「せんぱいから…して」

 

しばらくその大きな瞳を緊張から震わせていたエリナだったが、やがて恥ずかしさが限界に達したのだろう

そっと瞼を閉じるとキュッと僅かに口に力を入れたのがポッ○ー越しに伝わってきた

 

しかしまぁこの状況でそんなお願いされちゃーな…

 

「ずりぃぜエリナ」

 

自身の頬も染まっているのを感じながら、俺はそっと彼女の肩を抱き寄せて優しく唇を重ねて残りのポッ○ーを口に含みそっと離れようとした

 

「んっ!?」

 

…あぁ、俺は離れようとしたんだ

 

「エリっ…!」

 

だがエリナがそれを許してくれなかった

離れようとしたところへすかさず唇を再度押し当て、まだ口内にあったお菓子を奪うかのごとく舌を絡ませてくる

まさかこんな反撃をもらうとは思っていなかったから、なすすべなく彼女の動きを受け入れるしかなかった

 

「ゴクンッ…!」

 

行為が終わったあともしばらくポカンとしてしまっていた俺は、目的のものを取り出したエリナがそれを飲み込んでしてやったりという笑みを浮かべているのを見てやっと我に返る

 

「い、いきなりどうしたんだエリナ?びっくりしたじゃないか」

 

積極的なキスにドキドキが収まらないまま、荒い息をつきながらそっとエリナの肩を離した

 

「…私の勝ち」

 

「へ?」

 

「最後のひとかけら…食べた方が勝ちなんでしょ?」

 

なんだそのルール!?

 

「カノンさんが…ハルオミ隊長から聞いたって…」

 

あ、あの人はまたとんでもないルールを考えて…!

 

「ふふ…やった…せんぱいに勝った♪」

 

「…よしわかった、そういうルールでオッケーなんだな?…じゃーさ、もう一回やってくれないか?」

 

キスの疲れからかトロンと瞳を蕩けさせたエリナがぐっと握り拳をつくる様が可愛くて、俺はついつい再戦を申し込んでしまった

 

「いいですよー!絶対負けないもん!」

 

「はっ!ルールさえ分かればこっちのもんだっての!」

 

彼女の持つ箱からポッ○ーを取り出し、今度は俺から咥えると挑発するように上下に動かした

 

「かかってこいエリナ!」

 

 

 

それからしばらく俺たちは時間も忘れてポッ○ーゲームに夢中になり、仕事があることをすっかり忘れてて大目玉をくらうまでふたりっきりの時間を楽しんでいたのだった

…うん。来年からは計画的に楽しもうな。エリナ

あと特別なルールは事前に教えておいてくれ!

 

 

END

 

 

 

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