目指すは超サイヤ人   作:ひつまぶし。

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 気が(お気に入りとかが)高まる……(喜びとプレッシャーが)溢れるぅ……!

 何ぞこれ。忙しいからパソコン使えなかったと思いきや上がりすぎィ!

 満足できるように頑張りたいと思います!





第五話 憧れと対決

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 拳を包み、一礼。特に構えに意味はないが威嚇の意味を込めるように構える。自分よりも実力が上の実力者と戦うのはおそらく初めてではないだろうか。緊張もしているかもしれない。

 対する相手は、“あの”孫悟空。屈伸運動をさっきまでしていた彼は少しだけ足を広げ、拳を固く握っている。ざわざわと雰囲気が変わり始めるのを感じ、それに呼応するように俺の緊張感も高まる。髪の毛も揺らいでいるのが尚更怖い。

 

 ――超サイヤ人ってモンを見せてやる。

 

 腹も膨れ、万全の状態になった孫悟空は組み手の相手をしてくれると申し出てくれた。別にもう少し後でも良かったのだが、食後の運動だと朗らかに笑いながら背中を叩きつつ暴れられる場所はないか、とも聞いてきた。

 俺専用になっているトレーニングルームVer.31に案内する。バージョン数が変なのはパワーアップする戦闘力に合わせてジッカ人が頑張った証拠である。宇宙一の硬度を誇るカッチン鋼を頑張って加工した、とジッカ人から聞いているからかなり頑丈になっているだろう。このトレーニングルームは。

 カッチン鋼……あの伝説(笑)のゼットソードをへし折った宇宙一硬い(意味深)金属だ。加工も難しいとか界王神が言っていた気がするが普通に加工しているのですが……。これは界王神を馬鹿にすればいいのかジッカ人を褒め称えればいいのか迷うところだ。

 そんなトレーニングルームにはドラゴンボールお馴染みの重力制御装置もある。無重力の宇宙で活用するのに必ず使われるそうで、宇宙では別に珍しくなく寧ろ日常品の仲間に入るほど有名なのだそうだ。前に100Gをやったが内臓が潰れそうだった。

 孫悟空も100Gを体験した事があるからわかるわかる、と笑っていたが今は苦痛にもならんだろ。

 

 むむっ!? 他の事を考えていたら孫悟空が白目を剥き始めた。風もないのに揺らぐ髪の毛は黒、金と点滅を繰り返している。白いオーラも金色が混ざり始めているのが見てわかる。

 遂に来るか、とモニタールームにいるお馴染みのジッカ人に指で指示を出す。サムズアップで返事をしてくれるのが何とも頼もしい。

 モニタリングを頼んだ連中には超サイヤ人の戦闘力がいくつなのか、攻撃力は如何程のものかを調べるように言ってある。パンチの威力を調べる為にトレーニングウェアの下には衝撃計測装置を挟んである。インナーにしか見えんが本当に大丈夫なのかと心配する。

 

 

 ――戦闘力上昇中。40000000、50000000。凄まじいスピードで上昇。

 

 

 四千万? いやいや。それよりも戦闘力の上がるスピードが早すぎる。異常ってレベル。恐ろしや。

 ジッカ人の読み上げる戦闘力に緊張しながらも超サイヤ人に変身するのを待つ。段々と点滅も早くなり、トレーニングルームの空間が軋んできた。ゴゴゴゴゴゴと擬音が聞こえてきた。多分幻聴だろう。怖い。

 

 

「ッッだあああああああああああああああッ!!」

 

 

 聞き慣れた今は懐かしい超サイヤ人の変身音。金色のオーラ、逆立った金髪、鋭い緑色の目。初期の荒々しい超サイヤ人孫悟空が変身を終えて立っていた。オーラが眩しすぎて部屋の明るさが一段上がった気がする。

 こ、これが超サイヤ人……生の超サイヤ人ッ! 対面しているだけで感じる凄まじいプレッシャー! 感じ取れる気は戦わずとも相手の心をへし折るほど圧倒的に! 吊り上がった目付きは緑色が神秘さを際立たせ、心の奥底まで見透かされていると錯覚するッ!!

 

 

「これがオレの超サイヤ人だ……フン。何だお前、楽しそうじゃねえか」

 

 

 だが! それ以上に感じるのは心が躍動する感じ! 無垢なる子のように手に入れた新しい玩具を遊びたいと思うワクワクした気持ち! つまり俺は! その圧倒的な存在にワクワクしつつ戦いたいと思っているのだ!!

 

 

「それが超サイヤ人ですか……やっべぇ。すげぇワクワクする」

「ハン。お前もやっぱりサイヤ人だな。質が悪いったらありゃあしねえ」

「ですね。だけどそれがサイヤ人がサイヤ人である理由になる事は変わりませんよ?」

「フッ……」

 

 

 クールに笑う超サイヤ人孫悟空は一拍置くと、舞空術で少しだけ浮いて見覚えのある構えを取る。

 

 

「ホラ。かかって来い。相手をしてやる」

「ええ。孫悟空さん、胸を借りますよ」

「オレの事は悟空でいい。固っ苦しい敬語もいらねえ。お前の本当の姿を見せてくれ」

「……じゃあ悟空……行くぜッ」

 

 

 記憶を探り当て、悟空の構えがベジータと初めて戦った時の構えに酷似している事に気付いた。ああいった構えは孫悟空の代名詞でもあるのだろうか。足を大きく広げ、前屈みになって右半身を前に、左手を高く。フィギュアにもこんな構えがあった事も思い出した。

 構える悟空に挑むように真正面から突っ込んだ。フェイントを入れるようにジグザグと動きながら惑わし、挨拶がわりに浴びせ蹴りを繰り出す。どちらかと言えば、パンチよりもキックが好きだ。キックよりもパンチの方が得意だがキックが好きだ。効率を考えればパンチの方がダメージを与えやすいのだがキックが好きだ。

 それなりに強くなった俺の蹴りは悟空に見切られた上に、難なく防がれる事になった。腕でガードするよりも足首を掴まれるのはメンタルダメージがある。フッと煽るように笑う悟空も煽っているようだ。

 カッチーンと頭に来た俺は掴まれた足首を支点に、体全体を捻って顎を抉るように蹴り切った。それすらも躱されて悟空にジャイアントスイングされる事になってしまったが。

 

 

「だああああありゃっ!!」

「――!!?」

 

 

 目は回る。股関節は痛む。割と有名な孫悟空のジャイアントスイングを受けられて幸せだなんて思うほど俺はマゾではない。トレーニングルームが広い事もあって、すぐに態勢を立て直す事ができた。宇宙一硬いカッチン鋼に頭をぶつけるなんて事にならずにホッとした。

 

 

「考え事をしている場合か?」

「そう見えます?」

 

 

 悟空のパンチを絡み取るように防ぐ。腕に手を交差させて威力を殺しつつ逃げられないように受け止めると、カウンターを狙う。流れるように腕を滑り、肘打ちを悟空の脇腹を穿つ。当たったが完全に入ったわけではなく、少しだけ威力を受け流されてしまったようだ。

 悟空の内に飛び込んでいたからか、俺を攻撃しようと指を組んだ。悟空の背中に手を回し、腕の力だけで後ろに回って振り下ろし攻撃を回避する。背中に回る回転を利用し、肩の上を抜けるように蹴りを放つ。見事に悟空の頬に命中した。スルリと蛇のように悟空から離れ、ついでに食らえと気弾を右手に作って投げておく。

 漫才のツッコミよりも鋭い手捌きで気弾は弾かれ、カッチン鋼の壁にぶつかって爆発を起こす。口を切ったらしい悟空は口の端から血を流しながら頭突きを出してきた。泥臭い技に反応が遅れ、モロに腹に食らってしまう。胃の中のものを吐き出さんばかりに胃液が口から漏れた。

 ぶつかってきた悟空は止まり、ぶつかられた俺は吹き飛ぶ。染み込んだサイヤ人の戦闘本能は思考が一瞬止まったとはいえ、反撃を試みるようになっていた。両手を突き出して圧縮した気弾をグミのようにバラ撒いた。牽制も含めているが意味はないだろう。普通に弾いているし。

 

 

「うらあっ!」

 

 

 何とか持ち直した絶妙なタイミングを狙ってか、悟空は大きな気功波を撃ってきた。黄色のレーザーとも言える気功波が超サイヤ人のオーラを突き破るように悟空の片手から放たれ、牽制の気弾は全て消される。

 だが悟空。ZSA、だ。かめはめ波を撃つような格好を取ると、気功波が手に当たるように位置を調整する。

 

 

「……そうだったな。お前、エネルギーを吸えるのか」

「ゲプッ。あんまり大きすぎると消化不良を起こして自滅するけどな。だがこれで」

 

 

 体に力を込め、気を解放する。僅かに金色が混じったオーラが俺の体から噴き出る。ざわり、ざわり。俺の中で何かが燻るような感触を感じ、もどかしい気持ちだけが募る。

 まるで痒い場所に手が届かないもどかしさが。超サイヤ人の気、エネルギーを吸う事で超サイヤ人覚醒の足掛かりになるはずが、何故か一向に超サイヤ人と言える変化ができないと感じてしまう。少しだけ残念に感じるが、超サイヤ人の気は隠れた俺の力をつついてくれたようだ。

 

 

「だりゃっ!」

「なんのっ!」

 

 

 少しだけ漲った力を振るうように悟空と同時に拳を突き出す。あわやクロスカウンターになるところで二人一緒に首を傾ける事で避ける事に成功していた。

 ドラゴンボール名物、高速の殴り合い。ズガガガやらズババババといった擬音が書かれるあれだ。戦闘力がインフレしている超サイヤ人孫悟空と殴り合うのは自殺行為の気もするがほぼ互角に渡り合えているのは驚いた。いや、もしかすると悟空側が手加減をしているのかもしれない。

 

 

「だだだだだだだだだだだあぁ!!」

「ドラドラドラドラドラドラァ!!」

 

 

 初めての高速肉弾戦に興奮し、ノリノリで叫びながら悟空とパンチとキックの応酬を繰り返す。時々フェイントも仕掛けるから油断はできねぇぜ肉弾戦は……!

 戦いが激化するにつれて悟空の超サイヤ人のオーラが強くなってきている気がする。色が濃くなり、纏うオーラが大きくなっているような? 戦いの興奮によって限界以上の力を引き出している? ありえる。だってサイヤ人だもの。

 しばらく殴り合っていると段々腕やら全身が痛くなる。悟空の攻撃の威力が高いからだろうか。殴られたり蹴られたり防いだ場所がジンジンと痛みが増して行く。痛みが積み重なっているらしい。

 

 

「でりゃあ!」

「ごっばっ!?」

 

 

 一瞬の隙を突かれ、肉弾戦を終わらせると言わんばかりのボディブローが炸裂した。ボゴォ、と嫌な音が人体から聞こえてきた。ボゴォと聞いてエロい事を思える俺って意外と余裕あるのな。

 ボディ、チン、ボディ、左頬右頬と連携を繋げて連撃をしてくる。(チン)を殴られたせいで脳が揺れ、意識が飛びかけるが度重なる痛みに無理矢理意識を覚醒させられる悪循環。今までこのような痛みを感じる戦いを経験していないからか心は大丈夫でも体は痛みに対する恐怖に萎縮する。だが、この戦いを経験してこそ真のサイヤ人なのだ、と心に決めると本当にサイヤ人としての自覚が芽生えたと思えるようになった。

 痛みに堪え、確固たる意識を持ち、悟空を睨む。睨んだと言ってもその顔は満面の笑みになっているからちっとも怖くない……いや、別の意味で怖いだろう。

 こっちが笑うと悟空も釣られるようにニヒルに笑う。超サイヤ人初期の状態だと自分の感情をコントロールできない副作用があるため、別人のように感じるだろう。息子の孫悟飯ですらも腰が引けていた事があったはずだから。

 

 

「はああっ!!」

 

 

 気合を入れ直すように気合を入れ、白いオーラを赤に変化させる。界王拳のような赤ではなく、もっと色の深い真紅とも言える色合いになっていた。

 力がみなぎる。ブロリーのように気が高まる、溢れると言いたい気分だ。ようやく本当の自分の力を引き出せているような、そんな気持ちになる。

 

 

「界王拳……? 何だこの妙な違和感は。超サイヤ人にも似た雰囲気だが何かが根本的に違う……?」

 

 

 先程よりも呼吸が楽になる。思考も安定する。戦いで熱くなっていた頭が段々と冷静になるように研ぎ澄まされていく感覚だ。もしやこれが超サイヤ人に変化する際に生じる感覚なのだろうか?

 訝しげに構えを変える悟空はここ一番、警戒心を強めているようだ。孫悟飯達を逃がした後でフリーザに構える時と似ているようにも思える。かなり警戒しているのだけは間違いない。

 

 

「何が起きてるかわからんが何かが変わったようだな。続きをやるぞ」

「無論」

 

 

 赤い気のオーラを圧縮して小さくすると小さく構える。構えは最小限に、心は穏やかに。さあ、悟空との戦いを続けよう。楽しくなってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 結果から言えば、俺は負けた。終わり方は拍子抜けするもので、風船から空気が抜けるが如く、高まった気が抜けた為に悟空のカウンターを受け、敗れた。

 超サイヤ人状態の荒々しい悟空の顔が間抜けに思えるほど滑稽だったのは鮮明に思い出せる。バツが悪そうに仰向けに倒れる俺を眺めていた気がする。力が抜けたのか、呆れた顔をしながら超サイヤ人を解除していたのも見えた。

 悟空……いや、もう呼び捨てにはできない。悟空様とお呼びするべきだろうか。憧れの存在を呼び捨てにする時点で失礼千万だったのだ。身の程を弁えろ、と自分に言いたい。

 

 

「大丈夫か?」

「大丈夫じゃないです……」

 

 

 多分、悟空様以上に落ち込んでいるだろう。俺と戦えるのを悟空様は楽しみにしていただろうに、こんな結末になるとは。結局、一瞬だけ超サイヤ人悟空様が警戒した形態も解らず仕舞いだし、拍子抜けだ。

 界王拳ではないか? と言われた。目視できるオーラが赤い事は確かに界王拳に見えるだろうが、あれは別物に思える。色合いも濃いし、自分が纏っているのに全能感を感じてしまうような神聖なパワーも感じた。故に、その状態でいられる事が難しいのかもしれない、とモニタリングしていたジッカ人に言われた。

 

 

「ハハッ。今回は引き分けって事にしてやる。代わりにもっと強くなってオラと戦おうぜ?」

「悟空様……」

「悟空でいい。オラ達、もう知らない仲じゃないだろ?」

 

 

 やだ悟空様マジ天使様……。漫画の絵にある天使の翼を生やした悟空様が見えるでぇ……。やっぱり天使の翼が生えるほど悟空様は高潔で清らかなのか。

 医療ポッドの一種、治癒風呂に共に入りつつ固い握手を交わす。初めてこの風呂を見た時は死神のあれかと思った。ついでに褐色肌の猫美女もセットで来るのかとも。

 治りは遅いが、痣などはすぐに消える性能だ。長老が言うには、ツフル人の嘗ての秘宝の薬を改良したものらしい。フリーザ一味の、悟空様も使っていたポッドの緑色の水の性質を変化させている湯に浸かるだけで回復するのだからボス前の回復ポイントのようだと思う。

 

 

「超サイヤ人、凄かったですね。俺もかなり鍛えたんですが勝てそうにありませんでした」

「オラがなれたんだ。おめぇもなれるさ」

「そうでしょうか」

「間違いねぇ。ベジータみたいな悪い感じはしねぇし根っこは良い奴だってオラはわかる。頑張ればできる」

 

 

 頑張れば、ね。孫悟空が言うのだから努力すれば報われるのだろう。かの超エリート(苦笑)王子でさえも孫悟空は天才と呼べる人種。才能も満ち溢れているから鍛えればそれに応えるように強くなる。戦闘力がインフレするのも頷けるわけだ。

 そんな孫悟空からそう言われると悪い気はしない。寧ろ、嬉しい。憧れの、手の届かない存在に会えて会話もできるだけで天にも登る幸せを感じているのに才能がある、と言われると心臓が止まるほどショックを受ける。というかマジ嬉しい。本当ならこの体の持ち主に言われるべきなのだろうがもう“俺”だからな。すまんね。今はこの喜びに浸らせてくれ。

 

 

「で、だ」

「はい?」

 

 

 ジーンと感動していると、悟空様より有り難きお言葉をいただく……いただ、く? 何か顔が悪戯っ子みたいに楽しそうに歪んでる気がするんだが。嫌な予感がするんだが。

 ニンマリと笑う悟空様はピッと人差し指を立てると、口を開く。まあ、大体予想できる事なんだが。

 

 

「ちょーろーから聞いた。おめぇ、不思議な技をたくさん覚えているらしいじゃねぇか」

「ええ、まあ」

 

 

 ヤードラットの連中にその他の戦闘種族連中に教わった秘技と言える不思議な技は体得しているが。

 

 

「オラに教えてくれ。代わりにおめぇを超サイヤ人になれる手助けをしてやっから」

 

 

 なん……だと……? つまり、孫悟空が修行を着けてくれるのか? 何とも嬉しいイベントだろうか。あの悟空さんが、あの孫悟空が修行を着けてくれる? ドラゴンボールファンなら感動ものだろう。

 孫悟空の修行、と聞くと息子の孫悟飯とブウの生まれ変わりのウーブを思い出す。俺の記憶にある孫悟空の弟子というと、この二人が浮かぶ。武天老師の弟子でもある孫悟空だが、やはり師匠としての孫悟空の腕は凄いと思っている。

 孫悟飯は超サイヤ人に至る事ができ、更に初の超サイヤ人2に変身できる才能を見抜いていた。やり方はどうであれ、目は確かに良い。ウーブもまた、GT編で孫悟空と互角に渡り合うほどの実力を身に付けていた。つまりは孫悟空は師としての指導力は確かである、と言えるのだ。

 孫悟飯を超サイヤ人に覚醒させた点を考えると、超サイヤ人に変身する修行の相手は孫悟空がうってつけだと言える。しかもちょっとした技を教えるだけで手伝ってくれると言うのだ、受けない選択はないだろう。

 

 

「手伝ってくれるのなら何でもしましょう。俺が学んだ技で良ければ」

 

 

 ニカッと笑う孫悟空の笑顔は太陽だった。

 嬉しい誤算、とはこの事だろう。本当であれば彼はヤードラット星に行って瞬間移動を覚えている時期だろう。それが超サイヤ人の先駆者として俺の目の前にいる。願ってもない事だ。

 それとなく超サイヤ人の壁の突破方法を教えてみるのも面白そうだ。パーフェクトセルと戦うのが孫悟空って事になるかもしれないがそれはそれでIFストーリーとして良さそうだ。孫悟空の大ファンとしてはそうなって欲しいと思っているが本人の意思も確認しないと押し付けになる。

 ……まあ、未来の事はわからないから聞かなくとも誘導するだけでもいいんだが。まずは改変未来の分岐点である孫悟空の病死の未来をトランクスではなく、ジッカ人が変える事から始めてみようか?

 

 

「しゃー! 傷も治ったし腹ごしらえしてからまた戦っか!」

「お手柔らかに。悟空さん」

 

 

 ドラゴンボール好きの俺には堪らない一日はこうして終わるのであった。孫悟空の隣で寝る事もしたが緊張しすぎで寝れんかった。

 

 

 

 

 

 

 





 眠れない夜(意味深)

 初の孫悟空との対決は主人公の負け? まさにGTラストのフュージョンが切れた絶望感。変身が解けるとは運のない奴よ。この変身が何かわかっても内緒でお願いします。本編で明かされるまで。

 この時点で超サイヤ人孫悟空より劣る戦闘力の主人公です。修行を着けてくれるので更に戦闘力は上がりますが。できたらかめはめ波教えて欲しいわー。



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