勘違いから始まる物語   作:壬生咲夜

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本日2度目の投稿です。
突発的に思いついたので凄く短いです。


英国貴族の独白

IS学園に首席で入学。

これくらいのこと、私セシリア・オルコットにとって造作もないことですわ。

他の一般生徒が学園に来るよりも少し早く、私たち海外組は女子寮に入寮。

部屋はこじんまりとしていて、ここにもう一人同室の方が住むのですね。

仕方がありません、部屋に特注のベッド(キングサイズ)だけで手を打ちましょう。

 

 

今日から学園での授業が始まります。

教室に着いてしばらくすると、噂の男が来ました。

そのことにクラスメイトがキャーキャーと騒いでいますが、所詮男なんてみんな同じ、卑屈で媚を売るしかない低俗な種族に決まってますわ

まぁ、必死に努力をする姿勢は少しだけ認めてあげましてよ。

 

 

クラス代表を決める際、私の名が挙がると思いきや例の男があげられましたわ。

そんなの納得出来ませんわ!! 1年間も男が上に立つだなんて屈辱以外ありえませんわ!!

色々と文句を並べ、時には男のことを悪く言ったのに何も言い返さない。

なんて情けない! 何か言い返してはどうですの?

 

「いや~凄いな」

 

あら、今さらになって私の凄さを実感したのk――「候補生って平然と他国をディスるんだな」――しら?

ど、どういうことですの?

 

「え、だってさっきから日本を侮辱する内容のオンパレードだっただろ。クラスの半分は日本人なのに…」

 

え? あ、ああああああああああああああああ決闘ですわ!!

 

「なんで?」

 

いいです? 貴方が負けましたら私の奴隷にしてさしあげますわ!! 光栄に思いなさい。

 

「いやいや、俺マゾじゃないし」

 

男でしたら文句を言わず従いなさい!!

 

それから織斑先生の鶴の一声で来週に試合を行う事になりましたわ。

フフ、今からあの澄ました顔を泣きッ面に変えるのが楽しみですわ♪

 

 

…………負けた。この私が?

試合は最初、私の有利に進んでいました。

ですが、途中であの男の機体が光ったかと思えば姿かたちが変わりました。

“ファーストシフト”つまりあの男は先程まで初期状態で私と戦っていましたのね…。

 

そこからは油断していたところを付かれて顎に一撃。

頭がクラクラとするなか何度も何度も殴り蹴られ、エネルギーを全損。

 

正直、悔しいという気持ちがありますが、それ以上に込み上げてくるモノがあります。

試合を思い出すたび、あの男……いいえ言峰時雨さんのことを考えただけでもそうです。

整った顔立ち、綺麗な銀髪、高い背丈、落ち着いたフインキ、殴られた感触、気を失う前に視えた冷たい眼差し。

 

もしかして、コレが恋ですの!?

セシリア・オルコット15歳にして初恋をしましての!?

 

彼のことを考えれば考えるほどお腹―特に下の方―がキュンッとなりますわ!!

こ、これは今すぐ国際電話で幼馴染のチェルシーに確認しなくてわ!!

 

 

あれからすぐにチェルシーに相談しましたが、何故か通話の途中で倒れてしまいましたわ。

疲れが溜まっていたのでしょうか? 私が居ない代わりにオルコット家を任せていますから負担が大きいのでしょう。

…今度、何か日本のお土産を送ってみましょう。どこのお店が良いのでしょうか?

 

 

ブーイングの嵐の中、時雨さんのクラス代表が決まりましたわ。

こ、これはチャンスですわ! これを機に時雨さんにお近づきを――の前に皆様に謝罪しなくては……

犯した罪すら償わければ胸を張ってオルコット家当主として、一人のクラスメイトとして名乗れませんもの。

 

時雨さん。クラス代表になったからには他クラスに負けるなんてことあってはなりませんわ。

そこで私、セシリア・オルコット自らが指導をしてあげましてよ。

 

あ、その嫌そうな顔にちょっとだけ身体がゾクっと振るえましたわ。

この気持はなんなのでしょう?

 

「そんなものはいらん!! 私は一夏から直々にどうしてもと頼まれているんだ」

「…頼んでねえし、人違いだっと言ってるのが解らないのかね~脳筋」

「何か言ったか」

「…何も言ってませんよ。全くもって学習能力の無いバk……篠ノ之さん」

「一夏っ!!!!」

 

むぅ、篠ノ之さんばかりに罵倒を……ズルイですわ。

これが嫉妬なのでしょうか?

 




というわけでマゾリア…セシリアの無自覚マゾ化のお話でした。
幼馴染のチェルシーさんは現在進行形で寝込んでます。

あと、フインキはわざとです。

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