勘違いから始まる物語   作:壬生咲夜

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今回はISの二次創作ではよくある話です。



呼び出しの話

布仏らの協力もあってなんとか雑巾200枚作り終えることができた。

達成時の喜びは半端なかったな……思わず皆でバンザイからのハイタッチをしたくらいだ。

雑巾は全て箱詰めし、朝一番の配送に出したから明後日までには教会に着くだろう。

 

お礼という形で昼休みにデザートを1品奢り、俺の財布から数枚の野口さんが羽ばたいて若干気分が滅入っている放課後。

 

いつもならこの時間帯はお断り3を撒くか、適当に付き合い沈めてから自主訓練をしているのだが、今日は呼び出しがかかったのでそこへと向かっているところだ。

 

目的の場所に着き扉をノックすると中から「どうぞ」と声がかかり部屋に入る。

部屋に入ると先程の声の主である先輩と爆睡する布仏。そして――

 

出たな、変態ストーカー。

 

が居た。

 

「ちょっと、うら若き乙女に対して変態ストーカーはないんじゃないのかしら?」

 

人のことを付け回したり、妹の下着に興奮するやつは変態ストーカーでいいだろう。

 

「ちょ、ば――「すみません言峰君。少しばかり席を外して貰ってもいいですか?」――ヒッ!? う、虚ちゃ――」

 

 

~数分後~

 

 

部屋に戻ると青い顔で震える布仏と、モザイクが掛ったモノ、赤いナニカが頬と拳に着いた状態でお淑やかに微笑みを浮かべる先輩が迎えてくれた。

 

女って恐ぇ…

 

「すみません言峰君。お見苦しい所をお見せして」

 

いえ、別に…。

それで用件はなんですか?

 

「先ずは、会長がこのような状態なので変わって礼を言わせていただきます。学園を守って頂きありがとうございます」

 

そう言って綺麗にお辞儀をする先輩と慌ててそれに習う布仏。

 

……別に守ったつもりは無いですよ。

アレが俺を狙ってきたからそれを迎撃したまでです。

 

「それでもです。そしてこのような遠回りな形で呼び出してしまいすみません。本来ならば私たちの方から向かうのが礼儀なのですが…」

 

…そうするとまた誤解が増えるし、校内放送での呼び出しも同様。

 

「……ええ、その通りです」

 

この間、連絡手段を聞いたのはコレの為か?

 

「ううん~、あれは本当に知りたかっただけだよ~」

 

…そうか。

 

「噂に関しても私どもの方で何とかしようとしているのですが……」

 

それこそ別に構いません。

それよりも一生徒を贔屓しすぎと思われては生徒を纏める者たちとしての意義を問われてしまいますよ。

 

「……ごめんなさい」

 

いえ……で、話は終わりですか?

 

「それにつきましては会長から……起きてくださいバk――会長」

「はっ!? ここはどこ私h―「もう一度逝きます?」―いらっしゃい言峰君。来てくれてお姉さんとっても嬉しいわ!!」

 

…で話は?

 

「えっとまずは学園を守ってくれて―」

「それはもう私が言いました会長」

「え、えっと遠回りな形で呼び出して――」

「それも話しましたよ~」

「う、噂のことなんだけれど…」

 

それも聞いたな。

 

「ちょ、じゃあ私は何を話せばいいのよ!!」

「……お解りになりませんか」

「会長~」

「う、あ~その。コホン、えっとこの間は急に襲いかかってごめんなさい。自分でも思考がまともじゃなかったわ」

 

妹の下着で欲情するくらいだからな

 

「ねぇ、それもうやめてくれないかしら? さっきから二人の視線か冷たくて痛いのよ。言っておくけれど私Mじゃないわよ。どちらかというとS寄り……あ、ごめんなさい。やめて、皆して白い眼で見ないで。ゴリゴリと削られてくの」

 

…帰っていい?

 

「ああ、ごめんなさい。真面目に話すから帰らないで!! えっと、お詫びと言ってはなんだけれど、貴方の訓練をみてあげるわ」

 

……あんたが?

 

「あら、知らなかったかしら? IS学園の生徒会長になる条件は学園最強であることよ♪」

 

へ~、学園最強が変態でストーカーか…

 

「もう!! ホント、いい加減にして!!」

「ごめんなさい言峰君。話が進まないので会長()遊ぶのは一度辞めてもらえませんか?」

 

わかりました先輩。今()やめときます。

 

「あ、あなたたちね…」

「会長~ドウド~ウ」

「私は馬じゃないわよ!! コホン、貴方の戦闘振りや戦術眼は大したものだわ。けれどこれから先それだけで勝ち抜けるほど甘くはない。私から見たら機動もまだまだ荒いし反応速度も悪い時ががあるわ。ただ、生徒会の方もバタバタしていて毎日は無理なんだけれど…」

 

別に構わない。経験者からの()()()()()()は参考になるからな…

 

「…凄く棘があるんだけど、そんなにあの子たちの教え方って悪いの?」

 

教え方、ね……

 

「ズッガ~ンとやって、ドカッバキッって感じだよ~」

 

「防御の時は右半身を斜め上、前方へ5度」

 

「何となくわかるでしょ~感覚だよ~感覚~」

 

…だいたいこんな感じだな。

 

「「(予想以上に酷い…)」」

 

その後揉めて3対1でバトルんだよな。

1対多の経験ばかり増えてく……

 

「え、えっと、とりあえずこのUSBに貴方の戦闘映像と指摘部分を纏めてあるわ」

 

…ありがとうございます。

お礼に変態ストーカーから変態に格上げしてやる。

 

「何で上から目線!? しかもあまり変わらないじゃない」

 

じゃあ、ストーカー

 

「だから変わって無いわよ!!」

 

なら何て呼べと?

 

「たっちゃんでいいわよ♪」

 

解った。変態でストーカー気質なたっちゃん。

 

「…いい加減怒るわよ?」

 

仕方がない。会長さんで妥協しよう。

 

「だから何で上から目線なのよ…もういいわ。永遠に続きそうだし…。取りあえず、言峰君がどこまで動けるのか知りたいから道場に移動して軽い組手をしましょう」

 

…別に構わないが、生徒会の仕事は?

 

「……き、聞かないでくれると嬉しいわ」

 

あ、そう…。

 

冷たい瞳の先輩が全てを物語っていた。

逃げるように生徒会を飛び出した会長さんのあとをのんびり着いて行き、組手からの練習メニューを貰い、一日が終わった。

 

 

 

あ、そういえば今日は新しい噂がたってないな……どうでもいいか。

 

――――――――――

<道場>

 

「よし、ここまでにしましょう」

「ふぅ…」

「ISの動きからしてかなり動けるとは思ってたけれど一本も取れないとは思わなかったわ」

「そりゃどうも…」

「それにしても本当に女の子の顔やお腹を狙うのね。普通だったらやらないわよ?」

「師匠が外道で容赦も情けも無用な修業を積んで来てるからな」

「どんな師匠よ」

「人の傷口を開いて塩を塗るような鬼畜(ヒト)

「うわぁ…。ところで、何で虚ちゃんは敬語で私はタメ口なのかしら?」

「尊敬しているかしてないかの差」

「………」

 

 

 




雑巾作り終わるのはえ~と思われるかも知れませんが、変にグダルのも嫌なので終わらせました。

アクセス数が4万を超え、自分でもとても驚いています…。
そろそろタグを増やすべきなのでしょうか…
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