白式魔改造…とはいきませんが、武装に関しての話になります。
まぁ、山田先生が慌てて止めてたから無かったけど。
その様子をボーっと眺めてたら何故かマゾとちっこいのにISで攻撃されそうなったが普通に避け、二人には罰としてなのか山田先生相手に戦う事を強いられた。
結果は二人の惨敗。
お世辞にも連携とは呼べない戦い振りにあっさりと先読みされ一網打尽とされたのだ。
流石は日本代表筆頭候補と言われただけの実力だな。
山田先生の戦いぶりを見てやはり武装の豊富が羨ましいと思えてしまう。
複数の武器を持つということはその数だけ練度を上げなければならないが、その分だけ戦術の幅が広がる。
ちっこいのと戦うまでブレード一本で戦ってたが、やはり一点特化のスタイルは合わない。
改装・改良するなりにしても一度機体のスペックを見直すべきだと考え、一人で整備室へと向かっていた。
整備室に入ると数名ほどしか生徒がおらず、その中に見知った人がいた。
こんにちは先輩。
「あら、言峰君いらっしゃい。どうかされましたか?」
ちょっと機体のスペックを一度見直そうと思いまして…
「そうですか、ではこちらのハンガーを使って下さい。使い方は…」
全くわかりません。
「クスッ、わかりました。では、こちらに専用機を出してください」
1つ1つ丁寧に教えてくれる先輩。
そういえば学園に…いや、こういう親切な人って今まで全くと言っていいほど居なかったな。
知り合いの大半が戦闘狂か鬼畜外道だし………言ってて悲しくなってきた。
「言峰君?」
あ、すみません。少し、考え事をしてました。
「もう、ダメですよ? ……言峰君の機体、拡張領域の空が全く無いですね。精々入れられるのはマガジンか手榴弾1つ分くらいでしょうか?」
お、手榴弾は入れられるのか、これはいいことを聞いたな。
でもやっぱり、ブレード1、拳銃1、手榴弾1で戦いぬくのはキツイな…。
ホルダーみたいのにショットガンやマシンガンを収納とか出来ればいいんだが。
「なら、作ればいいのでは?」
……え? まさかここって武器の開発とかもやってるんですか?
「はい。操縦科の方から依頼されたり、自分たちの趣味で作ったりと色々ですね」
マジか。
では、先輩お願いできませんか?
「いいですけど、私でいいんです?」
ええ、先輩にお願いしたいんです。
「わかりました。では、こちらの用紙に概要と設計図を記入してください」
えっと、だいたいこんな感じにしてほしいんですけど………
「………」
? おかしなところでもありましたか?
「いえ……、あまり絵が得意ではないんですね」
……変ですか?
「まぁ………その……概要が無かったらさっぱり」
………。
「ちょっと描き直すので、これで合ってるか確認してもらえますか?」
…………お願いします。
「わかりました」
あ~、先輩。今まで作った武器とかって今から見れたりしますか?
「ええ、全部はちょっと無理ですけれど、あちらの倉庫に仕舞ってあります」
先輩に案内されて入った倉庫にはいくつかの武器が収められていた。
ハルバート、ハンマー、レイピア、カルバリン砲、ガンブレード、ガンランス、蛇腹剣、メーネ、パイルバンカー、バニッシャー、黒鍵……おい、俺以外に教会関係者いるだろ。
まぁ、何というかロマンを追求したかのような武器ばかりだな。
因みにですけど、ここには無いのって…
「……先生に没収されたものです」
気恥かしそうに視線を逸らす先輩。
ああ、なるほど。テンションに身を任せてやりすぎたわけね。
「その…、こういうのはお嫌いですか?」
好きです。
いや、むしろ大好きです。
男としてこういうロマンあふれる武器は憧れますし、使ってみたいと思います。
「クスッ、ありがとうございます」
ん? あそこに置いてある盾みたいのってなんですか?
「ああ、これは以前友達と一緒に開発した盾とライフルを一体化した複合武器ですね」
……これってまだ使えたりします?
「え? はい、メンテナンスをすれば使えると思いますけど…正直、使いづらいという事で倉庫に眠ってたのものですよ?」
前にリーズ……聖堂騎士が似たような武器を持ってて、模擬戦をしたり、パチって使ったことあるで何とかなると思います。
「(騎士がどうしてそのようなモノを持ってるのでしょう? あとパチルって…)」
あと、これに黒鍵か細い槍みたいのを飛ばせるようにして、盾の一部に刃を付けてもらえますか?
「……なるほど、面白そうですね。わかりました。少しばかり時間がかかってしまいますが、よろしいでしょうか?」
ええ、お願いします。
他にも仕込みナイフとかも付けたいんですけど…
「そこら辺のお話、詳しくお願いします」
……先輩、こういうの好きでしょう?
「隠し武器、複合武器は技術者のロマンです」
思ってたよりも中々ユニークなお方のようだ。
この後、機体の調整や武器について語り合っているといつの間にか日が暮れてしまっていた。
先輩はまだやること残っているそうなので、もう一度武器についてお願いしてそこで別れ部屋に帰った。
なんにしても今日は気分がいい。お断り3に絡まれなかったし…。
頼んだ武器が出来るのも楽しみだ。
そう思った日から数日後、俺と先輩が付き合っているという噂が流れた。
……いや、なんで?
―――――――――
<新聞部副部長の独白>
あ~あ、最近悪い噂ばっかでつまらないな~。
大体がデマだし…どっかにスクープでも落ちてないかな~。
ん? あれって布仏先輩と例の男子じゃ――
「好きです」
……What?
「――大好きです。男として―――」
フォォオオオオッ!!?? まさかの現場に遭遇!!
も、モチツケ私! 布仏先輩の返事を聞くんだ。
「クスッ、ありがとうございます」
スクープキタァァアア!!!!
こ、これはさっそく記事にしなければ!!
後日、何者かの手によって粛清されました。
ということで武装追加に関する話でした。
どの様に追加したのかはトーナメント前に出したいと思います。
また、拡張領域の空きの件についてはオリジナル設定です。
コストがかなり低いものを1つだけ仕舞っておけることとしました。
多分ですが、ここから先雪片の出番が減ります。
あと、解り辛いというか私の表現があれですが、整備室と倉庫は別で薫子が二人を目撃したのは倉庫です。
<ステータス更新>
時雨は絵がヘタ
アクセス数50000を突破しました!!
いつもご覧いただきありがとうございます。
次回の更新はちょっとした事故で書き溜めてたネタが入ったUSBが消されてしまったうえに仕事が重なってしまい遅くなると思います。