6連勤中に熱を出しましたが休むわけにもいかないので、働いてたら喉をヤってしまいました。
めっさ痛いです。
この間、告会クラブ設立記念としてさっそくプレハブ小屋でクラブ活動という名のお茶会を開いていたら、お断り3がそれぞれ個別にきたらしい。
それぞれの言い分としては――
『優勝したら毎朝毎晩剣道の相手をして貰う!!///』
『優勝したら酢豚を毎日食べさせるんだから!!///』
『優勝しましたら私と
……言いたいことは大体察する事が出来るが、なんでそこで素直に“付き合って”と言わないのだろう。
あれか? ヘタレか?
そんな事を考えながら目の前で乱れた息を整えながら水分補給をする二人に意識を戻す。
一人は
もう一人は3学年操縦科で代表候補生を務めているというダリル・ケイシー先輩。
この二人は俺が早朝のトレーニングを終え、着替えて朝食を作っているところに二人同時に匿ってくれと転がり込んできたのだ。
話を聞こうとすると何やら言い辛そうに口を開いては閉じてを繰り返す。
そんなやり取りに少しだけ苛立ってきたころ、ようやく決心が付いたのか口を開いて語った。
どうやら先ほどのお断り3の発言を誰かが聞いていたらしく、それをどう拡散して捻り曲がったのか知らないが“学年問わず優勝者は好きな相手にお願いもしは命令することができる”という噂が流れてるらしい。
……ナニソレイミフ
噂が広まった翌日の早朝。
いつも通りの時間帯に目覚めて学校に行く準備をしていたら不意に部屋をノックをされ、こんな早朝に誰だろうと不思議に思いつつ扉を開けた。
そこには1年から3年までの何名かがおり、特に共通点が思いつかない組み合わせに何か用かと話を聞く。
そしたら――、
『『『『『『『『ゆ、優勝できましたら、私と一つになってください!!』』』』』』』』
と朱くした顔で何処から仕入れたのか
…色んな意味でこの学園が心配になってきた。
会長さんはミステリアスなお姉さま、ケイシー先輩は
だが、流石に今回のは許容できるというか身の危険を感じたため逃走。
少しずつ増えていく追ってから逃げることしばらく、同じように逃げ回っている相手を見つけ、一瞬で理解し手を組み追ってを振り切って俺のところに逃げてきたらしい。
取りあえず、勘違いによって被害を受ける世界へようこそ…
「「ざけんな!!」」
二人に殴られた。
あのあと、3人で各学年のトップを取って命令権を阻止しようということで同盟が成立した。
そもそも、そんな噂が実現できるのかと疑わないのだろうか? と聞いたところ、会長さんが去年色々と無茶振りなイベントやりまくったせいで、「あの人ならきっとやってくれる!!」というのがあるらしい。
自業自得じゃん。
まぁ、同盟が成立したからにはちゃんとトップを取るさ。
もともと負けるつもりも無いけど。
会長さんからのオフレコで今度の学年別トーナメントはタッグ形式で行う事になったらしい。
前回の襲撃事件のことを考慮していて、このことは明日にでも発表するとか。
二人は既に腕もそこそこあって相性もいい相手に目星をつけているが、一応貞操の危機があるので少しばかり見極めてからペアを申し出るらしい。
俺は昼休みにカレンにペアを組んでくれとお願いすることにした。
そのせいで貸しを1つ作ることになったが、まぁ別に構わない。
カレンの専用機の特徴や戦闘スタイルを知りたかったので、放課後のアリーナで軽い模擬戦をしたが……まぁ、カレンらしい武器を使うわなと思った。
いきなり連携訓練をすると流石に怪しまれるので、早めに切り上げカレンとはそこで別れ、俺は先輩に頼んでいた武装が出来上がると聞いていたので、一人整備室へと足を向けた。
整備室に着くと、先輩は席を外しているらしく、暇潰しにと鷹月から借りた本を読むこと数十分、先輩が帰ってきた。
「すみません。お待たせしました」
いえ、大丈夫です。
友人から借りた本を読んでましたし…
と言った所で俺が持っていた本-夏●漱石全集-を見て不思議そうな顔をする先輩。
いやいや、教会の人間だからと言って教本や聖書ばかりを読んでるわけではないですよ。
漫画も読めばアニメも観ますって
「それもそうですね」
先輩も納得した所で頼んでいた武装の説明に入ってもらう。
まずはライフルなどを仕舞えるホルスター。
両腰に1つずつあり、先輩の考案でロケットアンカーも付けられている。
追加装備の為、微妙な角度調整しかできず、また引っ張る力もそんなに無いとか。
外した方がいいかと聞かれたが、これはこれで別にやりようはいくらでもあるのでそのままにして貰った。
次に盾と銃を複合した武器“トリケロス”。
要望通り、盾の底に鋭利な刃物を付け加えられ、三連装の槍が追加された。
ライフルは単発式の中距離使用のモノで弾数は多くない。
俺の機体は低コストの武器が1つしか収納することが出来ないので、
これは後でカレンと相談して決めないと。
最後にガントレット。
右腕の武装に対して左が疎かと思い、俺の戦闘スタイルを考慮して追加で考えて作ってくれたのだ。
これはありがたい。これで全力で殴r――ゴホン、腕のダメージをある程度考えないで攻撃できる。
収納と展開が出来るようになっているので、使わないときは仕舞って銃やナイフも持てる仕様だ。
説明を終え、実際に着けて取り回しを確認したり、試射をしているうちにすっかり日が暮れてしまった。
学内とはいえ女性を一人で帰らせるのは流石に気が引けるので女子寮の近くまで先輩を送ることにした。
だんまりと二人で歩くのも何なので、何か話題でもと考えるがこの学園碌な話題無かったな。
しかもその大半が俺関係で先輩には苦労をかけさせてしまっている。
他に何かないかと何となく空を見上げると雲一つない綺麗な夜空が見え、
……先輩、月が綺麗ですね。
何となくそう呟いたら、顔を真っ赤に染める先輩。
え、何で?
「ど、どどどどれくらい綺麗ですか!?」
何をてんぱってるんです?
そうですね……ずっと寄り添って眺めてたいくらいですかね。
自分でも少しくさかったなと思った所で何故か隣からボンッと何かが爆発するような音が聞こえた。
ちょ、先輩本当に大丈夫ですか? 頭から何か湯気出てますし…。
ん~少し熱がありますね。保健室に――
「…私、死んでも
先輩!? せんぱーい!!??
気絶した先輩を抱きとめ、取りあえず保健室に運んだが既に閉まっていたので、俺の部屋に泊めることにした。
次の日の朝
先輩は顔を合わせた瞬間に顔を真っ赤にして出て行ってしまった。
この話を続けると決めた時にやりたかったことの1つ
“月が綺麗ですね”
知ってる人は知ってます。
返事は色んなパターンがあるそうなのですが、ここは定番の“死んでも可い”にしました。
詳しくはググッて調べてください。
どうして時雨の部屋に泊めた?
というのは、時雨は女子寮に近づけない。携帯を持っておらず、下手に虚を抱きかかえたままだとまた要らぬ噂が増えそうだったからということで…