<臨海学校へ>
学校からバスで揺られること数時間。
臨海学校が行われる海岸へと到着した。
車内での描写?
旅館の女将に挨拶をしたあと、山田先生に連れられてやって来たのは教員用の部屋となっていた一室だ。
どうやら俺はここで過ごすことになるらしい。
確かにここなら他の女生徒も来にくいし、迂闊に騒ぐことも無いだろう。
「ご、ごめんなさい言峰君!!」
え、何が?
突然謝られたことを聞こうとしたら何も言わずにスッと扉が開かれた。
うわぁ、マジか……
目に入った
4枚のボロイ畳、所々崩れてる壁、1つしかない窓。
まるで物置部屋だった所を取り急いで掃除して使えるようにした部屋だった。
ボロ狭っ!? 都内の家賃最安値アパート並の狭さだな…。
流石にこれは…
「えっと一応、織斑先生が『警備だったら私の部屋が最適だろう。何せ私は世界最強だからな。それに肉親同士の方が心休まる筈だ』と仰ってましたけど…」
やっほー!! この部屋最高!!
山田先生、ありがとうございます!!
「あ、はい…」
凄く微妙そうな顔が印象的だった。
<部屋でまったり?>
換気も兼ねて窓を全開にし、本を読んでゆっくりと過ごしていたらだ。
「捕獲! 連行!!」
「「Yes, Ma'am」」
谷本らに拉致られた。
よく俺の部屋が分かったな?
なになに?
警備の問題上教員室というのは予想していて、織斑先生との相部屋は全力で嫌がるし、近くだと乗り込む可能性があるのでそこから離れた部屋で狭いか物置部屋だった所を探してみたと。
やだこの子たち、超優秀。
そしてそのまま問答無用で海まで拉致られましたとです。
<海での出来事>
海まで来たのはいいが………どうしよう?
元々泳ぐつもりなんて無かったので水着何てもの持ってきてないし、買ってすらない。
となればビーチで本を読んでいるフリをしながら現役女子高生の水着姿を眺めるとしますか。
「何を見ているのですお義兄様」
JKの水着姿。
「シネ」
おいおい、辛辣だなカレン。
「そうよカレン。素直に『私だけを見て下さいお義兄―「ちょっと黙りなさい」――アダダダダッ!? 割れる、割れるぅぅううう!!??」
何やってんだ?
「え、えっとこの間の休日に色々とあって」
ふ~ん。
さて、ある程度揃った所で改めて皆の水着姿を拝見。
鏡は花柄のパレオで鷹月は水色のビキニか…
うん、GJ!!
スラリとした脚と綺麗な腰のラインが映えてて似合ってるぞ
「「あ、ありがとう///」」
谷本、いい仕事をした。
「よせよ、照れるだろ///」
お前の白のタンクトップに青のショートパンツも似合ってるぞ
「ありがと」
それに比べてカレンときたら
はぁ……
「何ですかその眼と溜息は」
「解るわその気持ち。折角、悩殺ビキニを選んであげたのにこの子ときたら…」
「あ、あんな露出の多すぎる水着なんて誰が!!」
ま、カレンの事は置いといて―「フンッ!!」―痛っ!?
っ~布仏はどうしたんだ?
「えっと本音ちゃんは―「呼んだ~?」―あ、来たみたい」
声がした方に振り返ったら黒のビキニを着た更識と
「おまたせ~」
ブンブン手を振るぬいぐるみの様な謎の水着を着た布仏がいた。
「ば、バカな!?
「まぁ、予想通りだったね」
「そ、そうだね」
最近、谷本のキャラが色々崩れてきたな。
「…どうしたの、アレ」
気にするな更識。
ただ、夢とロマンが詰まった布仏の乳袋を拝見出来なくて落ち込んでるだけだ。
「…包み隠さないんだ」
別に今さら取り繕う必要無いだろ?
学園での評価最低辺だし
「こ、言峰君は着替えないの?」
「もしかして泳げないとか?」
………もし、泳げなかったら、今ここに俺は居ないだろうな。
「「「「「?」」」」」
ああ、なんでもない。
ちょっと
と、少しばかり物思いに更けていたいたのが悪かった。
「スキあり!!」
完全に油断したところをつかれ、シャツを剥ぎ取られてしまった。
「「「っ!!!???」」」
周りからは息を飲む声がチラホラと聞こえる。
それもその筈だ。
何故なら俺の身体は―
「「「「スゴイ、筋肉です」」」」
思わずずっこけた俺は悪くないと思う。
いやいや、そっちに目線が行く前にあるだろ?
ほら、ここの銃痕とか大小様々な斬られた痕とか
「え? それなら前々から知ってたわよ」
ゑ?
「普段から露出の少ない服を着て隠してるのかな~って思ったら、僅かな隙間とか汗を拭いてるときとかで普通に視えてたから別にそうでもないのかなって思ってたわよ」
あらやだ視姦されてた。
あれ? 男の場合だとなんていうんだろ? 男3つで“たばかる”だから……まぁ、いいか。
ってよくない!!
あのさ、普通はこう恐がったり何か勘ぐったりするだろ。
ちょっと人に言えないコトをしてるとか、“ヤ”や“マ”が着くファミリーと関係を持ってるとか
「た、確かに最初はちょっと恐かったけど、もう馴れちゃったかな」
「それだけ厳しい修業を積んだんだろうな~って思ってたんだけど…違った?」
え? ああ、大体あってるが……。
「…やっぱり、時雨に圧勝出来るようになるならもっと鍛えるべき」
「かんちゃ~ん、女の子がそんな筋肉質になっちゃメッ! だよ~」
ああ、もう! これじゃあ、色々考えて気遣ってた俺がバカみたいだろ。
「ええ、大バカです」
うっせ。
その後はと言うと、
ビーチフラッグで遊んだり
トチ狂った谷本が布仏の水着(?)を剥いだり
白の三角ビキニ姿の布仏に揃って親指を立てたら(カレンだけ下だった)顔を赤くして逃げ出したり
ローションを片手に「オイルを塗ってくださいまし」と言ってきたマゾリアを砂場に埋めたり
飛びかかってきたちっこいのをマゾの上に埋めたら、マゾが喜んだり(重みが増えたから)
ビーチバレーをしてたら「私たち姉弟の力を見せてやろう」と担任が乱入してきたり(全力で嫌な顔をした)
弾んで揺れる山田先生のふたつの凶器を眺めてたらカレンに蹴られたり
砂の城を作ってたら「センス悪いね」と言われ地味に傷ついたり
とまぁ色々と濃くも楽しい時間を過ごせた。
だが―、
この時はまだ
あんな事件が起こるとは
誰も思いもしなかった。
次回から少しばかり暗い話にするつもりです。
周りが夏休みに入りますが、私は夏休みはありません。
仕事が少しばかりバタつき更新が遅れるかもです。