勘違いから始まる物語   作:壬生咲夜

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何故か、スラスラと書けてしまった…。

あと、私事ですが気がついたら右眼が充血してました。
なぜ?


対抗戦前までの話

<放課後>

なんとかオルコットと篠ノ之らを撒いたのはいいが、今日はISでの訓練はできないな。

候補生の視点から訓練を見てくれるというのは素人の俺からすれば素直に嬉しいのだが、時折邪推が混じってるし、説明が理論的過ぎて解らん。

同じ素人としての意見も参考になるのだが、篠ノ之は論外だ。“クイッ”とか“スバーンッ”って何だよ。

終いには二人で口論し始めるので、無視して一人で訓練してたら襲いかかって来る始末。

まぁ、速攻で沈めるけど…

 

そして何故か俺だけ『アリーナを独占し好き勝手に暴れる問題児』という称号がつく。

ワケガワカラナイヨ…。

 

…ゴホン///

さて、このあとはどうするかな。

訓練施設の大半は行ったら白い眼で見られ、二人にすぐ見つかるだろうし……。

 

 

 

<専用機>

俺に渡された専用機“白式”

軽量高速型で武装がブレード1本のみというキチガイな機体だ。

訓練をしていて気付いたのだが、ブレードに特殊能力的なモノがあり、発動するとバリアー無効化攻撃ができる。

その代償なのか通常、拡張領域に複数の武器を仕舞えるのだが、ブレード-雪片弐型-しか仕舞えないらしい。

 

正直、この武器要らないな。

確かに“剣術”は嗜んでいるが体術と複数の武器を使い分ける戦闘の方が得意だし。

 

ここまで考えて俺は気づいた。

 

他の武装を仕舞うことが出来ないなら外部に取り付ければいいじゃん。

 

何の武器を持っているか解らないというアドバンテージは無くなってしまうが、ブレードオンリーでやるより断然ましだ。

善は急げ!!

 

整備室に向けて足を進めた。

 

 

 

<整備室>

色々と手間取って漸く辿り着いた整備室。

もうじき閉門時間のせいか人が全く居なく、取りあえずシステムを確認しようと思った矢先のことだ。

 

出会い頭に見知らぬ水色の少女にビンタされそうになった。

何だよ急に…。

 

頬へと迫る右手を片手で抑えると今度は左足からのローキック。

それも空いてる手で押さえたら離せと煩かったので言われた通り離したら案の定バランスを崩して尻餅をついて睨まれた。

 

え? これ俺のせい?

 

その少女だが「あなたみたいな人絶対に許さない!!」「対抗戦でボコボコにしてやる!!」と捨て台詞を残して立ち去ってしまった。

後からのんびりとした子から聞いたのだが、どうやら俺の専用機を開発するのにあたって彼女の専用機開発が止まってしまっていたらしい。

姉に追いつくためにも一人でやると意気込んでいたら、噂を聞きつけブチ切れ。俺を倒すためにクラスを纏め上げたとか。

彼女としては長い間避けられていた幼馴染と仲直り出来て嬉しいが、切っ掛けが誤解でどうも喜べないらしい。

 

別にいいんじゃない? 喜んで

 

さて、先ほどの少女が飛び出して直ぐに襲いかかってきたストーカーさん(入学したから時折つけてくる)をどうしよう。

ブツブツと「簪ちゃんを泣かせた」、「簪ちゃんを押し倒した」、「羨ましい」、「今日は水色なのねhshs」などと呟きながら攻撃してくるが、それらを全て避けたり逸らしたりしている。

本当にどうしようこの変態ストーカー。てか、簪ってさっきの水色のことか?

眼の前のと似た面影があるから恐らく姉妹なのだろう。

 

壁際までにくると「くたばれぇ!!!」と襲いかかる変態ストーカー。

残念、追い詰められたんじゃなくて罠に嵌めたんだよ。

 

カウンターを喰らわせようと思ったが、突然目の前の変態ストーカーは背後からの一撃でパタリと倒れた。

襲撃したのは眼鏡をかけた生真面目そうな女性で「生徒会長が申し訳ありません」と謝罪された。

変態でストーカーなのが生徒会長か…という視線を向けたら、とても気まずそうに視線を逸らされた。

 

縄でグルグルに縛った変態ストーカーを引きずって帰ろうとする女性に整備室や武装に関するシステムについて聞くと、どうやら整備室の使用や武装のレンタルには必要書類を提出する必要があるらしい。

 

なるほど、これは出すタイミングを考えなければならないな。

生真面目そうな女性――今度から先輩と呼ぼう――にお礼を言い、レンタルできる武装のカタログと必要書類を持ってプレハブ小屋に帰る。

勿論、カタログと書類は封筒に入れてだ。

 

今度の対抗戦、どう戦うか考えると非常に楽しみだ。

 

 

 

 

 

 

プレハブ小屋に帰ったらちっこいのが扉の前に居た。

 

「今日からあたしもここに住むからね一夏」

 

帰れ!!

 

 

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