勘違いから始まる物語   作:壬生咲夜

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文化祭までの話

<文化祭にむけて>

 

文化祭で1-1(ウチ)は教室そのものを休憩所として提供することにした。

それというのも表面上は仲直りしたとはいえクラスの纏まりは薄く、未だに蟠りやアンチ言峰派がいるためこのまま何か出し物をしても必ず何処がで失敗し崩壊するのが目に見えている。

だったら最初からやらなければいいという事で休憩所(この案)に決まった。

これには関わりたくないアンチ派も何処となく理由を察した中立派、そして鏡らも多少残念そうな顔をしたが失敗するくらいならばと皆納得した。

裏でクラスの統率力や協調性やらが調査・評価されているらしいが、そんなものとっくの昔に地に落ちているし俺としても学園の評価なんて心底どうでもいい事だ。

 

まぁ、担任が「そんなこと認められない」と多少煩かったが「大会に集中したいので」といったら何処が誇らしげに頷いた。

ウゼェ…

 

山田先生が本当に何もやらないのは流石にアレだからというので、2時間毎の交代制で5人がクラスに残り、お茶とお汁粉を無料提供する形となった。

その為、クラスの机やらを撤去し、簡素だが和をイメージした模様替えをし、鷹月の案で黒板一面に案内図を描きそこを無料掲示板として各団体に提供している。

 

まぁ、他の連中同様俺もバックレルけど…

 

 

<クラブでの出し物>

 

どんな部活であれ何らかの出し物をしなくては行けないという面倒臭い決まりがあるため、我が“告会クラブ(仮)”は簡素なバザーを開くことにした。

プレハブ小屋(俺の家)の1階のみを開放し、売上金を今後の活動(という名のお茶会)に使うという約束のもといらなくなった本や小物、手作りの人形やらを販売。

あとはクラブ名らしく簡素な懺悔室を作ってある。

 

それとバザーを開くのにあたって、プレハブ小屋のアートは流石に不味いとの事で消すことになった。

というか、学校側から消せと命令された。

そんな今さら(とっくに外部にはバレテいる)事など正直面倒くさかったが、先輩に頭を下げられては俺も断れないので渋々承諾した。

 

 

因みに、文化祭後に皆で隈無く部屋を調べたら笑えないくらい盗聴器が出てきた。

ホント、笑えねぇ…

 

 

<動きだす影>

 

――以上よ。何か質問はあるかしら?

 

「ねぇよ」

 

そう。じゃあ、作戦成功の暁にはご褒美してあげるわ。

楽しみにしてなさい。

 

「な、ば、そんなのいらねぇし///」

 

あらそう?

 

「……そ、そのやっぱり貰ってやっても無いことはないぞ///」

 

ウフフ、それじゃあ頑張ってね。

 

「おう!」

 

…さてと、例の男の子との接触はオータムに任せるとして、バックアップに奪った新型機のテストも兼ねてMを行かせましょうか

でも、素直に引き受けてくれるかしら?

 

あの子を嗾けてみようかしら?

 

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