勘違いから始まる物語   作:壬生咲夜

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メリークリスマスでした!
クリスマスは仕事でしたが急に休みとなり、一人テレビを見ながら餃子を食べてました。

今年ももう直ぐお終いですね、
今年度中にもう1話書けるでしょうか?



文化祭の話

<ドタキャン>

 

バザーの売上もそこそこ良好。

クラブ名らしく簡易の懺悔室を作って各々の罪を聞くというのをしたが、これが意外と盛況だったりした。

ただ、部屋から出てきた大半が“死んだ魚の眼”や“恍惚とした顔”をしてたらしいが、いやはや何の事だが俺らにはわからんな。

 

谷本らから「折角の文化祭なんだから一緒に回ろうよ!」との事で後をカレンに任せ集合場所へと向かう。

道中、企業や国家のお偉いさんの勧誘、ジャーナリズストや女性権利団体が絡んできたが適当にあしらい目的の場所に着いたのだが、そこには友人らは誰一人居らず変わりに――

 

「し、時雨君!?」

 

――先輩が居た。

 

先輩の驚きようから恐らく先輩も何も聞かされてなかったんだろう。

家を出るときのカレンが不機嫌だった理由はこれか……首謀者は布仏と会長さんあたりか?

 

「あ、あのもしかして…」

 

どうやら嵌められたようですね。

 

「うぅ。そうと解ってたら前もって色々準備したのに……二人のバカァ」

 

小さく呟いてるようだけれど全部聞こえている。

が、敢えて俺の事を名前で呼ぶようになったことも含め触れないでおく。

 

理由も気持にも気づいているが、それに俺は………

止めよう。今は周りの連中の好意(お節介とも言う)に甘え、しばしの文化祭を楽しもう。

 

それでは先輩、行きましょう。

 

「はい!」

 

いつかの時と同じように先輩の手を取って歩きだした。

 

 

<トーナメント>

 

二人で文化祭を周っていた時の事だ。

 

「そういえば、トーナメント進出おめでとうございます」

 

ありがとうございます。

試合、観られてたんですか?

 

「いえ、私は生徒会での仕事がありましたので…」

 

ああ、布仏か後輩の誰からから聞いたのか

因みにトーナメントの様子を簡単にまとめるとこうだ。

 

一回戦

瞬時加速(イグニッション・ブースト)と零落白夜を使った電光石火作戦で瞬殺。

なお、全公式試合最短記録だったらしい。

 

二回戦

意表をついた攻撃(剣を槍の様に投げた)で驚いている隙に近づき、絶対防御が発動しない(攻撃が当たらない)ギリギリのラインを何度も寸止めで攻撃しまくってたら相手が勝手に気絶した。

ルール違反ではと協議されたが、直接当ててないからギリギリセーフという事に。

というか、あからさまな嫌がらせルールに教会と企業が突っ込んだら黙った。

 

三回戦

流石に学習され開戦と同時に銃弾の嵐をお見舞いされたが剣を扇風機の様に回転させて弾き、弾切れの瞬間に近距離瞬時加速(ショート・イグニッション・ブースト)で近づいて斬った。

 

(以下略)

 

―と何とか此処まで勝ち残れた訳だ。

 

夏休みに態々本山に行って由美江(正しくは由美子)とバトってた甲斐があったもんだ。

それにしても、俺がいつまでも苦手分野を残しておくとでも思ったのかね連中は……

 

いや、絵に関してはもう諦めてるんだけどさ。

 

残すは決勝リーグだけなのだが、これはもうどうでもいいだろう。

 

 

<的屋>

 

先輩と文化祭を周ってみて知った事だが、意外と先輩は狙撃が得意だった。

それを知ったのは偶々入った教室が的屋で次々と商品を撃ち落としていたからだ。

最終的には店側が土下座で勘弁してほしいと謝られてしまい、晴れて先輩には“的屋泣かせ”の異名が付いたが割合する。

 

本人の言い分としては、機械を熟知しているから何処をどう撃てばいいか分析して撃ってるだけらしい。

 

これでこの人戦闘は苦手だって言うんだから声を大にしてウソだっ! って言いたいね。

 

 

<ゲーム>

 

模擬店で『爆弾解体ゲーム』を売りにしている所があり、ルールはその名の通りタイマーが0になるまでに爆弾を止めるという単純なゲームだ。

それを俺がやる事になったのだが、タイマーの線を切って冷却処分しようとしたら怒られて店から追い出された。

 

解せぬ。

 

<金魚すくい>

金魚か…揚げれば食えるな。

1回200円であの大きさなら15匹以上とれば食費が浮く!!

 

 

普通に先輩に怒られた。

 

<フフフ、怖いか?>

 

ある時、挙動不審に別方向へと誘導しようとする先輩。

それを不思議に思いつつ辺りを見回すとお化け屋敷が目にとまった。

 

ああ、そう言えば教会に来た時、龍田と一緒に頑なにホラー話を拒否ってたっけ…。

 

(先輩の反応が)面白そうだから、中に入ったのはいいがコレはヤバいな。

何がヤバいってそりゃ……

 

「うぅ~…「バァッ!!」…ヒゥッ!?」

 

「キシャァァァアアア!!!」

「やぁ~っ!!!!」

 

やぁ~はこっちのセリフ。

何この可愛い生き物。

それに驚かされる度にしがみ付くから、俺の腕が二つの富士山(F)に挟まれてるんですけど…。

 

まぁ、それはまだ耐えられるからいい。

だが、今の先輩を見ていると心の奥底から何かが込み上げてくる。

コレは使命感? いや、違うな。

 

知りたいんだ。

 

もっと先輩の事を

 

 

イジメたらどんな顔をするのかを知りたい。

 

 

もしかして、コレが恋ってやつなのかな?

 

※いいえ、ただのサディズムです

 

 

取りあえず、この後の事も考えて気持ちを静めなきゃね。

じゃないと人前にも外にも出れないし。

 

<襲撃そして…>

 

テロリストを撃退したったwww

 

突然の冒頭でスマナイ。

が、事実である。

 

…まぁ、邪魔が入ったせいで取り逃したんだけど。

経緯はこうだ。

 

先輩と別れて一人で歩いている所を先程適当にあしらった勧誘者の一人が接触してきた。

話を聞いてほしいとのことで仕方がないな~という態度を隠すことなく着いて行く。

 

手近な部屋に着いた瞬間に本性を現し、勝手に所属や目的を吐くザコ又は噛ませ犬丸出しさん。

狭い部屋でISを展開するとかバカじゃないの? と思ったが流石に生身だと危ないので部屋中を逃げ回ると調子に乗った噛ませ犬さんが滅茶苦茶に暴れ、その結果部屋が爆発した。

 

いや~、偶然って恐いね。

()()入った部屋に()()大量の小麦粉が置いてあって、()()効率よく部屋に充満して、()()体操マットの下に穴があるだなんてさ。

 

俺、何もしてないよ

ただ、絶対防御は命に関わる外部からの攻撃はS.Eを大量消費して守ってはくれるけど、毒やガスみたいな内部からのダメージは守ってくれないし、危険性の無いモノにハイパーセンサーが反応しないことは検証済みなだけ。

 

ホントダヨ?

 

()()なのに会長さんや先輩に後で滅茶苦茶怒られたけど…

 

穴からひょっこり顔を出したらボロボロな噛ませ犬さん。

 

絶対防御パネェ(ちっしぶとい)

 

何か戯言をほざいてたから米神に銃を突き付けて何度も撃って辛うじて残ってたS.Eを削り、ピンポイントに内臓を攻撃したり、()()ポケットに入ってたニンニクや豆板醤を大量に摂取させたり、痛んだ生レバーを食わせたり、漆を露出した肌に塗ったりしてたら見覚えのある金髪が颯爽と現れて連れ去って行ってしまった。

 

あ~あ、折角身体を張って罠を張ったのに…

まぁ、多少は愉しめたから良しとしますかね。

 

 

 




【良い子は真似しないでね】
◆ピンポイントに内臓を攻撃
胃がヤバいことになります
◆ニンニクの大量摂取
口臭もだが先ず、舌が麻痺って喋れません(作者体験談)
◆漆を肌に塗る
耐性が無いと荒れます
◆零距離射撃
絶対防御は命は守ってくれるが衝撃までは守ってくれないので普通に痛いです。


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