勘違いから始まる物語   作:壬生咲夜

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感想にてどうして勘違いしてるのかというのがたくさん来ましたので、後ほど出す予定でしたワケを急いで書いてみました。

主人公以外の視点で書いており、多少の思い込みも混ざっています。

登録件数100、アクセス数9000を突破しました!!
皆さま、ありがとうございます。


戦乙女と剣道少女の独白

<戦乙女の独白>

数年前、私は唯一の家族を失った。

私はあの日のことを生涯決して忘れはしない。

 

第二回モンドグロッソ

今回は弟の一夏が応援に来ていることも改まって意気揚々と試合に出ていた。

順調に試合を勝ち抜き二連続で世界優勝を成し遂げ私は誰よりも早くに一夏と喜びを分ち合いたいと思った。

だが、帰還した私に残酷な事実を知らされた。

 

『織斑一夏は今日未明に誘拐され、現在も行方不明』

 

ど、どういうことだ? 一夏が行方不明だと?

護衛は? どうして今まで知らせなかった?

何? 試合に悪影響を与えないためだと?

 

ふ ざ け る な !!

 

怒りに身を任せて殴ろうとする私を控えとして常に傍にいた“山田麻耶”が止めに掛る。

ええい、放せ麻耶!! でなければ貴様といえど!!

 

その後、ドイツ軍からの情報提供により一夏が連れ去られたと思われる場所が判明した。

私は後のことを考えず、真っ先にそこへと向かった。一夏の安否を願いながら…。

 

現場には誘拐犯と思われる複数の死体。

そして、遺体の無い大量の血痕しかなかった。

 

検査の結果、一夏と同じ血液であることが判明。

出血量から生存は絶望的とのことだ。

それでもなお、一夏は無事だと、どこかで生きてると信じて捜索を続けた。

 

その後、ドイツ軍を主とした捜索隊が編成されこととなり、条件として私はドイツ軍のとある部隊の教鞭をとることとなる。

 

 

それから半年後、一夏の捜索が打ち切られた。

 

絶望と失意のうちに落ちた私は引退を表明。

日本に帰国後、一夏の部屋で一人ボーっとする日々を過ごしていた。

時折、誰かが来ていた気がするが、あまり覚えていない。

 

そんなある日、IS学園から教師をやらないかという誘いが来た。

正直、最初は断ろうと思ったが強引に話を進められ、結局教師をすることになった。

 

学園で教鞭をとっている間は心にポッカリと開いた穴を少しだけ埋めることができた。

だが、夜になるとやはり一夏のことを思い出し、今まで飲んだことのない酒を飲むようになった。

 

数年後、同じく教員となった麻耶に慌ててTVを見るように言われた。

何でも初の男性IS操縦者が見つかったらしい。

正直、どうてもいい。TVを見るまではそう思っていた。

 

ニュースアナウンサーの横に映る1枚の写真。

色や髪型が違うが間違いない。一夏だ。一夏が生きていた!!

恥も外見も無く泣き崩れる私を麻耶が支えてくれる。

速く、速く一夏に会いたい!! その想いがどんどん募り、とうとうその日が来た。

 

ああ、一夏。あんなにも髪が白くなって、どれだけ苦労をしたのか…大丈夫、今度はちゃんと守るから

 

何? “言峰時雨”に“見習い神父”だと? おのれ教会め一夏を連れ去れったのは貴様らか!!

ええい、忌々しい。ここはハッキリと訂正してやらねばな。

 

「お前は言峰ではなく“織斑一夏”だろう」

「人違いです」

 

 

<剣道少女の独白>

私は幼い頃から姉のせいで苦しまれ続けてきた。

姉の造ったISのせいで家族とはバラバラに引き離され、想いを寄せ居ていた幼馴染とも別れる事になってしまった。

 

転校先では偽名を使い、数か月たつとすぐに転校を繰り返す。

友人なんて出来るはずなく、常に監視を付けられる日々にストレスも溜まる。

 

そんなある日のことだ。

IS学園に入学することが確定し、何気なく見ていたTVのニュースで男性IS操縦者が見つかった報じられた。

あの顔立ち、間違い無い。一夏だ!! 一夏と会える!!

 

そう喜び迎えた入学当日。

クラスに入るとすでに一夏が居て一人で教科書を読んでいた。

フフ、髪を白く染めてたから不良にでもなったのかと思ったが、根は変わらないな。

そうだ! 次のSHRが終わったら屋上にでも呼びだそう!!

 

 

 

あのバカ一夏!! 幼馴染である私の事を忘れていた!!

普通忘れるか? 私は髪型も髪色も変わっても気づいたというのに何てやつだ!!

しかもその事を謝りにも来ないとは、その腐った根性叩き直してくれる!!

 

 

 

バカ一夏!! 篠ノ之流を捨てたうえにあんな卑怯な手を使うとは見損なったぞ!!

しかも試合を申し込んでも逃げるとは何て臆病なんだ!!

上級生にも鼻を伸ばしおって、絶対に、ぜ~~~~ったいに私がその腐った根性を叩き直す!!!

 

 

―――――――――――――――

 

「ねぇねぇ~ことみ~篠ノ之さんが恐い眼で睨んでるよ~」

「て、手合わせくらいなら受けてもいいんじゃないかな?」

「だってな~。こっちは勉強が追い付かないから必死で学んでるのに問答無用で連れ去ろうとするし、勝ったら卑怯だと罵られるんだぞ? 」

 

「「「あ~~~」」」

 

 




と、言う事でセシリア戦前までの出来事を千冬・箒の視点で書いてみました。
前書きにも書きましたが、それぞれ勝手な偏見というか思い込みが多少入っています。
次回はクラス対抗戦かセシリア・麻耶視点で、特に麻耶視点では感想でもあったプレハブ小屋や風呂、私物・衣類の件を書きます。

御意見、御指摘、御感想などありましたら、よろしくお願いします。
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