勘違いから始まる物語   作:壬生咲夜

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基本的に時雨視点になってますが、最後だけは別視点で時間軸が少し戻ります。



束の間の日常 ⑨

<襲撃事件>

 

教会が襲撃された。

いつか訪れるであろう恐れていた事態がついに起きてしまったのだ。

被害は? 子供達は大丈夫かと心配したが、それはよくよく考えれば杞憂だと思い直した。

 

突然だが、俺の居た教会で一番偉い立場にいるのは師匠の父である“言峰璃正神父”だ。

その璃正神父だが、先日腰を痛めて慰安旅行に出てしまい、週末に行われる筈だったミサが人手不足となってしまった。

ならばと学校をバックr……サボって手伝おうと思ったのだが既に助っ人を送るように本山に打電したらしい。

その助っ人なのだが……

 

 

1.アレクサンド・アンデルセン(化物)

2.シエル(不死身)

3.クロス・マリアン(性格破綻者)

4.トレス・イクス(機械化歩兵)

5.ニコラス・D・ウルフウッド(テロ牧師)

6.ソカロ・ウィンタース(元死刑囚)

7.エダ(暴力シスター)

8.フリード・セルゼン(外道見習)

 

なんでそいつらを選んだ人事科。

過剰戦力もいいところだぞ。戦争を仕掛ける気か?

まぁ、アダム・ブレイドが来なかっただけマシと考えよう……あいつが来ると“女の子”が襲われる。

 

報告によるとISが居たにも関わらず襲撃者の全員がトラウマを植えつけられたらしい。

そらそうなるわな……攻撃が当たっても高速再生する化物共に加え狂喜の笑みを浮かべならか切りかかってくる戦闘狂。離れたら離れたでバニッシャーや機関銃のフルバーストだし。

今頃は師匠とクロス神父の外道コンビに虐められてるんだろうな……。

 

え、フリード? あいつも外道だけど他のと比べると普通に霞むわ。

 

 

<名前>

 

「言峰君ってさ、何で私たちの事名字で呼ぶの?」

 

何でって……なんとなく?

 

「何で疑問形なのよ……まぁいいわ。折角だから呼んでみましょ。さんはいっ!!

 

癒子、ナギ、本音、静寐、加奈、神楽、簪

 

「…つまらないわね。名前で呼ぶのを恥ずかしがったり戸惑ったりするのを期待してたのに」

 

そんな俺が想像できるか?

 

「全然、むしろキモイ?」

「そ、それは言い過ぎだよ癒子…」

 

んじゃ逆に今度はお前ら全員、俺の名前呼んでみろよ。さんはいっ!!

 

 

「「「「「お兄~ちゃん♪」」」」」

 

 

……なんでやねん。

 

 

 

<名前 2>

 

「そういえば~、ことみ~の名前って誰が付けたの~」

 

ああ、師匠が俺を拾った時に名付けてくれた。

理由は雨が降ってたからだそうだ。

 

「え?」

 

雨が降ってたから

 

「あ、うん………」

 

 

<初めてのメール>

 

卒業してから暫くたちました。

今日は時雨君と一緒に携帯電話を買いに行く約束をしていたのですが、私が仕事の都合で実家を離れることが出来ず、お一人で買いに行かれたそうです。

申し訳ないという気持ちもありましたが、せっかく久々に会えてゆっくりとお話が出来たのにという気持ちの方が大きかったです。

今までは時雨君が学園に居ないとき以外では最低でも週に一度は顔を合わせてましたのにもう10日もです。

やはり、整備科の臨時教員になるべきでしたでしょうか?

でもそうなりますと時雨君との関係が教師と生徒の禁断の関係に………………ち、ちょっといいとか思ってませんからね///

 

 

お昼頃に本音から

 

『お姉ちゃんの連絡先教えたから~

 今日中にメールするみたいだよ~』

 

と連絡が来ました。

 

時雨君からの初メール。

テンプレ通りに『ご登録お願いします』と来るのでしょうか? それとも時雨君らしく短く簡潔にでしょうか? あるいは裏をかいて長文で来たり……何だかとてもドキドキします。

今日中にということでいつ来るのかもわからず、一日中メールが気になってしまい何度か凡ミスをしてしまいました。

一度メールが届き、もしかしてと思い携帯を開きましたら、

 

『残念、楯無ちゃんでした(笑)』

 

思わずお嬢様の部屋に隠してあった黒歴史ノートを写メで送り返して電話で口論し合ってましたらいつの間にか夜中になってました。

流石にそろそろ……

 

 

~♪♪♪~

 

き、来ました!

件名は『言峰時雨です』よしっ!

ひ、開きます!

 

 

『会いたい』

 

ズルイ、ズルイ、ズルイ、ズルイ、ズルイ、ズルイ、ズルイ、ズルイ、ズルイ、ズルイ、ズルイ、ズルイ、本当にズルイです!!

 

 

音速でメールの保護とバックアップをし、デートの約束を取り付けました。

 

 




主人公の名前ですが初投稿時は別で、連載するのにあたって変更しようと思い考えていたところ外で雨が降ってましたから時雨にしました。
そして大まかなストーリと設定を見直しましたら起工日が時雨と同じだと知り、なら他の白露型を過去エピソードに出そう! と決め、夏休み編と過去編がプロットが出来ました。

さて、今回の話でストックが切れてしまいました。
次の投稿はまた遅くなるかと思います。

気長に待っていただければ幸いです
それでは……



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