勘違いから始まる物語   作:壬生咲夜

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今回はほぼ戦闘描写のみとなります。
…最近、勘違い要素があまり書けてないな…。


襲撃者の話

<襲撃者>

上空から何かが降ってきた。

とっさに目の前にいたちっこいのを蹴り上げて回避することできたが何だったんだ?

目下には砂煙が舞っていてよくわからん。

 

…あ、少し離れたところにちっこいのが横たわってる。

蹴った方向が悪かったようで、さっきのに直撃し機体はボロボロだ。

まぁ、バイタル反応は正常値みたいだし、ほっといてもいいだろう。

 

お、どうやら煙が晴れてきたようだ……何だあれは?

パワードスーツにしてはゴテゴテしてるが、全身装甲のISか?

まぁ。一応警告文でm――っいきなり撃ってきやがった!?

 

『言峰君、避難してください。すぐに制圧隊が編成されて出撃します』

 

そうは言われても完全にロックされてるしな…てか今から編成するのかよ。

こういう事態に備えて前もって編成し、すぐに出張れるようにしとくもんだろ。

 

『山田先生、あいつの好きなようにやらせましょう』

『ですが!』

 

おーい、何を言ってくれやがりますかこの担任様は!!

んでもって諦めるな副担!! コーヒーに塩とかそんな茶番劇どうでもいいから!

頼むから速く制圧隊を出して!! エネルギーもそんなに残ってないんだよ!!

 

というかだ。

さっきからバカスカ撃ってきてウザイんだよ!!

と叫んだところでこっちには射撃武器は無いのでどうしょうもない。

どうする? ……あ、青竜刀め~っけ

 

ブレードを仕舞い、飛んでくるビームの嵐を青竜刀を扇風機のように回して弾く。

続けて見様見真似でちっこいのがやってた突撃からの回転切りで攻撃。

機体の表面を軽く削るだけであっさりと躱されてしまった。

 

ちっ、やりにくい。前に"メーネ"を使ったことがあるから行けるかと思ったがやっぱダメか。

ある程度時間があればコツを掴めるんだがな。

せめてコイツが二刀に解れればいいが、さすがにロックがかかってて連結を解除することは出来ない。

………冷凍チュー●ットを膝で割るみたいなことをやれば折れないかな? ダメ?

 

未だ打ち続けられる弾幕を弾きながらそんな事を考えていると、痺れを切らしたのかこちらに突撃してきた。

あの機体もパワータイプか、一撃がかなり重い。

が、動きは鈍足だ。

 

青龍刀を手放し、右腕からの攻撃を往なして胸元に掌打を放つ。

だが大した効果もみれず、追撃が来る前に退避。

 

おいおい、結構強めに打った筈だぞ?

普通だったら呼吸が乱れる所なのに、なんて分厚い装甲なんだ。

……いや、まさかあの機体。

 

青龍刀を回収しないで脱出してしまったので、ブレードを手元に呼び出す。

様子見なのか何もしてこないのをいいことに、一度呼吸を整え、相手へと身体を向ける。

バリアー無効化能力を発動したブレードを構え、相手に向かって――

 

 

 

――槍のように思いっきり投げた。

 

 

予想外の行動だったからか、行動に一瞬の空白があったが飛んでくる物騒な代物をあっさりと躱す。

これには俺も少し驚いた。普通ならばあの状態からだと剣を弾いたりするものだが、それをアレは“避けた”のだ。

バリアー無効化能力を知っている? 考えるのはあとだな…。

 

回避先に回り込んで襲撃者の右腕に両手両足を絡める。

立ったままでの腕十字固めだ。

先に行動を移される前に腕と足に力を入れ、スラスターを全力で噴かせてその腕を捥いだ。

 

やっぱり、中身は機械か。

あ~よかった。これで中に人がいたらどうしようかと思ったよ。

 

距離を取られる前に捥いだ右腕で殴る、殴る、殴る。

近距離で撃たれそうになったので、掴んだ右腕を投げ捨てて盾にする。

爆発した腕が上手い具合に広がってくれたので、今のうちにと地面に突き刺さっていたブレードを回収し、再びバリアー無効化能力を発動。

爆煙を掻き分けて襲撃者の胴部を切り裂いた。

 

上下の半身がお別れし、崩れ落ちる襲撃者。

沈黙したかのようにみえたが、念の為、上半身にブレードを縦に振りおろして頭部を破壊。

一瞬、スイカ割りみたいだなと思ったのは俺だけの秘密だ。

 

自爆される可能性を考慮し、距離を取ってから管制塔に連絡を取ろうとしたときだ。

 

『一夏!! 男なら、男ならそのくらいの敵に勝てなくしてなんとする!!』

 

地面に倒れる何名かの生徒の中心に、放送席から篠ノ之がそう叫んできた。

 

…いや、もう倒したし、あと人違いだっつーの。

ホント、何しに来たのお前?

 

 

 

後日、何故か『バーサーカー』と影で噂されるようになった。。

いや、まぁ……あの戦い振りからなら否定できないんだけど何で広がった?

確か遮断シールドが敷かれたから中の様子みれない筈だったのだが……。

 

 




拙い戦闘描写ですみません。
“メーネ”は騎馬戦で使用される双刀です。詳しくは陸上3課を読んでください。
噂の原因は次あたりの書こうと思っている“それぞれの独白②”で書きます。
続いての日常編では勘違いで酷い目に合いますwww

青龍刀を使ったことに関してですが、通常ならばロックが掛っており他者が使えませんが、剣とかは普通に使えんじゃね? と思い書いてみました。
ただ、イメージによる補正や武器の特性やらはロックが掛っているので、自力でやる必要性があるため、ほぼ鈍器の様な扱いしかできませんが…。

例としては、
青龍刀:通常の刀、あるいは連結刀として使用。連結やその解除ができない。ブーメランで投げても機体補正がかからず手元に戻ってこない。
射撃武器:鈍器等として使用。ロックが掛っているので撃てない
紅椿の刀:通常の刀として使用。斬撃は飛ばせない。

と言った感じです。

最後に、“えんとつそうじ”様から「この作品を読んで思いついた話を書かせてほしい」とありがたいお言葉をいただきました。
そちらの作品もぜひ、ご覧ください!


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