Fate/Zero ~狐と男の娘のお気楽な物語~(仮) 2016年6月11日凍結   作:蒼の料理亭

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現在、話が迷走しており着地点をどうしようか悩んでいます。


12話 『聖杯戦争2日目② 聖杯と願いの返答』

~キャスター視点~

 

「みんなは、ボクのマスターの願いを叶えてくれるかな?」

 

ボクの言葉にアーチャーとライダー以外は口を紡ぐ。

おそらく、自分やマスターの願いと周りへの配慮を天秤にかけているのだろうな。

セイバーとランサーは見た目騎士風だから正々堂々と戦闘するように心がけるだろうと思うけど、それでもマスターとの兼ね合いがあるしね。

マスターの考え次第では、犠牲を厭わないかもしれない。

そんなことを考えていると、アーチャーが盛大に笑いながら声をかけてくる。

 

「ハッハッハ。さすがだな道化。なかなか笑わせてくれるではないか。」

 

「そうかな?ボクもマスターも真剣なんだよ。」

 

「本気の道化ほど笑えるものはない。だからこそわからん。」

 

アーチャーは笑うのをやめ、睨みつけるようにボクを見る。

 

「それこそ聖杯に望めばいいだろう。『万能』の願望機だと言うなら犠牲になったもの救うことができるはずだ。」

 

う~ん、アーチャーはたぶん分かっているのかな。

ボクの回答を聞いて、また笑うつもりなのだろう。

 

「そんな某漫画の願いが叶うボールではないんだから、犠牲になった人を救うなんてことはできないよ。」

 

「ふん、その程度でよく『万能』の願望機など言えたものだな。」

 

たぶん、アーチャーは聖杯は求めていないのかな。

聖杯などどうでもいいみたいな感じがする。

 

「アーチャー、聖杯は確かに『万能』の願望機なんだよ。」

 

「ほう。」

 

「でも、人の領域を超えた『願い』は叶わないよ。」

 

「なに?」

 

「マスターが言うには、確かに聖杯は『過程』も『理論』も吹っ飛ばして『結果』を得ることができるらしいよ。でも、『過程』や『理論』をなくすことはできないんだよ。だから、人の域を超えた『願い』を叶えることはできないだよ。」

 

みんなは『万能』って言葉に惑わされて『結果』ばかり望んでいると思うんだよね。

そんなところに、ライダーが話に割り込んでくる。

 

「キャスターよ。貴様の話を聞いていると、その聖杯とやらは、『過程』や『理論』が分からなければ願いは叶わぬのか?」

 

「違うよ征服王。別に自分が『過程』や『理論』を知る必要はないんだよ。『結果』に至るための『過程』も『理論』も聖杯が用意してくれるからね。でもさ・・・・。」

 

ボクは一息ついて言葉を続ける。

 

「人の領域を超えた『願い』の『過程』や『理論』なんてわからないでしょ。人がわからないものが聖杯がわかるはずがないでしょ。」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

周辺が静まり返る。結構ショックだったのかな。

 

「ふん、では貴様達の『願い』を叶えるには過去に戻って『やり直す』しかないな。聖杯を得るときには既に犠牲者が出ているだろうからな。」

 

「そうだね。でも、マスターは『やり直し』は求めてないよ。それにアーチャーは勘違いしているよ。」

 

「なに?」

 

ボクは、アーチャーや周りが勘違いしていることを正そうかな。

 

「ボクのマスターは別に全てを救えるなんて思っていないよ。仮に犠牲者が出たらきっと悲しむけど、でも『やり直し』はしない。それは、『今』を生きている人たちを冒涜する行為だよ。」

 

「・・・・・ふん。そうか。」

 

「だから、ボクのマスターの願いみんなに叶えてもらうしかないんだよ?だから・・・ボクのマスターの願いを叶えてくれるかな?」

 

ボクはアーチャーが納得した顔をしたのをみて、改めてみんなに聞いた。

すると、アーチャーが一番最初に答えた。

 

「我が雑種の願いを聞く通りはない。・・・が、我が戦うべきは真の英雄のみだ。有象無象に興味はない。道化、我と戦いたければ生き残るがいい。その時は、我が手で貴様と貴様のマスターを屠ろう。」

 

「うん。わかったよ」

 

ボクは、アーチャーの言葉を聞いてライダーたちに顔を向ける。

 

「征服王の名に懸け、余ができる範囲で民を守ろうぞ!!!!」

 

「うん。じゃあ、ライダーのマスターさんの答えは?」

 

「えっ?ぼ、僕は・・・」

 

ライダーのマスターが緊張しているのかどもっている。

なんとなく好感がもてるな。このマスターは・・・。

そんなマスターを見て、ライダーが笑いながらマスターの背中を叩く。

 

「ガハハハハ。どうした、マスター!さっさと答えぬか!!」

 

「う、うるさいぞ、ライダー!お、おい、キャスター!!」

 

「うん、何かな?」

 

ライダーのマスターの大きな声に、ボクは笑顔を向ける。

 

「僕からは犠牲を出さないようする。でも、自分やライダーの命を優先する。これは譲れないぞ!」

 

ボクはライダーのマスターの答えに、どこかボクのマスターに似ているなと思った。どことなく若く魔術師の理性部分ではなく本能で行動するタイプかな。

 

「ありがとうね。ライダーのマスター」

 

「べ、別にお礼を言われるようなことじゃない。」

 

ボクは笑顔でお礼を言うと、ライダーのマスターは顔を赤くして顔をそむける。

続けて、ボクはセイバーとランサーのほうへ顔を向ける。

 

「君たちは?」

 

ボクが尋ねると、セイバーとランサーが答えた。

 

「私は騎士だ。無用殺生をするつもりはない。」

 

「私もだ。」

 

「・・・・そうか、わかったよ。」

 

なんとなく予想していた通りな答えが返ってきた。

 

「じゃあ、セイバーのマスターとランサーのマスターは?」

 

ボクはセイバーの隣にいる女性とどこかにいるであろうランサーのマスターに問いかける。

すると、どこかランサーのマスターの声が響く。

 

『ふん、魔術師として神秘の秘匿は厳守すべきルールだ。無用な戦闘をするわけがあるまい。』

 

「・・・・・・・・」

 

ランサーの言葉は魔術師としての答えだ。神秘の秘匿を最優先にする魔術師は平気で一般人の口を封じる。はっきりいってボクもボクのマスターもこういう人は信じれないんだようね。

ランサーのマスターの返答を聞いて、ボクはセイバーのマスターに目線を向ける。

 

「・・・・・・私は」

 

「「「「「・・・!!!!!」」」」」

 

セイバーの女性マスターの答えを言う前に大きな殺気を感じて、ボクたちサーヴァンとはさ殺気のするほうに顔を向ける。

すると、黒い霧を纏った騎士風のサーヴァント、おそらくバーサーカーが姿を現した。

 

 

 

 

「A――urrrrrrッ!!!!!!!!!」

 

 

 

 

バーサーカーの大きな咆哮が響き渡った。

 

 

 

バーサーカーの登場で舞台はさらに混迷へと進んでいく。

 

 

次回に続く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




以上です。
今回は会話文が多くなり、文章もうまくかけませんでした。
聖杯についてなど突っ込みどころや矛盾が多くありそうですが
自分の文才能力ではこれが限界です。ごめんなさい。
次回、戦闘シーンを予定していますがうまく描けるか不安ですが、
応援よろしくお願いします。
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