Fate/Zero ~狐と男の娘のお気楽な物語~(仮) 2016年6月11日凍結 作:蒼の料理亭
うまく、戦闘シーンが表現できていたか幸いです。
~キャスター視点~
「A――urrrrrrッ!!!!!!!!!」
バーサーカーが大きな咆哮をあげてボクを睨んでいる。
事前にマスターから聞いていたけど、多分マスターは間桐雁夜って人らしい。
桜ちゃんを誘拐(おそらく雁夜はそう思っている)したキャスター(本当はタマモ)を憎んでいるだろうね。
「ふん、無粋な狂犬め。しかし、道化よ。そこの狂犬は貴様に用があるようだぞ。」
アーチャーは乱入してきたバーサーカーを不快に思いつつも、ボクを見ながら愉快そうな顔をしている。
まぁ、周りにいるサーヴァントの中で一番弱いのはボクであることは自覚があるし、アーチャーも分かっているかな。
そして、アーチャーは分かっているからこの場をどのように切り抜けるのか遊興のように楽しんでいるだろうね。
さて、ボクはどうしようかな。
はっきり言ってボクだけじゃ、目の前のバーサーカーを倒せそうにないね。
でも、負けるわけにはいかないし、仕方ないっか。
ボクは身を守る決意をして、マントの下でマスターから貸してもらった礼装「古びた神刀」と「身代りの護符」を身につける。
そして、ボクの宝具の一つ「触れれば転倒!(トラップ・オブ・アルガリア) 」を構える。
「―――■■■■■■■■■■■■■■■■■!!」
ボクの臨戦態勢をみて、近くにあった鉄パイプをもって突っ込んでくる。
ボクはバーサーカーから振り下ろされた鉄パイプを「触れれば転倒!」で受けて流そうとするが、力負けして一歩下がってします。
そのまま、追撃しようとするバーサーカーの攻撃を、紙一重で交わして「触れれば転倒!」突き出すが、バーサーカーは危険を察知したのか、大きく後ろへ下がる。
(う~ん、さすがはバーサーカー。礼装で補助していても力負けしちゃった。)
マスターから貸してもらった二つの礼装のおかげで、筋力と耐久のステータスが2ランクぐらい上がっていても、このままじゃまずいかな。
「ほう、キャスターの割になかなかのランス捌きをするのう。」
ライダーがボクの槍捌きをみて褒めている。
嬉しいけど、今はそんな場合はではないんだよね。
「―――■■■■■―――」
相変わらず、バーサーカーが睨んでくるし、どうしようかな。
ボクはランス先をバーサーカーに向けつつ考えるけど、ボクは理性が蒸発しているせいで、考えるのが苦手なんだよね。
「・・・・うん、決めた。」
そう言うと、ボクはライダーの位置まで下がる。
そして、ライダーとライダーのマスターに問いかける。
「ねぇ、ライダー。ボクたちと同盟を組まないかな?」
ボクの提案に、ライダーとアーチャ以外がびっくりした顔をする。
「・・・キャスターよ。それは、お主とお主のマスターは余の盟友として、世界を征するということか?」
「う~ん、世界征服は別に興味はないけど、聖杯には興味がないからね。
それに、ボクのマスターと君のマスターは気が合うと思うよ。」
「う~む、どうじゃ、小僧」
ライダーが自分のマスターに問いかける。
「お、おい、いきなりこっちにふるなよ!!」
ライダーのマスターが焦ったような声をだしてこちらを見る。
「キャスター!同盟の件はお前のマスターと相談しなくていいのかよ!!」
「うん、そもそもボクのマスターに頼まれたことのもう一つが同盟が組める陣営を探してくることだし。」
ボクたちだけでは、どうしても限界があるんだよね。
なら、遅かれ早かれ同盟が必須になるのはボクたちの共通認識なんだ。
「・・・・・」
「がはははは、何を悩んでいるのだ小僧!」
ライダーは悩んでいる自分のマスターの背中はバシバシたたく。
「痛いぞ!ライダー!
・・・こいつのマスターに会わないと返事なんてできないんだよ!!」
「そうだね。じゃあ、この場だけでも手伝ってよ。
そのあと、マスターに会ってから返事を頂戴ね。」
ライダーのマスターの意見ももっともだよね。
会ったこともない人と同盟なんてできないよね。
でも、この場はなんとかしたいから妥協案を出す。
「うむ、それはいいじゃろう。よいな、小僧」
「・・・わかった。で、どうすればいいんだ。キャスター?」
「とりあえず、バーサーカーを撤退させたいんだ。
ボクが隙をつくるから、その後、お願いしてもいいかな。」
「よかろう。では、共同戦線といこうではないか。」
ボクたちの会話を終了して、バーサーカーに目を向ける。
「―――■■■■■■■■■■■■■!!!!!」
そして、バーサーカーが突進してきた。
それをボクは、マントからタマモから預かった呪符をバーサーカーに向けて投げる。
それを、バーサーカーが避けようとしたところで呪符から火柱がたつ。
「!!!!」
その隙にボクは「触れれば転倒!」でバーサーカーを突く。
バーサーカーも避けきれず、ランスの攻撃を受ける。
すると、バーサーカーの右足が霊体化されて体制を崩す。
その隙を逃さないように、ライダーが戦車でバーサーカーに突撃する。
「AAAALaLaLaLaLaie!!」
バーサーカーは鉄パイプで防御するが、受け止めきれず吹っ飛ばされる。
そして、そのままバーサーカーは黒い霧に包まれながら消えていく。
おそらく、バーサーカーのマスターが撤退させたんだろうね。
「・・・ふん。今宵は余興としては楽しめたぞ、雑種ども。
道化、貴様がどこまで生き続けれるか楽しみにしているぞ。」
そういって、アーチャーも姿を消す。
「さて、じゃあボクも行こうかな。
ライダー、手を貸してくれてありがとう。
マスターに会わせる件だけど、ここに明日の夜に来て。そこにボクのマスターがいるから」
そういって、ボクはライダーのマスターに一つのメモを渡す。
そこには、待ち合わせ時間と場所が記載されている。
「うむ、今宵は楽しかったぞ、キャスター。お互い肩を並べて戦えることを楽しみにしているぞ。」
ライダーの言葉に笑顔を向けて霊体化する。
おそらく、アサシンあたりが後を追ってくるかもしれないけど、気配遮断でアサシンの追跡を撒いて、人気のない場所でマイルームの扉を開いて中に入る。
今夜は疲れたな。マスターに癒してもらおう。
今回の件で、ライダーとキャスターが同盟を組む可能性ができた。
これに対して、他の陣営がどう動くのか、今はまだわからない・・・・・。
次回に続く。
今回は以上になります。
戦闘シーンはやっぱり難しいですね。
うまく表現することができませんでした。
さて、今回でキャスター視点は終了です。
次回は、各陣営の動きを語るつもりです。