よろしくお願いします。
かなり短いです。
意識を取り戻すと、そこは雪国であった。
「…え?」
いや待て。落ち着け。どこの川○康○だ。
とりあえず辺りを見回してみる。
雪、雪、雪、見渡す限りの雪である。
「参ったな…転生直後に凍死とかマジ勘弁なんだが…」
と、ここで自分の格好に気付く。
(半袖に半ズボンかよ…当たり前だけど体も小さい…)
なぜこんな格好でこんな所に放っておかれているのかはともかく、とりあえず歩き出した。
「これでなんも無かったらあの神マジで許さんぞ…」
ぶつぶつ言いながら歩いていると、何やら民家らしき明かりが見えてきた。
だがしかし、今の体は七歳相当の少年である。体力的に限界があった。
(想像以上に体力無いなこの体…てかあそこまで行けないと俺死n…)
気を失う瞬間、何やら大きな兎が見えた気がした。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「って兎!?」
気絶する前に見えた景色に対して突っ込みを入れていると、なにやら柔らかいものの上に寝ていたことに気付いた。
「これベッドだよな…?でもなんで…」
「その問いには私がお答えしよう!」
…
「誰?」
「むむっ!この束さんを知らないと申すか?」
「生憎俺にはウサ耳を付けた知り合いはいません。とりあえず状況を説明していただけるとありがたいです」
どうやら助けてくれたようなので、敬語で話してみる。
「むむむ…この身長にしてはずいぶんと大人びてるね君…なんで拾っちゃったかが分かった気がするよ」
「拾ったって…人をモノみたいに言うなし…」
「とりあえず名乗ってあげるよ!私は篠ノ之束。インフィニット・ストラトスの生みの親って言ったら分かるかな?」
いんふぃにっとすとらとす…
ってこの世界の題名じゃん。
内容は思いだせんが、なんとなくは把握できた気がする。
「あーうん、篠ノ之束ね。知ってます知ってます」
「その反応はどうやら本当に知らないみたいだね…」
馬鹿な。俺の完璧な演技が見破られるとは。
「そもそもここには束さん以外いないはずだし…君はいったいどこから来たんだい?スパイにしては武装してないし体も貧弱すぎるし、あ、名前もまだ聞いてないね!」
名前かぁ…
そういや考えてなかったな…
うーん…………………よし。
「咲。茅野咲だ」
女らしいって?苗字は今考えたからともかく、名前は前世からこれだから仕方ない。
割と気に入っているのだ。
「じゃあさっくんだね!決まり!」
どうやらあだ名のようだが…
「センスないね」
「ぐはあっ…」
なにやら胸を押さえて蹲ってしまった。
やったぜ。大勝利。
「と、兎に角!君がどっから来たのかとか、全部洗いざらい吐いてもらうからね!」
「今のはあれか?そのウサ耳とかけたのか?」
あ、敬語抜けてる。まぁいいや。
「いいからとっとと話す!」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
ISの生みの親というだけあって、転生してやってきたということを、あまり疑わずに信じてくれた。俺だったら信じない自信がある。
「別の世界かぁ…信じがたいけど、嘘をついているようにも見えないからね。なんとなく普通じゃなさそうだなーって思ったから束さんも拾ったわけだし」
「拾った言うな。てかそんな理由で助けたのかアンタ」
どうやら興味の無い物にはとことん無頓着なようだ。
多分神が何とかしてくれたんだろう。
そしてこの時俺は決心した。
近い内に絶対人格矯正してやる、と。
キ○グ・クリ○ゾンッ!
時の流れは速いもので、あれから七年経った。
え、飛ばしすぎだろって?
過去編をやるとグダる法則ってあるじゃろ?え、ない?
さて。
俺は今、長い長い行列に並んでいた。
というのも、世界初の男性IS操縦者が現れたとかで、同じくらいの年齢の男性を世界中でテストしているんだそうな。はた迷惑な話である。全部織斑一夏って奴の仕業なんだ。ネタじゃなく。
それにしても暇だな…
『ジャーヴィス、なんか面白い話は無いのか?』
自らのIS(待機形態は眼鏡である)の中にいる相棒に脳内で問いかける。
『ニ○ニ○動画を御覧になってはいかがでしょうか、ご主人様?』
ちなみにこのジャーヴィス、原作よりも割と砕けている。
話し方はともかく話す内容が。
『○コ動はもう見たんだよ。じゃあしりとりしようぜ。林檎』
『御付き合い致します。胡麻』
『麻婆豆腐』
『蕗』
何故か食べ物縛りになってしまったしりとりを続けること数十分。
いよいよ自分の番が来た。
『まぁ動かせるのは分かってるんですけどね』
『ご主人様、それは言ってはいけません』
そんなわけで、世界で二人目のIS操縦者としてめでたく選ばれてしまった俺は、荷物をまとめてIS学園へ向かったのだった。
ちなみに自宅は束の(移動式の)ラボである。
『よくよく考えたら俺住所不定じゃね?』
『深く考えてはいけません』
過去編はそのうちやると思います…
そのうち…