IS×仮面ライダー AtoZの所持者   作:GENERAL

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そういえば、活動報告の方に主人公の設定やらオリジナル仮面ライダーの設定やら載せております。
興味のある方はご覧くださいな。


第二十一話 日常Part3

翌日。

 

『起床時刻です、ご主人様』

 

「あぃ…今起きます…」

 

ボーデヴィッヒさんと話をしたしばらく後、特に怪我の無かった俺は自分で部屋に戻った。

正直歩くのも怠い…というか産まれたての小鹿状態だったが、まぁ帰れたから良しとする。

ちなみに、トーナメントは中止になったらしい。まぁ当たり前だな。

確かあの後は…

 

「…俺風呂入った?」

 

『昨晩は部屋に入ると同時にベッドに倒れ込まれていました』

 

「Oh…」

 

備え付けのシャワーでサクッと体を洗い、着替えて食堂に向かう。

 

『バイタルチェック、開始。……筋繊維周辺の結合組織に損傷が見られますが、その他に異常は有りません』

 

「つまり筋肉痛だな。さんきゅ」

 

それにしてもまだ怠いし体のあちこちが痛え…

治癒系のメモリとかあったらなあ…

 

『ジーンメモリを使うという手も御座いますが』

 

「ありゃ危険すぎるからダメ」

 

前に一回だけ、実験用の虫に使ってみたことがある。

結果は…正直思い出したくもない。

 

「遺伝子操作がボタン一つでできちゃうんだから恐ろしいよな…」

 

 

 

そんな事を話しつつ、一人で食堂に向かい、極稀に話しかけてくる女子を(ジャーヴィスが)適当にあしらい飯を食い終えて教室に向かう。

 

「うはよーっす」

 

「お、咲!体は大丈夫なのか?」

 

教室に入ると織斑が話しかけてきた。

 

「俺がそんな丈夫な人間に見えるか?絶賛筋肉痛でクッソ怠いわ阿呆」

 

「そんだけ言えるなら大丈夫そうだな!」

 

正直今の一言だけで今日の体力を使い切った気がする。

授業中は確実に寝るな…こりゃ。

席に着くと眼鏡を外し、机に突っ伏す。

 

『ミス織斑の出席簿が火を噴くと思われますが』

 

「知らん。今なら何されても起きない自信がある」

 

大体昨日あんな事があったって言うのに、あの鬼教師今朝何てメールしてきたと思う?

『出席しなければどうなっても知らんぞ』だぜ?

眼鏡投げるかと思ったわ。ジャーヴィスに止められたけど。

そういえばあの子は…?

 

「なんだ、いるじゃん」

 

ボーデヴィッヒさんは普通に席に着いていた。

とりあえず懸案事項は無くなったので、再度顔を伏せる。

 

「皆さーん!席についてくださーい!」

 

山田先生が来たっぽいが、だんだん意識が遠のいてきている。

あぁ…御免なさい…山田先生…

 

「えぇっと…今日は皆さんに、転校生を紹介します…」

 

転校生…?この前来たばっかだってのに…

というかやけに騒がしいな…相当な美少女なのか、もしくは男子か?

 

「シャルロット・デュノアです。皆さん、改めてよろしくお願いします」

 

…はい?

 

思わず顔を上げると、前にはスカートを履いたデュノアの姿があった。

今まで男子の制服を着ていたから違和感バリバリである。

そういえばさっき織斑と一緒に居なかったな。

 

「その…デュノア君はデュノアさん、という事でした…」

 

いやそうだけども。

もっと色々言う事があるでしょうよ先生。

 

教室がだんだん騒がしくなり始めたが、今日は織斑先生が居ない為ストッパーが居ない。

…嫌な予感しかしないな。

 

「じゃあ、デュノア君って女だったの?」

 

「というか昨日って、男子が大浴場使ってたよね?」

 

『ヘイジャーヴィス、それは本当かい?もしそうだとしたら俺は全力で織斑を殴りに行かなきゃいけないが』

 

『No comment』

 

『無駄に良い発音をありがとうそして畜生』

 

…お仕置きの時間だな。

 

「織斑よ…小便は済ませたか?神様にお祈りは?部屋のスミでガタガタ震えて命乞いをする心の準備はOK?」

 

某執事っぽくセリフを言い、バイオレンスメモリを構えて織斑に近づく。

 

「ま、待て!あれはシャルが強引に…」

 

「人はそれをご褒美と呼ぶんだよオオオオオ!!」

 

【Violence!】

 

「フフフ…一夏さん…私という物がありながら…」

 

オルコットもISを展開し、準備万端である。

 

「いいいちかああああああ!!」

 

さらに凰まで現れた。これは勝ったな。

 

俺、オルコット、凰の三人で織斑を取り囲む。

 

「何か、言い残すことはあるか?」

 

「は、話せば分か」

 

「「「問答無用(ですわ)!」」」

 

大丈夫!今はギャグ空間だから死にはしないさ!

多分!

 

「うわああああああああああ!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

「悪は滅びた…」

 

モザイクのかかった織斑(だった何か)を見ながら、俺は充実感に浸っていた。

 

「ちょっとやりすぎたかしら…」

 

「どうせ直ぐ復活するからほっとけ」

 

一連の騒動の後は普段通りに授業が進んだ。

一部動揺を隠せていない連中もいたが、まぁ大丈夫だろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

「今日は酷い目にあった…」

 

「原因はお前だからな?いい加減自覚しろ?」

 

寮への帰り道で、織斑がボヤいていた。

ちなみに今日は事件があった直後だからか、特に何もなかった。平和万歳。

ただ女子達のテンションが低かった気がする。

 

「そういや、お前部屋どうなるんだ?このままデュノアと一緒って訳にはいかんだろうし」

 

「そういえば何も聞かされてないな…」

 

何て話をしていると、まるで狙ったかのようなタイミングで山田先生が走ってきた。

相変わらず破壊力抜群だ。

 

「織斑君!茅野君!お引越しです!」

 

「いや、それは良いんですけど、今度は誰と…?」

 

「えっと…またお二人で同室になりますね。デュノア君…さんは、ボーデヴィッヒさんと同室になることになりました」

 

こりゃまた予想外。

ってかそうなると…

 

「じゃあ一人部屋はどうなるんですか?」

 

「しばらくは物置になりますね…なるべく一人部屋に入る人数は減らせ、と上の人から言われているんですよ」

 

ほう?

良いことを聞いた。

 

「今日は金曜日ですから、引っ越しは明日で大丈夫ですよ。ゆっくり休んで、明日に備えて下さい」

 

俺はあまり荷物は無いが、まぁ他の奴らの都合もあるだろう。

 

「そういえば、デュノアは今日も織斑と一緒の部屋なんですか?」

 

「え、ええ…あまり良い事ではないですが…仕方ありません。織斑君!くれぐれも疾しい事はしないように!いいですね!」

 

「は、はい…」

 

その後は織斑とも別れ、シャワーを浴びて早々に床に就いた。

授業中も寝ていたとは言え、まだ体が怠かったのだ。

 

『お休みなさいませ。ご主人様』

 

「ん…お休み…」

 

余談ではあるが、ジャーヴィスも睡眠は取るらしい。

よって夜中に誰か来ても気付かないが、まぁ鍵が掛かっているし、わざわざ侵入してくるような奴も居ないだろうと高を括っていた。

そう。この時までは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

そして翌日の朝。

珍しくジャーヴィスより早く目が覚めた。

 

「まだ五時半か…もう一眠り………?」

 

…何か柔らかい物が腰の辺りに当たっている。

 

「…オーケイオーケイ…深呼吸だ…きっとこれは夢…俺は夢を見ている…」

 

夢だと信じたい。

そんな俺の願いは、タオルケットを捲ると共に無情にも打ち砕かれた。

 

「…む…なんだ…もう朝か…」

 

そこに居たのは、一糸纏わぬ姿のボーデヴィッ……ヒ……

 

「かっ……」

 

 

そこで俺の記憶は途切れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『起床時刻です、ご主人様』

 

「………ハッ!」

 

ジャーヴィスの声で目を覚ました。

さっきのアレは…

 

「夢か…俺の変態野郎…」

 

頬に一発パンチを入れた、その時。

 

「ん…ようやく起きたか。さっきはいきなり眠ってしまって驚いたぞ?」

 

………

 

「ピャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!」

 

およそ男にあるまじき悲鳴を上げてしまった。

いやこの場合は仕方ないだろう。

 

「おおおおおま、なななななななんちゅう恰好で…ってかどっから入ってきた服を着ろ!」

 

後ろを向いて、ボーデヴィッヒさんに訴える。

 

「…?男はこういうのが好きなのではないのか?」

 

「いや確かに好きだけども…ってそうじゃなくて!」

 

突っ込みが追い付かねえ。

しかもこんな時に限ってジャーヴィスは知らんぷりしてやがるし。

 

とりあえずタオルケットを被るように言い、話を続ける。

 

「あの…ボーデヴィッヒさ「ラウラだ」…ラウラ、何でこんな事をした?」

 

「私の部下に相談したのだ。好きになった男を落とすにはどうしたら良いか、とな」

 

へー好きな男ねー。ラウラにもそんな人が…

 

「……はい?」

 

「私はお前を好ましく思っている。…そういえば、日本には気に入った相手を嫁と呼ぶ文化があると聞いた。つまりお前は私の嫁だ」

 

どこか誇らしげな顔で話を続けるラウラ。

だめだこのこはやくなんとかしないと。

というかこんな間違った知識を大量に植えつけまくったアホな部下はどいつだ。

てかそもそも…

 

「…なぁラウラ、吊り橋効果って知ってるか?」

 

「?」

 

「不安や恐怖を感じている時に出会った人に対して、恋愛感情を持ちやすくなる効果らしいんだが…ラウラのはそれだ。俺があんな事をしたばっかりに、変な気を持たせちまったな。スマン」

 

こんな可愛い子が俺を好きになる?

そんな都合の良いことがある訳が無い。

クラスの女子も俺と組みたがっていたが、あの時点で男子は三人しか居なかったのだ。珍しい物に人は集まるからな。

 

「…」

 

「とにかくそういう事だ。女の子なんだから、体は大事にしろ」

 

そう言って背を向けたまま洗面所に向かって行く咲の背中にラウラは、

 

 

「……馬鹿者」

 

ぽつり、と呟いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「何カッコつけちゃってんの俺馬鹿なの死ぬの…?」

 

『流石にあの対応は私もドン引きです』

 

茅野咲、前世でも今世でも女慣れしていないピュアな少年であった。

 




何このウザったい主人公…(呆

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