でも描写ががが
寮ではこれといったことはなかった。
ベッドの位置で少しもめたが、ちょっと脅s…お話したら、すぐに窓側を譲ってくれた。
友情って素晴らしいね。
その翌日
「体が痛え…」
「お前が大人しくしなかったからだ。」
食堂で織斑が呻いていた。
「体が痛い?」
「どこが痛いんですかねえ…」
「茅野×織斑…良いわね」
「当然織斑君が?」
「「「受け」」」
……何やらすごい会話を聞いた気がするが、気にしないでおこう。気にしたら負けだ。色々。
途中で織斑が女ったらしスキルを発動し、一緒に食う人数が三人ほど増えたが、さすがは唐変木、(またも偶然を装って一緒の席になった)篠ノ之が不機嫌になったのにも気づかず、普通に食事をしていた。
「なぁ、篠ノ之…」
「…なんだ」
「その…頑張れ?な?」
「ううっ…一夏…どうしてそこまで鈍いのだお前は…」
…ほんと見てて可哀想になってくるな。こりゃ。
飯を食い終えて教室に向かう途中で、織斑と戦闘についての話をしていた。
「そういや織斑、あれだけ好き放題言ってたんだから、当然勝算はあるんだよな?」
「いや、それが、その…」
…ほんとに筋金入りだな。こいつの馬鹿さ加減は。
「マジで無いの?馬鹿なの?死ぬの?」
「うわああ箒ぃぃ!俺を助けてくれぇぇ!」
ピクッ
その言葉を聞いた途端、篠ノ之が元気を取り戻した。
「そ、そうか!そんなに言うなら仕方がない!私が直々に鍛えてやろう!まずは剣道からだな!そうだ、放課後に剣道場を借りよう!それがいい!」
暴走してる気がしなくもないが、まぁ元気になったのならいいだろう。
そんなこんなで二日目の授業中。ISのコアに関わる話になった。
山田先生が頑張って説明をしている。可愛い。
そんな中、ISの生みの親、篠ノ之束の名前が挙がった。
「すいません、一ついいですか?」
「はい、なんでしょうか?」
質問をしたのは生徒の一人だったが、その内容がちょっとまずかった。
「篠ノ之さんって、もしかして篠ノ之博士のご家族ですか?」
一瞬空気が固まった気がしたが、織斑先生は答えた。
「そうだ。篠ノ之はあいつの妹だ」
クラス内が騒然とする。そりゃそうだろう。誰だって驚くわ。
しっかしこの先生にプライバシーって概念は無いのかね?
「とはいえ、あいつのことは私も詳しくは知らんし、篠ノ之もそこまで詳しくはないだろう。妙な質問をして困らせることはしないように。いいな?」
おお、ナイスフォロー。やればできるじゃないの。
篠ノ之も、先生に軽く頭を下げていた。
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
そんなこんなで放課後。
織斑は篠ノ之に引きずられていった。合掌。
俺はついていかない。何故かって?一人で練習したいからです。
どうせならパーッとお披露目したいからね。
『ご主人様、人と関わるのが苦手だというのはどこに行ったのですか?』
『関わるのが苦手なだけだ。目立つのはおk』
『矛盾してる気がしますが、そういうことにしておきます』
そして、クラス代表決定戦の日がやってきた。
「試合方式は三つ巴、つまり三人で一斉にぶつかってもらう。そして織斑、茅野。お前たちには専用機が届いている。確認しろ」
え?マジで?
なんかすんごい申し訳ないなぁ…
だって使わないもの。
とはいえ、今はまだ隠しておきたいので、適当に流しておく。織斑は割と熱心に聞いているが。
「そういや織斑、ISを使った特訓はしたのか?」
「……察してくれ」
あ、剣道しかやらなかったんだ。
ドンマイ。
そして、俺たちの前に専用機がやってきた。
織斑の方は「白式」、俺の方は「打鉄改」というらしい。ってかこれって…
「先生、俺の奴がどう見てもただの打鉄なんですが。」
そう。日本の汎用機、「打鉄」とほとんど同じなのである。
「…その、なんだ、すまん。」
どうやら白式の方に時間やらなんやら持ってかれたらしい。
仕方ないね。
「アリーナを使える時間は限られている。フォーマットとフィッティングは戦闘中になんとかするように」
随分な無茶ぶりをしてくれる。まぁ関係ないけど。
あまり気は乗らないが、打鉄改に乗り込む。
織斑も同様。
「まぁカッコいいからよしとするか…打鉄改、茅野、発進!」
「び、白式、織斑、発進!」
カタパルトから射出され、アリーナに飛び出すと、
「逃げなかったことは評価して差し上げますわ…今なら謝れば許して差し上げますわよ?」
金髪ドリルが、青いISを纏って浮いていた。
「だってよ織斑。謝ってきたらどうだ?」
「誰が謝るか。先に喧嘩吹っかけてきたのは向こうだ」
それもそうだな、と呟くと、とりあえず武器を構えてみる。構えただけだが。
試合開始のコールがなった。
「さぁ踊りなさい!わたくしとブルー・ティアーズの奏でる
敵IS、射撃体勢移行と表示される。
なかなか便利だな、これ。
「生憎踊りは苦手なんだよねっ!」
とりあえず避ける。避ける。避ける。
織斑も普通に避けている。たいしたもんだ。
「くっ…ちょこまかと…ですがこれで終わりですわ!」
そう叫ぶと、なにやらちっこいものを四基飛ばしてきた。
あれがビット兵器って奴か?
「織斑、頑張って避けろよ?」
「分かってるっての!」
俺の方は
そろそろ頃合いかな?
「さあ、落ちなさい!」
どうやらSEの少ない俺を先に片づけるつもりなのだろう。
だが、
「ところがぎっちょん、ってな!」
「なっ!?」
俺は一気に加速して、オルコットの頭上に上がると、
「離脱!」
「は?」
何をしたかって?ISを脱いだのである。
これにはさすがに驚いたのか、避けることなく上から落ちてくる打鉄改を受け止め…切れずにそのまま落ちて行った。
「よっしゃ成功!」
「成功じゃない!どうすんだよ咲!」
どうすんのかって?決まってんだろ!
「変身だ!」
落ちながら某螺旋系アニメよろしく叫ぶ俺は地面に激突…したかに見えただろう。観客には。
だがそんなアホなことはしない。
【Cyclone!Joker!】
アリーナにそんな音声と、一陣の風が駆け抜けた。
土煙が晴れた中に立っていたのは、右半身は緑、左半身は黒、顔には赤い複眼と触角の付いた、
いや、仮面ライダーW
『あと0,1秒遅ければ、地面に激突していましたね』
『間に合ったからいいだろ、別に』
そして、彼等はポーズを決め、
「「セシリア・オルコット…さぁ、お前の罪を数えろ!」」
高らかに叫んだのだった。
というわけで、仮面ライダーW初の変身回でした。
20分ほど遅れてしまいましたね。申し訳ありません。
次回は戦闘パート…
なんとか書いてみます。