IS×仮面ライダー AtoZの所持者   作:GENERAL

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今回からオリジナル要素が含まれます。
苦手な方は申し訳ありません。


第九話 激突、そして襲撃

時はキンクリしてクラス対抗トーナメント当日。

俺は今、山田先生や織斑先生のいる、職員用の観戦室っぽいところに来ていた。

だが…

 

『なんで篠ノ之とオルコットもおんの?』

 

『愛の力…という事なのでは?』

 

なにその超パワー。

 

とりあえず二人は放っておいて、アリーナ上空に浮かぶ織斑と凰を見る。

さて、あいつ勝てるのかな…?

 

 

 

 

「ふーん、初撃を避けるなんてやるじゃない!」

 

「さんざん痛めつけられたから、なっ!」

 

おお、ちゃんと特訓の成果が出ている。

織斑は攻撃をかわし続けていた。

 

「ええいちょこまかと…でもこれならどう?」

 

「な…ぐあぁっ!」

 

 

 

 

織斑が急に吹き飛ばされた。何をした?

 

『凰様のIS、甲龍(シェンロン)の固有武装のようです。空間を圧縮し、見えない砲弾を打ち出しています』

 

シェンロン…あれかな?玉を七つ集めると願いを叶えてくれる奴。

っていうかそれよりも…

 

「見えない砲弾?」

 

その場にいた織斑先生を除く全員が動揺していた。

俺も含む。

 

「相変わらずISってのは無茶苦茶やるなあ…」

 

「いや茅野、お前のISも大概だと思うぞ?」

 

「そうですわ。わたくしなんて最初は操られたりしてましたし…」

 

それはそれ、これはこれだ。

しかしこのままだと、織斑に勝ち目が無くないか…?

 

「そうとは限らんぞ」

 

「先生、ナチュラルに人の心を読むのはやめてください」

 

この人本当に人間なのかね?

実は人間やめたりして無いよね?

突然URYYYYYYとか叫ばないよね?

 

ズパァン!

 

「私は人間だ」

 

「嘘だ…」

 

 

 

この後織斑先生が説明してくれたが、瞬時加速(イグニッションブースト)という物を使えば、あいつでも代表候補生と渡り合えるそうだ。ただし…

 

「使えるチャンスは一度だけ、か…」

 

あの馬鹿の事だ。使いどころを間違えなければ良いんだが…

 

 

 

 

 

「あーもうさっきからちょこまかと!いつまでも逃げてんじゃないわよ!」

 

「負けたら何されるか分かんねえからなぁっ!」

 

「はぁ!?」

 

…どうやらこの前のアレが相当キツかったらしいな…

そして、動揺した凰の見せた一瞬の隙を、織斑は見逃さなかった。

 

「うおおおおおおおおっっ!!!!」

 

「しまっ…」

 

これならいける、誰もがそう思った時だった。

 

ズガアアアァァァァァン!!!!

 

「なっ!?」

 

アリーナの地面が突如爆発した…何が起きた?

 

『外部から何者かが侵入。アリーナのシールド、突破されました』

 

ジャーヴィスが端的に情報を伝えてくる。

 

「侵入っておい…」

 

「くっ…試合は中止だ!織斑!凰!直ちに退避しろ!」

 

織斑先生が通信で二人に呼び掛ける。この先生がここまで焦るとは…

 

「ジャーヴィス、アリーナの人たちは?」

 

『すでに避難が始まっています。ですが…』

 

「アリーナの扉が全てロックされています!しかも遮断シールドもレベル4に…!」

 

山田先生が状況を説明してくれる。

これでは避難も加勢もできない…

 

「ジャーヴィス、二人に通信を繋ぐことはできるか!?」

 

『可能で御座います』

 

それなら…

 

「聞こえるか織斑、凰!」

 

「その声、咲か!」

 

「ああそうだ!二人とも、五分でいい!どうにか持ちこたえてくれ!」

 

「何をするかは分からんが…了解!」

 

「代表候補生に指図とか…まぁいいわ!やってやろうじゃない!」

 

よし、あとは…

 

「織斑先生、ISの使用許可をお願いします」

 

「だがアリーナには入れんぞ?どうするつもりだ?」

 

「ここで使うだけでいいんです。お願いします!」

 

頭を下げる。

この世界に来てから初めてじゃないか?人に全力で物を頼むのって。

 

「ふむ…分かった。許可する」

 

その言葉が聞きたかった!

なんてネタやっとる場合じゃないな。

俺はダブルドライバーを取り出すと…

 

「そおい!」

 

真っ二つにへし折った。

 

「なっ!?何をしていますの茅野さん!」

 

「黙って見てろ」

 

二つに割ったドライバーの右半分から、スロットの欠けた左半分が形成された。

ロストドライバーの完成である。

残った左半分は、ロストドライバーへと吸収された。

 

「ジャーヴィスはアリーナのスピーカーから指示をして、パニックになるのを押さえててくれ。俺はここでロックを破る」

 

『了解しました』

 

言い終わると同時に、俺の右手には青いメモリが転送される。

 

ロストドライバーを腰に装着し、メモリのスイッチを押す。

 

【Key!】

 

「変身」

 

メモリをドライバーに叩き込み、展開する。

 

これまでとは全く異なったアーマーが形成され、変身が完了する。

 

「仮面ライダーキー…予想はしてたがあんまカッコよくないな…」

 

だがそんなことはどうでも良い。

メモリを引き抜き、マキシマムスロットへ。

 

【Key! Maximum Drive!】

 

機械に手を押し当て、キーメモリのエネルギーを流し込んでいく。

 

「ふおおおおおおおお………」

 

「か、茅野君?!いったい何を…」

 

「見ての通りハッキングですよ…」

 

「ハッキングってこんなのでしたっけ?!」

 

俺の場合はそうなのだから仕方あるまい。

ロックされたシステム全ての「鍵」を作り出し、強制的にこじ開けていく。

確か原作では隠されたものを見つけ出す能力だった気がするが…

まぁできてるのだから大丈夫だろう。

 

「ま、まだ終わらないのか…?」

 

そこまで強力なメモリでは無いにせよ、さすがにマキシマムドライブを長時間発動しっぱなしは体が…

 

『ご主人様、アリーナの扉とシールドのロックは解除されています。ご安心を』

 

「ナイスタイミングだ、ジャーヴィス」

 

俺自身ではそういった細かい所までは分からないからな。

一先ずはこれで大丈夫だろう。

変身を解除し、ロストドライバーをダブルドライバーに戻す。

こちらは念じれば戻るので便利だ。

 

「じゃあ行くぞ、ジャーヴィス」

 

『畏まりました』

 

【Bird! Joker!】

 

素早く変身を済ませると、アリーナに繋がる通路へ飛んで行く。

 

「おい茅野!待て!」

 

待てと言われて待つ馬鹿はいないっての。

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

その頃、アリーナでは。

 

「五分稼ぐとは言ったが…こりゃ想像以上に…」

 

「キッツいわね…」

 

想像以上に敵ISの攻撃が激しく、二人とも疲労困憊していた。

 

「第一なんなんだよあのIS…デザインも薄気味悪いし…」

 

襲撃者のISを見ながら、一夏が呟く。

その目線の先にあったのは、全体は黒く、骨のような物が全身の至る所に巻きついたISだった。

 

「気味悪いのは同感だけど、休んでる暇は無さそう、ねっ!」

 

飛んでくるビームを避けながら、鈴は答える。

 

(このままじゃジリ貧だ…何とかしないと…)

 

そう考えていた矢先、今までより太いビームが一夏に迫って来ていた。

 

(やべっ…避けきれねぇ…!)

 

「一夏――――――!!!!!!」

 

鈴の悲痛な声が響き渡る、その時だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【Queen! Maximum Drive!】

 

 

 

ズガァァァァァアアアン!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

ビームは見えない障壁に阻まれ、その場で爆発した。

煙の中から現れたのは…

 

「…間一髪、ってとこか?」

 

『もっと早く来れたのに何を仰いますかご主人様』

 

「バラすなよ台無しじゃねえか…」

 

…いつも通りの咲なのであった。

 




仮面ライダーキーのイメージは、キルラキルの探の装です。
初めてのロストドライバーでの変身がこれとは…
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