前回のあらすじ。イチャイチャしてた。
朝、カーテンの隙間から差す日の光によって勇気の目は自然と覚める。
まだ寝ぼけている頭を回転させながら一日の予定を立てる。チラッと目覚まし時計を見る。
っ9:02
「…………あれ?今日って宿題の提出日の第一回だっけ………」
勇気の頭の中を決して考えたく無い予感が過ぎる。
「寝坊したーーーーーー!!!」
何時も登校時間2時間前に起こしに来る奈美が今日はまだ来ていないと言うことはまだ奈美は寝ている!!!
そう考えた勇気は急いで奈美の部屋に向かう。
コンコン
「奈美~、起きてるかー?」
「…………」
しかし部屋からは返事が返ってこない。もしや……と思い、そーっと部屋を覗く。
すると何時も奈美が寝ているベッドに奈美の姿は無い。
驚いた勇気は急いでリビングへ向かう。リビングの中央にある食卓の上には置き手紙が置いてある。
お兄ちゃんへ。先に学校いってるねー♪
大好き!!愛してる!!
ps:約束……覚えてるよね♪
「あぁ………そうか」
勇気は全てを悟ったような顔をした。
約束--それは夏休みの前日の日の事。
「奈美、8/20は宿題の提出日だぞ」
「分かってるよ。いくら私でもそれくらいは分かってるの!!」
「まぁ、奈美なら覚えてても寝坊するだろなぁ」
「じゃあ寝坊しなかったら何でも言うこと聴いてね」
「えっ、いや、それh」
「けってーい♪」
と、そんなことが有ったのだ。
「だからアイツ起こさなかったのか……いや、待てよ。」
「俺は奈美が寝坊したらって言った」
「じゃあ別に俺は寝坊しなくても良かったんじゃ……」
「あんにゃろー!!!!」
勇気は急いで提出の宿題を鞄に詰める。そしてブカブカの制服に着替えた。
急いで玄関を開けた。
勇気は走る。学校までの道のりを走る。全速力で。
勇気が漸く学校に着いた頃には9:30位だった。
自分の靴箱を開く。すると中からは大量の手紙が雪崩てくる。これ等は全て勇気に当てたラブレターだ。
勇気の靴箱には常に男女問わずのラブレターが20通程入っている。男女問わずだ。
こぼれ落ちた手紙を全部鞄に詰め込む。少し重くなった鞄を持って教室まで走る。
後数十メートルで自分の教室。と言うところで床に躓いてしまった。
勇気が転けたことで各教室から皆が注目する。
アレユウキクン?
コケテタ?カワイイ////
ペットニシタイ
ダイテーー
ウホッ
一瞬で廊下がざわつく。勇気が恥ずかしさの余りに顔を真っ赤にして俯いていると頭に鈍い痛みが走る。
ゴツン☆
「いてっ」
勇気が反射的に上を見上げると担任の橘京子先生が出席簿片手に呆れた顔をしていた。
「島ヶ原」
「ひゃっ、ひゃい!!」
「遅刻だ。」
「スミマセン」
「さっさと席に着け」
「ハイ………」
この橘先生。悠然としていると思っているとそうではなかった。
「(ハァハァハァハァハァ………ゆうききゅんかぁいいよぉハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ)」
特別この先生が危ないのではなく、恐らく勇気に関わりを持った人間は皆がこうである。
っと、そんなことをしていると遠くの席から視線を感じる。そちらを見ると奈美がいた。
奈美はアイコンタクトで あ し た で ぇ と ね と言っている。
勇気はため息を一つついて席に着いた。
あぁ、早く幻想入りしたいよぉ……ネタが無いよぉ