奈美side
~その日の夜、自宅~
「はぁぁ、結局成果無しかぁ」
お兄ちゃんは食卓に項垂れる。今日は一日中女体化の原因を探っていたが何一つ成果は得られなかった。
別に今のまんまでも私は良いんだけどなぁ...妹みたいでかわいぃし。それにお兄ちゃんは別に.....いや、こんなことは今考えることじゃない。
今は今を精一杯楽しもう。うん、それがいい。
「うん...まぁ悩んでも仕方ないよ。それよりもご飯にしない?」
「そうだな」グゥゥゥ
「ふふっ、お腹鳴らしちゃって、かわいい♪」
「あのさぁ、かわいいって男が言われて一番返事に困るんだぞ」
お兄ちゃんは言い終わるとそっぽを向いてしまった。うん、かわいい。
おっといけない鼻血が......。
うぅ、あんなかわいいお兄ちゃんとはやっぱり離れたくないよぅ......。
それよりも夕飯の準備をしなとね♪
「ご飯作ってくるね」
「おう!任せた」
お兄ちゃんはそう言って廊下へと向かった。多分お風呂かな?
よし!!一緒に食べる最後の夕飯になるかもしれないからお兄ちゃんの大好きなチーハン作ろっと♪
少女料理中..........
出来た。うん、いい仕上がりで美味しそう。お兄ちゃんもお風呂からもうすぐ出てくると思うしテーブルに並べとこっと。
........はぁ、ホント、どうしてこうなったのかなぁ。
☆ガチャッ★
「ふぅ、サッパリしたぁ。おっ、もしかしてチーハン!?」
「うん、お兄ちゃんの為に腕によりをかけたよ!!」
「ありがとな、奈美!!」
「えへへ///」
お兄ちゃんは髪も乾かさずに椅子に座る。
「それじゃぁ」
「「いっただっきまーす」」
お兄ちゃんは早くもチーハンに手を伸ばす。美味しそうに食べてくれて何よりだ。
そう言えば体洗うのどうしたのかなぁ?って言うかお兄ちゃんはエッチな事に興味有るのかなぁ?
「?顔になんか着いてるか?」
「うぅん、お兄ちゃん。チーハンおかわり有るからね♪」
「それにしても奈美のチーハンはホントにおいしいなぁ」
「ありがと♪」
お兄ちゃん、一日中調査してたせいで疲れて寝ちゃった。
......最後だし。許してねお兄ちゃん。
side三人称
奈美はユウキの布団に潜り込んでユウキの女体化した豊満な体に抱きつく。
「お兄ちゃん、お兄ちゃん、お兄ちゃん、お兄ちゃん!!!!」
徐々に手つきが厭らしくなる。少しずつ奈美の手はユウキの胸の方へと......
キングクリムゾン!!!!!
ユウキside
~朝~
「んっ、ふわぁぁぁ」
起きた。よし、今日は始業式だったはず。奈美を起こさないと。
「あっ、紫様。起きましたよ」
「あら、やっと起きたのね」
ん?知らない声がする。
ユウキが目をゆっくりと開くとそこには知らない天井があった。
右の方に首を向けると知らない声の発生源があった。
一人は大人な感じでどことなく胡散臭いイメージの美人な女性。
もう一人はさっきの女性と同じくらい美しいのだが明らかに人間とは違う場所があり、それは臀部に生えた毛並みの美しい9つの尻尾、頭に生えた獣のような耳。
「って、
なんじゃこりゃぁぁぁばふあbzgzhdbsh」
やっとタイムスリップできた。