イッセー君サイド
おっす、兵藤一誠だ。
今回が初めてだなー、俺sideって。
「部長、俺ははぐれになってでもアーシアを助けに行きます!」
「イッセー!」
部長が凄い顔で怒鳴ってくる。
怒ってますオーラがハンパないことになってる。
そこに神崎先輩がスッと出てきて、俺にこう言った。
「兵藤一誠君、君は主であるお嬢様の顔に泥を塗るおつもりですか?
貴方の勝手な行動でお嬢様にどの位迷惑がかかるのか考えていますか?
貴方は、教会の、敵であるシスターを助けると言っているのです。
下手すれば再び戦争になるかも知れませんよ?」
まさに正論だった。
でも俺は、アーシアが悲しむ様なことをする奴らを許せないんだ。
だから、はぐれになってでもと言ったんだけど、それは部長の顔に泥を塗ることになる。
でも、でもっ!
「ですが先輩、俺はアーシアを助けに行きたいんです!
守るって、約束、したんです。だから…」
俺は先輩に伝えた。
自分の正直な気持ちを。何故助けに行きたいのかとか、全部。
「…そうですか。キミの覚悟は其処までですか。
分かりました。…お嬢様」
「ええ。イッセー、私達は行くところがあるから。朱乃、真
そう言えば、イッセーは兵士を弱いと思っているかもしれないけど、王が敵地と認めれば、プロモーションをする事が可能だわ」
部長に呼ばれた二人は部長に付いてオカルト研究部の部室を後にした。
…あれ?最後のって?
プロモーションってなに?
俺の頭の中にはその疑問が回っていた。
イッセーsideout
真side
私は今、お嬢様と朱乃様と、廃教会に向かっています。
え、なぜかって?
それは、私が今回の件は堕天使は命令されたわけではなく、自分たちで勝手に起こしたことだ、という情報を得てきたので、レイナーレ以外の堕天使は兵藤君の邪魔になるから滅してしまいましょう、という事になったからです。
「それにしても、良かったんです?お嬢様」
「イッセーのことかしら?
それはイッセーにとって大事なことだったらしいし、堕天使の独断なんでしょう?
それぐらいなら、良いんじゃないかしら。
堕天使の総督アザゼルって、神器オタクの反戦争主義の人らしいし、人から奪った神器を見せても愛なんか貰えるわけ無いしね」
長い台詞お疲れ様です。
とかふざけている場合ではなくて。
「では、堕天使二匹、狩っても?」
「ええ。朱乃、真と一緒に行ってきてちょうだい。
貴方達なら数分で終わるクラスだわ」
「あらあら、わかりましたわ、部長」
「御意に」
私は、朱乃様とアイコンタクトし、駆け出す。
教会裏の森にはいってみると、二匹居たので、片方を朱乃様にまかせ、片方に狙いを定める。
「はじめまして、堕天使の方。私、グレモリー眷属の騎士、神崎真と申します。
貴方の終わりを見届けに参りました」
「グレモリー眷属だと?フン、私に勝てるのなら来るがいい!」
ああ、なんと可笑しいのでしょう。
相手との力量の差さえも分からないとは。
「ククッ、堕ちた天使さん、貴方はもう堕ちているのですから、空を飛んでいるのなんて意味ないですよね」
槍の様な氷を三本造り、堕天使に向けて飛ばす。
飛んでいった槍は、二本が翼を、捉えて刺さる。
今の一撃で翼の自由がコントロールし難くなったのか、空から落下してきたので、太くて頑丈そうな木に狙いを付けて蹴り飛ばす。
「ガハッ」
ずるずると幹を滑り落ちる堕天使。
もうダメですかね。コレは。
「さて、とどめです」
出していた氷を消し、〈断罪の十字架〉を出す。
そのまま、心臓に振り下ろす。
堕天使が事切れたのを確認し、翼の羽根を一枚毟り取る。
朱乃様の方を確認すると、既に終わっていたようなので、朱乃様とお嬢様に合流し、教会の中へ入っていった。
ちなみに、朱乃様の方の堕天使は丸焦げになってました。
恨みはお父様と和解されたので無いようですが、逃げ惑った堕天使に、Sの魂に火がついた様ですね。
さて、1話目で出ていた蒼龍の輪と、先程出てきた断罪の十字架のことを説明しましょう。
「では、僭越ながら私が説明させていただきます。そ「蒼龍の輪とは、蒼龍ニブルヘイムの魂を封じ込めた神器で、氷を自由に扱う事ができるわ。まあ、簡単にいえば、アカメが●る!のドSさんの帝具が、指輪の形になった。みたいな感じね」お嬢様、その後は私が」
「わかったわ。」
「禁手は、全身に鋭角なフォルムの鎧が出来ます。
断罪の十字架は、●執事のデスサイズの大鎌の形みたいな感じです。
我々悪魔には扱いづらい物なんですが、なぜか私には使えるようで、有効活用させてもらっています。一応死神と言う神の持ち物ですので、私が敵と認めた者には聖なるオーラの攻撃になります。思い次第でオーラの強さは変化します。
デスサイズ的なモノなので強いんですが神器ではありません」
だって。