割と空いてしまいました。
その・・・新生活の準備ということでネットがしばらく使えませんでした。ごめんなさいm(_)m
なんで、ちょっと二個、三個連続で投稿します。ごめんなさい!
「どうしてなのですか!教官!」
そう叫ぶのは愛しのラウラの声であった。その声を聞くなりダッシュで走っていく。直ぐに近くにあった木に隠れてる。
ラウラと話していたのは織斑先生であった。内容は何故このような所にいるのかと、ここの生徒はISをファッションか何かと勘違いしているという内容であった。
確かに後者はあまり間違っていないだろう。
ISは表向きスポーツというものに分類されているが、実際は兵器。いつアラスカ条約を破って他国が襲って来るのか分かったものではない。
「そこまでにしておけよ、小娘。少し見ない間に偉くなったな?」
「なっ!?」
「ほう、十五歳で選ばれた気でいるのか?恐れ入る」
「わ、私は!」
「もう寮に戻れ。私は忙しい」
「・・・・っ!」
そう言われてラウラはその場から走り去っていった。夕日が寂しげに彼女の背中を照らす。
「そこの男子、盗み聞きとは関心しないな?」
「情報収集が俺の得意分野でしてね。ある程度相手のことを理解していなければ、相互理解など遠いですよ?」
「ふんっ、くだらんことをしていないで訓練でもしたらどうだ?このままじゃ月末のトーナメントで初戦敗退だぞ?」
「まぁ、そうですね」
「随分と悲観的だな」
「俺は一夏と違ってISの才能はないですからね。訓練も大事ですが、相手がどう出るかとか、戦術も考えていますから」
「だが、戦術に頼る。マニュアル通りにいけば、策が破られた時、お前は負けるぞ?」
「一夏は確かにこちらの予想を上回る力がある。ホント、気合いでなんとかなりそうな感じに」
何処の主人公だよ。と偶に思ってしまう。女性に好かれ、二日目のIS起動で代表候補生にまで近づいて、話を聞くには料理も出来てしまうだとか。ほんとに漫画の中の主人公だと言っても過言ではないだろう。
「だけど、織斑先生。戦術ってのはそれを守ってこそ初めて真価を発揮するものですよ」
と言って、俺はペコリとお辞儀してラウラの立ち去った方へと走り出した。後ろで織斑先生が何か言った気がしたが、風に流されてしまって聞こえなかった。
「ええい!貴様はどうしてそうなのだ!」
ラウラの背負い投げが決まり、俺は床に背中を打ち付ける。
「いてて・・・どうしって、何が?おっぱいでも舐めさせてくれるの?」
「はぁ・・・もういい」
俺の右手にはラウラのブラジャーがあったので、恐らくそのことを言っているのだろうか。
ラウラはそんな俺を見て呆れたようにベットに座る。
「お前は一体何なんだ?」
「ふむ・・・俺か。俺の正体を知りたいのか・・・ならばいいだろう!教えてやろう!俺の名は森島千早!この世の貧乳を愛する為に生まれた男だ!」
と、ラウラに向かって飛びつくのだが、彼女はそれをヒョイと避けてしまう。
「私は誰とも馴れ合わない」
「俺はラウラと友達になりたい」
「・・・・嫌だ。言っただろう?友情なんてくだらない」
「どこがくだらないんだよ?」
「強さとは関係がない。大切なもの、守りたいものがあるものは必ず弱くなる」
「そうかな?」
「現に今の教官がそうだ。教官には守りたいものがあると・・・だから、こんな極東の地で弱くなってしまった」
「くだらん友情に、くだらん仲間か。なるほど、軍人のお前から見れば確かにそう見えるかもな」
くだらん友情を育むから、くだらん仲間が生まれる。中途半端に信じるから、裏切られる。
「だがな、ラウラ。お前が軍人であったとしても、俺はお前と友達になる。俺は貧乳の味方だからな」
「・・・・分からん奴だな。私は誰とも馴れ合わない。強さにそんなものは必要ないからな」
「そうか。それでも・・・まぁ、気軽に待ってるぜ。ラウラ」
ニコッと笑うと、少し彼女は驚いたように体を一しゅんだけ震わせる。が、直ぐにいつもの鋭い表情に戻る。
そして、過激なスキンシップを行おうとした俺は反対側へと投げ飛ばされたのは容易に想像出来ることであった。
「はぁぁっ!」
ビットから放たれたレーザーは正確に的に命中していく。次々に的を撃ち抜く。同時にレーザーライフルを構えて正面に向かって引き金を引くが、同時にビットの動きがおかしくなる。
当然、ビットの命中率は低くなり、こちらの持っているライフルの命中率も自然と低くなり、集中力が切れてくる。
「っ!」
全ての的を撃ち終える。セシリアの視線は自然と先ほどのスコアにいくのだが、どうにもその表情は優れない。
「こんなはずは!」
自分の思い通りにならないことに怒りを感じ、拳を強く握り締める。
彼女は不意に空を見上げた。空は彼女自身の心を映しているのか、少し曇空だった。