おっぱいという単語には胸、乳房、バスト、乳、胸部などという類義語が存在する。主目的としては子供に母乳と呼ばれる栄養素を与える為のものであり、その為特別女性は男性よりも大きいのが基本だろう。
特に女性のおっぱいに対して大きさが変わってくるのは思春期と呼ばれる、いわば中学生高校生あたりの時期になってくる。
やはりその頃になれば女性は自分自身の体にコンプレックスを感じるようになるだろう。
最近ではやれ太ったなどと言って過度なダイエットをして貧血になり倒れたりなどホント危ないことばかりである。
ったく、皆さん。敏感に反応し過ぎですよ。まぁ、それも思春期独特のことというか、なんというか。
さて、本題に入ろう。何故男性はおっぱいを求めるのか。夢や希望、母性的な何か、などなど多くの理由がそこにはある。個々によって様々な理由もまたあるのであろう。
巨乳と呼ばれるおっぱいと貧乳と呼ばれるおっぱいがある。何も説明することはないだろう。巨乳派と貧乳派。
どちらかと言えば俺は貧乳派だ。成長過程で結果的に大きくならなかったあの小ぶりが・・・俺は堪らなく興奮する。それに発覚したのは勉強のストレスから逃げる為に偶々読んだエロ同人誌からであろうか。
何故貧乳に惹かれるのか、俺には詳細まで明確な理由は分からないかもしれない。それは俺自身が貧乳を追い求める、そこに真理へと続く門があると信じているからだ。
では、最初の質問に戻ろう。何故男性はおっぱいを求めるのか。
そこにおっぱいがあるからさ。
「シャルル・デュノアです。
教壇に立っている二人のうち一人は金髪美少年君。なんでもフランスからの転校生であり、かの有名なデュノア社所属らしく、権力的に強そうだ。パッと見では美少女に間違えてしまいそうである。
「きゃぁぁぁぁぁぁっ!」
「イケメンよっ!金髪よっ!」
「守ってあげたくなる!」
などと女生徒の叫び声が飛び交う。高音なのでめっさ耳が痛い。
俺は視線を隣の少女に移した。
「なっ・・・・・」
目を見開き、俺は驚愕した。
煌びやかな美しい銀の長髪。左目を隠す黒い眼帯。軍人という割には随分と可愛らしい顔をしており、さほど高くない身長には自分より下の年齢だと感じてしまう。
IS学園の制服は改造してもよいということもあり、大半の生徒がスカートであるのに対して彼女は唯一ズボンであった。それでも、発展途中の女子の体を包むその制服さえ、魅力に見える。
いや、そうではない。
本当に彼女を魅力に見せるのは髪でも、身長でも、制服でもない。
そう・・・あの・・・・あの・・・・・。
貧乳だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!
「挨拶をしろ、ラウラ」
へ、へぇ・・・ラウラっていうのか・・・ラウラ・ボーデヴィッヒかぁ。
「はい、教官」
教官?ああ、そういえば織斑先生はドイツで教官をやっていたという話を聞いている。だから教官というのか。なるほど。
「ラウラ・ボーデヴィッヒだ」
と、彼女は自分の名前だけを言った。もしかすると一夏よりも酷いかもしれん。が、期待させた分一夏の方が酷いか。
「あ、あの・・・以上ですか?」
山田先生が恐る恐る質問すると、彼女は「以上だ」と言った。ふっ、貧乳はやけに強気な女が多いな。
すると、ラウラは一夏を見る。その視線は敵意としか言いようがなかった。
「お前が、織斑一夏か」
彼女は徐に一夏の元へとやってきた。
次の瞬間、彼女の右手が強く一夏の頬へと伸びた。所謂、ビンタというものであろう。しかも、ドイツで織斑先生に教えられていたということは軍関係者なのだろう。
そのビンタとなれば滅茶苦茶痛いのだろう。
バシンッ!
がしかし!そんな美味しい思いを一夏にさせる訳がないだろう!
ビンタは一夏の頬ではなく、俺の頬に直撃した。
「ぐふっ!」
情けない声とともに俺は床に倒れる。
「ち、千早!」
一夏が俺を抱き起こすが、既に大量の血を鼻からドバドバと流しており、貧血状態であった。
「すまない、先に逝く」
「ば、バカ野郎!」
「ひ、ひ・にゅ・・に・・なら・・・それも、また・・・本望」
そこで俺の意識がブラックアウトしたのは言うまでもなかった。
「って、終わらせるか!」
バシンッ!と、強烈な一撃とともにブラックアウトしたはずの俺の頭が再起動して蘇る。
くそ、恐るべし出席簿。なんつう威力なんだ。
「次はIS実習だ。全員、スーツに着替えて集合!遅れたらアリーナ十週走らせるぞ!」
とまぁ、そんな風に解散した。
ラウラは俺に一度視線を入れると、特に何事もなかったかのように歩き去っていった。一夏に支えられて俺は立ち上がる。
「織斑、森島、お前らは同じ男子なんだからデュノアの面倒をみてやれ」
「イエスマム」
綺麗な敬礼をして織斑先生を見送る。さてと、デュノアと会話を進めようかと思うのだが、どうやらそんな時間はないらしく、一夏と頷き合うと一夏はデュノアの手を持って走り出した。
何故彼が頬を染めるのかは俺にはサッパリ分からなかった。
目的地に到達した。更衣室に入るなり俺たちが制服を脱ぎ出すとデュノアは何故だか短く悲鳴を上げて後退する。
「おい、デュノア。さっさとしねーと織斑先生に殺されるぞ?」
「あ・・・う、うん。分かった」
と、俺たちがゴソゴソとやっている間にデュノアは最初から着ていたのか制服を脱ぐだけの作業で済ませてしまう。
ふむ、こいつはいい事を知ったな。
「おっ、そのISスーツ、着やすそうだな」
「あ、うん。デュノア製のオーダーメイドなんだ」
「へぇ・・・そういえば、シャルルの苗字って」
「ああ、うん。僕の父がデュノア社の社長なんだよ」
などという会話が目下行われている。
「あー、道理で」
「?」
「なんかさ、気品っていうか。そんな感じのオーラをシャルルからは感じるんだよ」
「気品ね・・・」
デュノアが何故この時、気落ちしたのか俺にはよく分からない。だけど、また彼も何かを背負って生きている人物なのだと俺は感じた。
グランドには既に大半の生徒が集合しており、俺たちが到着するのと同時に鐘が鳴り始めた。
織斑先生がやってきて俺たちを一瞥する。
「よし、本日から格闘及び射撃を含めた実戦訓練を行う!」
「「「はい!」」」
座学で尻でも痛かったのか、実戦訓練時のかけ声が気合が入っていた。
「オルコット、凰。お前たち二人で模擬戦をしてもらう。専用機持ちなら直ぐに始められるだろう」
そう言うと明らかに不平、不満がありそうな顔つきで前に出る。だがな。魔法の言葉を使えば簡単に靡く生き物もいるのだよ。
「お前ら、少しは考えろ。織斑にいいとこ見せたくはないのか?」
ボソッとそう言うと二人は急にやる気に満ちた顔になった。
いやぁ、やっぱり一夏の名前出せば凄い効果が出るなぁ。
「それで、お相手はどちらに?別にわたくしは鈴さんでもよろしくて」
「はっ、上等じゃない。返り討ちにしてあげるわ」
「慌てるな馬鹿ども。お前らの相手はもう直ぐ来る」
そう言っていると上の方から何やら聞こえてくる。こう、なんというか。女性の叫び声のような・・・。
「ど、どいてくださぁぁぁい!!」
すんごいスピードでこちらに向かって一機のラファールが突っ込んできた。状況を把握した俺を含める生徒諸君らは一目散にその場から退却していくのだが、一人何も分かっていなかった一夏は眺めるだけ動くことが出来なかった。
おいおい、危機感知能力が欠けてるぞ?
どがーーんっ!
と、一夏を巻き込んでラファールが衝突した。
「あいてて・・・」
土煙の中を確認すると、一夏が山田先生を押し倒して胸を鷲掴みにしているシーンであった。
「そのですね・・・あの、困りますこんな場所で。いえ、その場所という問題ではなく、私と織斑君はその教師と生徒というもので・・・あ、そしたら織斑先生が義理のお姉さんということで、それはそれで魅力的といいますか」
暴走してますぜ。山田先生。
一夏はその場の状況に慌てて立ち上がる。すると、彼の目の前を三閃のレーザーがとおりすぎる。
「おほほほ、外してしまいましたわ」
いや、セシリアよ。それは違うぞ。
「いぃぃぃちぃぃかぁぁぁぁ!」
次は鈴音が一夏に向かって双天月下を力いっぱい投げる。止めようと思ったが、山田先生が復帰して射撃体勢に入っているのを見て野暮だと思い、何もせずそれを見る。
二発の銃声音が聞こえたと思ったら、鈴音の双天月下は綺麗に空中を舞い上がった。
「おお、やるぅ。山田先生」
「お前ら二人には山田先生が相手になる」
「はぁ・・それで、二対一になってしまうのですが?」
「構わん。どうせ今のお前たちでは直ぐに負ける」
その言葉に二人はイラついたのか、負けないとばかりに空中に上がっていく。それを追いかけるように山田先生も上がっていった。
織斑先生の合図とともに模擬戦が開始される。
銃を構える山田先生はいつもの天然といった要素はそこにはなく、クールに確実に獲物を捕らえる目をしていた。
ちょっとカッコイイと思った。
「デュノア、山田先生が乗っているISを説明しろ」
「はい」
先生の指示に従ってデュノアがラファールの説明を開始した。
「山田先生が乗っているIS。ラファール・リヴァイヴはデュノア社の―――――」
空中ではバカスコと銃による殴り合いが始まっていた。
山田先生は器用にセシリアと鈴音の攻撃を避けて隙あらば、アサルトカノンをぶっ放してダメージを与えていく。それに苛立ちを感じ、二人の攻撃は雑になっていき、上手く誘導されて頭をごっつんこ。
そこを決めと言わばんばかりにグレネードランチャーで仕留めると。
「おお、すげーな」
派手に二人が爆発するシーンを見て俺は思わず声を漏らした。
昼休み、一夏に誘われて俺たちは屋上へと上がっていた。なんでも各自お弁当を作って持ってきたらしいのだが、恐らくそれは一夏の分だけであろう。
あーあー、鈴音の酢豚食べたかったなぁ・・・。
なので一応自分の分も買っておいた方がいいだろうと思って俺は購買へとやってきていた。
今日はパンでいいか。そう思ってパンを購入して出ていこうとしたら丁度、ラウラが目に入った。
「ラウラ!」
彼女の名前を叫びながら俺は彼女の元へと歩いていく。
「なんだ貴様は?軽々しく私の名前を叫ぶな」
「じゃぁ、ボーデヴィッヒさん。一人?俺もいいよな?てか、そうする。うん、これは決定したこと。反論はなし」
「ふざけるな。ていうかお前は一体なんなんだ?今朝だって私のビンタをあの距離から受けるだと?」
「初めまして、森島千早です」
「・・・名前を聞いているんじゃない。お前は何者なのかと聞いたんだ」
「何者と言われてもなぁ。ただの一般生徒しか言いようがないような」
「ただの一般生徒が、あの距離から高速で移動出来る訳がないだろうが」
と、言われてもなぁ。愛のなせる技ということしか言いようがないんだけどな。
ていうかやっぱりラウラは素敵な貧乳だ。やばい・・・そろそろ我慢出来なくなってきた。
ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・今すぐ全裸にしてペロペロしたい。やばい、興奮してきた。
「おい、さっきから息が荒いぞ」
「・・・・な、なんでもない。ただ、ちょっとな」
そうこうしていると彼女は食べ終わって立ち上がった。
「私は貴様らとは馴れ合う気はない。仲良しゴッコは別のところでしろ」
冷たく、鋭い視線を俺に向けて彼女は立ち去っていった。一人ぽつんと残った俺は彼女が立ち去ったことによってラウラを後ろから抱き着きたい衝動を抑えることに成功した。
危ない危ない。
放課後、俺と一夏たちは一緒に寮へと帰っていた。
「そういえば、一夏とデュノアは一緒の部屋なんだよな?」
「うん、そうだよ。よろしく、一夏」
「ああ、部屋のことは帰ってから相談するか。って、男同士なんだから別にいいか」
「あっ、うん。そうだね」
「そういえば、千早の専用機って、僕と同じなんだね」
「ああ、そうだな。ラファール・リヴァイヴ・ロートって言うんだ。カラー色なんだけど」
「確かに、その待機状態の首輪は赤だもんね。じゃぁ、今度模擬戦でもしようよ。同じラファールをカスタムした奴と戦ってみたいんだ」
「いいぞ。俺もフランスのリヴァイヴがどんな動きするのか楽しみだからな」
「うん!」
などとそんな感じにたわいもない話をしていた。
夕食も済ませ、一人部屋にいる。そういえば山田先生の話によれば一夏はデュノアと一緒らしい。おかげか俺は違う人となんだが、そういえば誰なんだっけ?やべ、知らされてねーな。
ガチャ
と、誰かが入ってきた。
「ああ、新しいルームメイトだな。俺は森島千早だ。よろ・・・・・・ふぅ・・・」
新しく入ってきたルームメイトを確認した。俺は一度息を吐いて再び彼女を見る。
戦意的で鋭い目つき。眼帯と長い銀髪の髪が特徴的だ。
「貴様は・・・」
「ラウラっ!!!!」
彼女を見た瞬間、今まで抑えられていた俺のリビドーが爆発したのは言うまでもない。