翌朝・・・射命丸が作った新聞が永遠亭に届いた。
その新聞には悟飯の事について取り上げられており、さらには、悟飯が口止めしていた事まで書かれていた。その新聞を最初に見た鈴仙は・・・
ーーーー永遠亭side----
鈴仙「し、師匠~!」ドタバタッ
永琳「あら、どうかしたのかしら?」
鈴仙「い、居た!」
鈴仙「大変なんですよ!これを見てください」
永琳「?」
鈴仙は射命丸が作った新聞を永琳に見せた。
永琳は普段、射命丸が作った新聞にあまり興味が無かったが、この時だけは違った。
永琳「何かしら?」
永琳「・・・悟飯の事について書かれてあるわね」
鈴仙「そ、そうなんですよ!」
鈴仙「しかも、新聞の見出しが!」
永琳「・・・」
永琳「・・・幻想郷に現れた超戦士」
永琳「そして…幻想郷最強の人間」
永琳「と書かれているわね」
新聞には見出しが書かれており、その内容は射命丸が悟飯を取材した時の事が書かれいて何処までが真実なのか初めて悟飯の事を知る人にとってはとても信じられる内容ではなかった。
そんな時だった。永琳達は一枚の写真が目に入った。
鈴仙「しッ師匠」
鈴仙「・・・こ、これって」
鈴仙「やっぱり・・・悟飯なんですか?」
永琳「・・・確かに」
永琳「髪の色が違うけど」
永琳「間違いなく彼ね・・・」
鈴仙「えッ」
鈴仙「ぜッ全然違いますよ!」
鈴仙「これが!あの悟飯ですか!?」
鈴仙「完全に不良じゃないですか!」
永琳「そうかしら」
永琳「意外と似合ってるんじゃない?」
鈴仙「な、何言ってるんですか」
鈴仙「と…とりあえず」
鈴仙「悟飯を問い詰めなきゃ」
鈴仙「まだ何か隠してるかも!」
永琳「彼なら今いないわよ」
永琳「貴方が昨日頼んだ仕事で」
永琳「朝早くから森に行ってるわ」
鈴仙「・・・」
鈴仙「し、しまった~!」
その頃・・・悟飯は朝早くから鈴仙に頼まれた仕事を終わらせるため魔法の森に来ていた。
ーーーー魔法の森ーーーー
悟飯(・・・ここが魔法の森か)
悟飯(ちょっと変な感じがするな・・・)
悟飯(・・・?)チラッ
悟飯(あれってお店かな)
悟飯(香霖堂って読むのかな?)
悟飯(こんなところにお店があるなんて)
悟飯(・・・!)
悟飯(とりあえず頼まれてた事をしなきゃ)
悟飯は森の中に入り奥の方へと進んで行った。
ーーーー悟飯sideーーーー
悟飯「えっと・・・」
悟飯「これが、そのキノコかな?」
悟飯「思ったより形が変なのばっかりだな」
~~~~時間経過~~~~~
悟飯「・・・よし」
悟飯「頼まれてた仕事は終わったぞ!」
悟飯(そういえば、文さんが作った新聞まだ読んでなかったな)
悟飯(帰ったら読んでみようかな)
悟飯(でも、他にも食べられそうなキノコとかあるみたいだから)
悟飯(採って帰ろうかな)
???「貴方はそこで何をしているの?」
そんな事を思っていた時だった。
突然、後ろから誰かに声を掛けられた。悟飯は声がした方に顔を向けた。
悟飯の目に飛び込んできたのは…青いワンピースのような服を着た女性の人だった。
他にも特徴的なものと言えば・・・
赤いリボンのような物を頭に付けており、片手には本を持っている事ぐらいだった。
???「もしかして、道に迷ったの?」
悟飯「君は?」
???「・・・」
???「・・・アリス」
???「アリス・マーガトロイドよ・・・」
悟飯「よろしくアリスさん」ペコッ
アリス「・・・」
悟飯「?」
悟飯「どうかしましたか?」
アリス「・・・いえ」
アリス「何でもないわ」
悟飯「は、はぁ・・・」
悟飯(暗い感じの人だなぁ・・・)
悟飯(悪いことしちゃったのかな)
悟飯(もしかして、キノコ勝手にとって怒ってるのかな・・・)
アリス(何処かで見た気がするのよね)
アリス(・・・思い出せない)
悟飯「あ、あの」
アリス「?」
アリス「何かしら?」
悟飯「これ・・・」スッ
アリス「・・・何でキノコなのかしら」
悟飯「え、勝手に採って怒ってるんじゃ」
アリス「・・・違うわよ」ハァ~
アリス「まぁ、いいわ。気のせいね」
悟飯「?」
アリス「貴方、里から来たのかしら?」
悟飯「い、いえ、永遠亭から来ました」
アリス「永遠亭から?」
アリス「・・・」
アリス「貴方・・・まさか」
悟飯「・・・え?」
悟飯「ハッ!」
アリスが悟飯に問いかけをしようとした時、悟飯が一匹の妖怪を空で見つけた。
その妖怪は敵意を持ちアリスに襲い掛かろうとしていた。
悟飯「アリスさん!」
悟飯「危ない!」
アリス「!?」
悟飯「ッ!」
空を見上げたアリスは、咄嗟の事に後れを取ってしまったが、自身のスペルカードで迎撃しようと構えた。その瞬間・・・アリスの後ろから一閃……凄まじい速さの攻撃がその妖怪に直撃した。
ボゴッーン!
アリス「!?」
アリス「な、何!?---後ろから何か!」
それは、悟飯の攻撃だった。
悟飯の気弾が炸裂していた。最小限の力で放った筈の攻撃は容易に妖怪の体を吹き飛ばし遥か彼方へと消えて行った。
アリス「な、何よ・・・今の・・・」
悟飯「大丈夫ですか!アリスさん!」
アリス「え、えぇ・・助かったわ」
アリス「ありがとう・・・」
悟飯「・・・良かった」
アリス「・・・」
アリス「やっぱり」
悟飯「・・・え?」
アリス「貴方、孫悟飯よね・・・」
悟飯「え、何で僕の名前!?」
アリス「?・・・今朝の新聞を見ていないのかしら?」
悟飯「新聞?・・・もしかして、文さんが作ってる新聞ですか?」
悟飯「それなら、まだ見てないですけど」
悟飯「新聞がどうかしたんですか?」
アリス「・・・」
アリス「そうね、立ち話も疲れるし」
アリス「とりあえず、私の家に来てくれないかしら」
アリス「さっき助けてくれたお礼もしたいから」
悟飯「は、はい」
アリスは悟飯に助けてくれたお礼と同時に今朝の新聞を見せるためアリスの家に向かった。
アリスの家に到着し中に入ってみるとそこには沢山の人形が目に入った。
どれも汚れが一つもない綺麗な人形が棚や机に飾られ置いてあった。
作業台のような机には今まさに人形を作っている途中だと思われるものが見えた。
ーーーーアリスの家ーーーー
悟飯「す、凄い数の人形ですね」
アリス「驚いたかしら」
悟飯「綺麗な人形さんですね」ツンツン
アリス「悟飯だったわね?」
悟飯「え、あ、はい」
アリス「これが、その新聞よ」
悟飯はアリスから新聞を手渡された。
アリスは新聞を渡すと同時に台所にお茶を淹れに行った。
悟飯は渡された新聞を開き内容を確認した。
そして、すぐに驚くことになった。
悟飯(そ、そんな・・・)
悟飯(文さん、あれだけ言ったのに)
悟飯(何で・・・)
悟飯(それに、この写真いつ撮ったんだろう)
悟飯(どうしよう、帰ったら絶対に聞かれちゃうよ)
ゴトッ
アリスが机にお茶を置き二人はとりあえず椅子に座ることにした。
悟飯は少しの間、新聞から目が離せなかった。
落ち着いたところで視線をアリスの方に移し新聞を机の上に置き淹れられたお茶を手に取り飲み始めた。
アリス「ところで・・・」
悟飯「は、はい」
アリス「その新聞の内容は本当の事なのかしら」
悟飯「えッ」
アリス「さっきので貴方が普通の人間じゃない事は分かったわ」
アリス「少し・・・貴方とお話がしたいの」
悟飯「は、はい」
悟飯はアリスと会話する事にした。
最初は、何を話したらいいのか分からなかったが、アリスが悟飯にいくつか質問してきた。射命丸と同じく質問されたことに対し悟飯は正直に答えるだけだった。
アリスは悟飯と会話する中で悟飯の性格そして、悟飯が明るくて良い人間だという事が分かった。悟飯も人形について興味を持ちアリスに人形の事について色々と聞いた。
そんな会話を続けていると2人は仲良くなっていった。
そんな時・・・家の外から声が聞こえた。
ーーーー???side----
???「お~い!」
???「アリス~」
???「今日も来てやったぜ!」
To be continued
今回もここまで^^
多分、次からバトル展開だと思います。