________光said
パン!
「何度言ったら分かるの!!ダメなものはダメよ。シスター救出は許可できないわ」
よお皆。竜崎光だ。今の状況となんで先輩がキレてるかを簡単に説明しよう。
あの後・・・・
①俺と別れた後、シスター、アーシア・アルジェントを無事に協会に届けたイッセーは天使の陣地に入ったと言われ先輩に怒られる。
②その夜、初の仕事を着々とこなしていく。しかし、依頼者の元へ転移するための魔力がないため飛べず、自転車で依頼者のもとへ行くという前代未聞の事態になった。
③数日後、いつも通りに自転車で依頼者の家へ向かうが、家の中には太くて大きな釘が手・足・胴体に打ち付けられ、切り刻まれた人の死体。
それを行った犯人は「はぐれ悪魔祓い(はぐれエクソシスト)」のフリード・セルゼンと言うイカれた男で、人の死体の血で「悪いことをする人はお仕置きよ」と書いたりしていた。
そこにお人好しのイッセーの説教でフリードとの戦闘が始まる。
④フリードとの戦闘中、アーシアが現れ、彼女を守り傷を追うが、彼女の神器「聖母の微笑み(トワイライト・ヒーリング)」のおかげで傷が治る。
しかし、それもつかの間、二人は殺されそうになるが間一髪でグレモリー眷属が現れ、九死に一生を得る。転移で逃げようとするが、アーシアは逃げられず、イッセーは悔やむ。
⑤次の日の朝、学校をサボりぶらついているイッセーの目の前に昨日別れたアーシアが現れる。教会にいたときは遊ぶことを知らなかった彼女のために遊びつくす。
⑥夕方、アーシアの過去、神器の力で教会の「聖女」と言われた彼女だがケガをしていた悪魔を直したために魔女と言われ協会を追放された。
そのことを聞いたイッセーはひどく悲しみ自分が友達だという。もう少しという所で、堕天使のレイナーレが現れ、ボコボコにやられる。
しかも、アーシアを奪われ、彼女を助けるために協会へ乗り込もうとするが先輩に止められる。
とまあこんな感じかな。そこで今イッセーと先輩が喧嘩をしている。
俺もこの喧嘩の内容はさっき木場に聞いたんだけど。
「なら俺一人でもいきます。アーシアに危険が迫っていないとは限りませんから」
「あなたはバカなの?行けば確実に殺されるわ。もう生き返れないのよ・・・わかる?」
「それでも行きます。アーシアとは友達になったんです。どんな理由があろうとも俺は行きます」
「確かにそれは立派なことよ。だけどその行動であなたは部員たちに迷惑をかけるのよ」
「それなら俺を眷属から外してください。俺個人で行きます」
「そんなことが出来るわけないでしょう!!彼らは敵なのよ」
「敵を消し飛ばすのが、グレモリー眷属じゃないんですか」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
こんなに喋って疲れないのだろうか。と心配になるくらい言い争いになっていた。
しばしの無言の後・・・最初に動いたのは先輩だった。近くに、ポニーテールの美少女姫島朱乃さんが先輩に耳打ちをし、それを聞いた先輩の顔が険しくなる。
「大事な用が出来たわ。私と朱乃は外に出るわね」
「部長。まだ話が「イッセー。」・・・何ですか」
先輩に呼ばれ渋々返事するイッセーに意外な言葉が飛んでくる。
「あなたは「兵士(ポーン)」を弱いと思っているわね」
俺は聞きなれない言葉に首をかしげる。
「ポーン?なんじゃそら?」
「悪魔は転生させる時、チェスの駒を使ったんだ。その駒の特性を利用したんだ。「騎士(ナイト)」「戦車(ルーク)」「僧侶(ピショップ)」「兵士(ポーン)」
この四つをね」
へー。そんなものがあったんだな。と言ってるうちに話が終盤に差し掛かっていた。
「想いなさい。神器の力は想いの力で動き出すの。想いの力が強いほど神器も強くなるわ」
そう言い残すと二人は転移していった。
それを見送った後、イッセーは教会に行こうとする。
「行くのかい。無謀だよ、殺されに行くようなもんさ」
近くの木場や小猫ちゃんが止めるがイッセーは行こうとする。しかし木場たちは止めようとせず。逆に、
「僕たちも行くよ」
「・・・先輩だけじゃ心配です」
二人も行く気満々になっていた。まあ普通だよな。友達だもん。
「俺も行くぜ。イッセー」
俺の言葉に三人はびっくりする。
「光君。君はかんけ「ある!!友達!!」・・・」
「それに・・・盗み聞きしている馬鹿ども。出てこい」
俺の声と共に、ドアが開きそこからバレー部メンバーが現れる。
「どうしてここに?」
イッセーの言葉に岩澤が言う。
「友達・・・・だからだ」
この言葉に皆が頷き、イッセーは泣きそうになる。
「泣くのはまだ早いぜ・・・イッセー。まずは彼女を助けよう」
「おう!!」
こうして俺たち合同チーム「オカルト排球部」が動き出した。
教会にて・・・・・
「・・・・これがこの教会の見取り図です」
小猫ちゃんが見せてくれた地図は、いかにも質素な教会だった。
「多分、彼女がいるのは、ここにいる」
そう言って指差したのは祈りを捧げる場所・・・聖堂だった。
「でもどうやって中にはいるんだ?」
このイッセーの言葉に皆で言う。
「「「「「「「「真正面から・・・堂々と!!」」」」」」」」
「へっ???」
そう言いながらバレー部メンバーは教会の扉の前に立つ。
「行くぞ!!」
「「「「「「「「おう!!!」」」」」」」」
そう言いながら、全員の体からベルトや何やらが出てくる。
「岩澤たち・・・・それ・・・神器?」
イッセーの呟きに、耕平が反応する。
「俺達は、バレー部で・・・仮面ライダー部だ!!」
達也は、鬼の顔が付いた変身道具。「音角」を鳴らし紫の炎に包まれる。
耕平は、集中しながら左右のボタンを同時に押し変身する。
転道は、どこからともなく飛んできたカブトムシを掴み、ベルトに差し込み、『HENSIN・・CASTOFF』の音声が鳴る。
岩澤は、オレンジの形の錠前を開け、『ロック、オン』の音声と共にブレードを降ろす。『オレンジアームズ、花道・オンステージ!!』
優光は、ベルトを巻きつけ電車のパスポートをかざし、変身する。『ソードフォーム』
機甲は、古い型の携帯の『5・5・5』を押し『STANDING BY』の音と共にベルトに差し込む『COMPLETE』
如月は、ドライバーのスイッチを押しながらながら『3・2・1』
櫂は、リュウガとは似て非なるデッキケースを差し込む。
三崎は、赤・黄・緑の三色のメダルを差し込み、スキャナーでスキャンする。『タカ・トラ・バッタ。タ・ト・バ・タトバ・タ・ト・バ』
そして全員で叫ぶ。
「「「「「「「「「変身!!」」」」」」」」」」
彼らの体が光に包まれる。そこには、
河野達也こと、清めの鬼「響鬼」
浦田耕平こと、光の神殺し「アギト」
転道拓真こと、太陽の神「カブト」
岩澤清隆こと、フルーツ鎧武者「鎧武」
三浦優光こと、時間の支配者「電王」
機甲雅久こと、赤い閃光、「ファイズ」
如月太一こと、友情の戦士「フォーゼ」
櫂一輝こと、鏡の住人「龍騎」
三崎直哉こと、欲望の王「オーズ」
そして、
「行くぜユカ!!」
(ハイ。マスター!!)
「変身!!」
黒いデッキケースを腰に付けているベルトに差し込み、鏡に包まれる。
その姿、龍騎の闇にして、強きライダー。
俺、光こと、闇の住人「リュウガ」
総勢十人のライダーと三人の悪魔が教会の前に立ちふさがる。
『さあ皆・・・暗黒舞踏の始まりだ!!!』
「「「『『『『『おう!!!!!!!』』』』』」」」
こうしてオカルト排球部の「アーシア救出作戦」が始まった。
教会の中で・・・・・
俺達は、敵に見つからないようにゆっくりと、しかし早く歩いていた。
「・・・誰もいませんね」
『フラグを建設しないでくれる?小猫ちゃん』
小猫ちゃんと太一が話している。こういう時に限って・・・・
「ご対面!再会だねぇ!!感激だねぇ!!!」
空気読まない奴が出てくるんだよな・・・・・
そこには、白髪の神父の格好をした男が立っていた。
「俺としては二度合う悪魔なんていないってことになっているんだけどさ!ほら俺強いじゃん。
なのに生き残っちゃって・・・しかもコスプレイヤーたちを引き連れて参戦ですか。
ムカつくんだなー・・・つーことで死ねよクソ悪魔にコスプレイヤーども!!!」
よう噛まずに喋れたな。大変よくできたで賞をあげよう。
フリードは光の剣と銃を持って走りこんできた。全員で応戦しようとするが、そこにオレンジの剣が邪魔する。
「岩澤!!!」
『ここは俺に任せろ!!お前らはシスターを救え!!』
イッセーが呼ぶが岩澤が手で制し先へ進めと誘う。
「てめぇら、アーシアたんを助けに来たんだろ。ヒャハハハハ!!悪魔どもに救われるなんて何てビッチな子でしょう。
そんな子は死んだほうグギャアアッッ!!」
フリードが話し終える前に岩澤が殴り飛ばす。
『そんな簡単に人を殺したりするお前らの頭がよくわからねぇ!!その性根叩き直してやる!!』
「やれるもんならやってみな!!フルーツ馬鹿!!ヒャッハー!!」
フリードVS岩澤(鎧武)開戦
「大丈夫なのか、岩澤一人で・・・」
心配そうな顔のイッセーに耕平が声をかける。
『あいつはやるときはやる男だ・・お前が一番知っているだろ。』
耕平の言葉にイッセーは頷き、前を向く。だが・・・
「ここから先は行かせられない」
後一歩というところでシルクハットとコートを着た眼鏡の男に出くわす。
その男の名は・・・
『鳴滝さん!?どうしてここに!!』
俺の声に鳴滝さんは怒鳴り上がら言う。
「ディケイド・・・貴様のせいでこの世界は消滅する」
そう言いながら手を上げると、銀色のカーテンが現れそこから見覚えのある怪人がたくさん現れる。
『1・・2・・3・・・10・・多すぎるだろ!!』
『イッセー・木場・小猫ちゃん。それに光。先に行ってくれ』
三崎と櫂の言葉に俺達は頷き、走り出す。
「貴様らは世界が破壊されてもいいのか!!」
鳴滝さんの言葉に耕平が言い放つ。
『そんなの・・・・俺達が決める!!行くぞ!!』
『『『『『『『『おう!!!!!!』』』』』』』』
怪物軍団VS仮面ライダー部(岩澤以外)開戦
皆のおかげで無事に聖堂にたどり着く事ができた。
「アーシアァァァァァァァァ!!」
「イッセーさん?」
イッセーが叫びアーシアが返事する。彼女は十字架に磔られた状態でいた。
「今行く!!」
「残念だけどもう儀式が終わったわ」
レイナーレがそう言うと同時にアーシアの体が光りだす。
「・・・あぁあ、いやぁぁぁぁぁぁぁぁッッ!!」
それと同時に彼女が苦しみ出す。これはまずい!!
『急ご「行かせんぞ悪魔ども!!」邪魔だぁぁぁぁぁぁぁ!!』
《STRIKEVENT》
俺はドラゴンクローを取り出し黒い炎の火炎弾を撃つ。
『ドラゴンブラストォォォォォッッ!!』
黒炎が相手を吹き飛ばし突き進む。しかし、
「カラワーナ・ミッテルト・ドーナシーク。あれを止めて黒い鎧のやつを止めなさい」
「「「ハッ!!」」」
三人の堕天使が黒炎を止め、俺の前に立つ。
「我が名は『死ぬ奴の名前に興味はない。来い!!』死ぬのは貴様だ!!」
堕天使カラワーナ・ミッテルト・ドーナシークVS光(リュウガ)開戦
__________イッセーsaid
「小猫ちゃんイッセー君を祭壇まで投げれるかい?」
「・・・・・・・・・・余裕です」
俺達は迫り来る神父達を倒しながら、アーシアの元へ急ぐが一向に届かない。
そこに二人の不吉な会話が聞こえ、後ろを振り向くと小猫ちゃんが立っていた。
「・・・・・・・・・・行きます。先輩!!」
「ちょっ、待って!!小猫ちゃん。無理だって。え、嘘でしょ・・・いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
俺は子猫ちゃんに掴まれて投げられる。その数秒後、うまく祭壇へと突っ込んだ。
「龍の手。俺に力を!!」
俺はアーシアに触れているレイナーレを殴り飛ばしてアーシアの抗装具を引き剥がす。
「逃げようアーシア。地上へ!!」
俺はアーシアを抱えながら走り出すが、神父達に邪魔されてうまく上がれない。そこに・・
「「光喰剣(ホーリー・イレイザー)!!」
木場の剣が黒く輝き、光を吸い込み始める。あれも神器・・・
「・・・・もう一回行きますよ先輩」
木場の神器に見とれていると、小猫ちゃんに抱えられもう一度投げられる。
「皆、死ぬなよ!!」
俺の言葉に三人は親指を上げてサムズアップする。
「さて行こうか・・・小猫ちゃん?」
「・・・・・・・・・はい!!」
神父VS木場・小猫開戦
小猫ちゃんのお陰で外へ出れたのはいいけど、どうすれば・・・
ふとアーシアに視線を移すと、そこには、衰弱しきっていつ息絶えるかわからないアーシアの姿が・・・・
俺は走りながら理解する。この子は死ぬんだと。
「泣いちゃ・・・・ダメ・・です。イッセ・・・・・さん。私・・・なんか・・の為・・・・に」
「な、何言ってんだ。友達が死ぬんだよ。そんなの嫌じゃないか」
「と・・・・も・・・だ・・ち?」
「そうだ!!友達だ!!一緒に飯食って、遊んだりしたらもう友達だ!!」
「嬉し・・いで・・す。私・・を・・・友・達・・として・・・見てく・・・れた人・・・は初め・・てです。・・・もし・・・」
「もし?」
「もし・・・生ま・・れ変わ・・って・・も・・・友達に・・なっ・・・て・・くれますか?」
「死なせやしねぇ!!絶対に!!」
「・・・・・嬉し・・・いです。今まで・・・あり・・が・・とうご・・・ざい・・ました。」
そう言い残すとアーシアは静かに息を引き取った。
「・・・・・・・・・・アーシア・・・・」
俺は彼女の亡骸を強く抱きしめながら、泣き崩れる。
「あら彼女死んだの。それは残念ね。まあでも私のために死んだから本望でしょうけど。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「アハハハハ!死んだ子を抱きしめちゃって、かわいそう、哀れな子。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「あの時、彼女を救えなかったあなたの負けね。力がないからよ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・」
俺はすべてが許せなかった。アーシアを殺したレイナーレ・それを防げなかった自分が。
その時、部長の言葉を思い出す。
[想いなさい。神器の力は想えば想うほど強くなる。]
「返せよ」
[あなたが悪魔でもその想いは消えない。想いなさい強く!!]
「アーシアを返せよォォォォォォォォォッッ!!」
『Dragonbooster!!』
「気安く私の名前を呼ぶな。下等種族が!!」
堕天使レイナーレVSイッセー開戦