ハイスクールDxD 次元と希望の転生者   作:ビルゴンズ

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修行開始

 

 

 

__________光side

 

 

 

 

 

 

ぜぇ・・・・はぁ・・・どうも・・・・ぜぇ・・・皆さん竜崎光です。

今・・・ぜぇ・・・自分は・・・自分の・・・背丈の・・・はぁ三倍の荷物を・・・持っています。

「ほら、イッセー、光。もう少しよ頑張りなさい」

「「ウ、ウィース」」

ついでに言うと、俺・木場・イッセーは同じくらい。岩澤・小猫ちゃんは俺らの倍の荷物だ。

それと、何故岩澤がいるのかというと・・・・

 

 

 

 

・・・昨日・・・

 

 

 

「・・・・んで、そのレーティングゲームってのは何なんだ?」

ライザーをお仕置きった俺は変身を解除して普段の姿に戻る。

「はい。レーティングゲームとは爵位持ちの上級悪魔同士が強さを競い合う競技のことです。」

ほうほう・・・そのレーティングゲームで部長の婚約が決まるのか。

「くっ・・・おいリアス。下僕の躾がなってないんじゃないか!!」

「まだ懲りてねぇらしいな。次は殺すぞ」

「ひぃ・・・・やめてくれやめてくれ」

こりゃトラウマもんだな。

「うっ・・・いてて・・」

「「「岩澤!!」」」

岩澤の声が聞こえたのと同時に、俺・コヨミちゃん・イッセーは岩澤に駆け寄る。

「すまねぇ。迷惑をかけたな」

まぁ・・・許してやるか。主にコヨミちゃんが岩澤から離れないから俺も文句を言えない。・・そうだ。

「グレイフィアさん。一つ。条件があります」

「なんでしょう。」

「岩澤をこのゲームに参加させたいのですが・・・」

「「「「「「「「「「「「「「・・・ッッ!!!!」」」」」」」」」」」」」」

俺の答えに俺以外の全員が驚きの顔をする。

「それは何故でしょうか」

グレイフィアさんがその意味を聞いてくる。そんなの簡単だよ。

「・・・・・・戦士は、やられたままじゃ終わらない・・・貴方なら分かるんじゃないんですか。この気持ち」

「・・・・・・・・・・・・・・少しお待ちを・・・・」

俺の言葉に何かを感じたのか部屋を出て行くグレイフィアさん。すると部長が俺の頭を小突く。

「いてっ・・・・部長何するんですか」

「あなた・・・・王を差し置いて何勝手に話を進めているのかしら?」

「いやだっ「だってもヘチマもないわ!」・・・すみませんでした」

俺は素直に謝っておく。それでも俺が言わなくとも岩澤は自分で言うと思ったから。

「・・・・・お待たせいたしました」

本当に少しだな。ものの数分で帰ってきたよ。それで結果は?

「両家にお聞きしたところ。ライザー様にも一つ条件を出させるというでことで認めるとの事でした」

さて・・・・・ライザーは条件に何を出す?

それを聞いたライザーはしばし考えたあと、なんかキモい笑みを浮かべた後、予想外なことを告げる。

「それなら、お前らが負けた時はリアスだけでなくそこの女を戴こう。これが条件だ」

「「「「「「「「「「「「「「「「んなっ!!!!!!!!」」」」」」」」」」」

全員がびっくりする。当たり前だ!目の前でしかも婚約者の前で普通言わねぇよ!!

「・・・・・・・すまねぇ。岩澤。今の言葉無しな」

「・・・・・・・クッ・・・でもやられたままじゃ「私・・・いいよ」コヨミ!?」

俺と岩澤で悩んでいると、コヨミちゃんが声をあげた。

「私なら大丈夫。そういうことは男の子にしか分からない事なんでしょ。それに・・・」

そう言うとコヨミちゃんは笑顔で言い放つ。

「清隆が助けてくれるって信じているから」

「・・・・・・・・・・・・・・・ッ!!分かった!!その条件・・受ける!!」

「・・・・・・・・・・・分かりました。それでは、清隆様の参加を認めます。ゲームは十日後。よろしいですか」

「「えぇ(あぁ)」」

とまぁこのようにゲームが決まり、家に帰ってクロと話していると、

「修行に行くわよ!」

と、部長が魔方陣できました。

そして今に至るというわけですな。

「何にゃ?荷物が重いのなら持つけど・・」

「いや・・・いいさ」

さらにクロまでついてきた。一応部員全員はクロの存在を知っている。俺と岩澤が事の真相を伝えると納得してくれ俺が監視することが条件で魔王様に報告しないことになった。だけど、クロと小猫ちゃんは未だに会話なし。

 理由は・・・わかるよね。

「コヨミは守る。向こうに着いたら魔法の特訓にゃよ!!岩澤くん」

「ウッス!!・・・・ていうか黒歌さんって魔法使えるんですか?」

岩澤がそう聞くと黒歌はプンスカと怒ったように言う。

「失敬にゃ!!これでも前は僧侶の駒二つ消費の生粋の魔法使いにゃ!!」

だそうです。俺は知らんが部長が頷いているからそうなんだろう。

「部長。山菜を採ってきました。今日の夕飯に使えます」

「・・・・・・・・部長。猪5匹捕まえてきました」

「ありがとう。裕斗、小猫」

二人とも楽そうだな。俺も頑張らなきゃな。

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」

イッセーはアーシアをリュックに乗せたまま山道を走っていく。俺も負けてられねぇ!

「おりゃあああああああああああああああああああああ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「し、死ぬ!!これマジで死ぬ!!」」

俺達はなんとか目的地のグレモリー家の別荘まで着いた。

「それじゃあ、今から十分後に、荷物を置いてジャージに着替えてからまたこの場所に集合ね。」

「「「「「はい!!」」」」」

「「ウ、ウィーッス」」

こうして俺達は自分の部屋へと向かっていく。ちなみに俺たちは二階。女子は一階だ。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・クロ。女子は一階だぞ」

「実は、一階はもう部屋がにゃいみたいでさ、しょうがにゃいから光リンと一緒に寝るにゃ」

「んな!!・・・・・俺が耐えれると思うか!!」

「大丈夫にゃん・・・襲ってもいいんだよ?

うっ・・・・なんでそんな乙女のような目で見るんだ。こっちまで・・・・

「・・・・・・って馬鹿かお前は。俺が変な目で見られるから」

そう言うとクロはめっちゃ悲しそうな顔をする。

「まっ、その話は置いといて、さっさと着替えに行くぞ」

「はーい・・・・・・いやいやいや私はここで着替えるにゃ!!」

ちっ、恥かきゃよかったのに。ま、いいや。

「んじゃあ、早く来いよ」

俺はすぐさまロッカールームに行く。つーかここなんでもあるよな。

温泉に映画館にゲームセンターに・・・・・どこここ。

「光何してんだ?早く着替えるぞ」

「イッセー。木場は?」

「木場なら横の部屋で着替えてるよ」

おいおい。男同士なんだから見られても別にいいだろう。

すると、木場が上半身裸の状態で一言。

「覗かないでね」

「「男なんざ覗くか。死ねぇぇぇクソイケメン!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「全員揃ったわね。それじゃあ始めていくわよ」

部長の号令で一人一人が動き始める。

俺とイッセーは全員と修行する。岩澤はクロと。

 

 

 

 

_____木場との剣術修行

 

 

 

 

 

「ふっはっ」

「おりゃ!おりゃぁぁ!!」

イッセーは木刀を振り回している・・・が木場はそれを最小限の動きで止める。

バシッ!

あっ、また木刀を叩き落とされた。これで十回目だ。

「くっそーッ。木刀当たんねーし、お前早すぎるんだよ」

「それはしょうがないさ。だけど・・・イッセー君にはほかにやることがある」

イッセーは首をかしげる。

「なんだ?」

「それはね・・・相手の動きだけを見るんじゃなくて視野を広げて相手と周囲を見るんだ」

「んなこと無理・・・とは言えないよな。後九日でレーティングゲームだもんな」

そういうとイッセーは黙り込む。次は俺か。

「うっし・・・・・んじゃ、やりますか!!」

「来い!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

_____朱乃さんとの魔力修行

 

次は朱乃さん指導のもと魔力の塊を作っていた。

「魔力はイメージです。自分がこうしたい、ああしたいなどを強くイメージするんです」

なるほど・・・・強くイメージね・・・・

俺が頭の中で思い浮かべたのはアフリカにいる動物たち・・・

「・・・・・・・・・光」

ん?イッセーが呼んでるなどうしたんだ?そう思いながらも目を開けるとそこには・・・・

「グルルルルルルルルルルルルルルルルルル」

「パオーンッ・・・・・・パオーンッ」

「ウホウホウホウホ・・・・・ウホォォォォォォォォ!!」

練習場が一瞬でアフリカに!!

「なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

そこにはゴリラ、ライオン、象だけではなく鷹・ワシ、ワニや蛇など

さらに、水もないのに泳いでいるイルカやシャチ・・・まさにオンパレードだった。

「・・・・・・・・・うそん」

「あらあら。光くんは魔力の才能がありまくるようですね」

・・・・・・・・・・・あっ!!

「多分・・・レオーネの力だと思います。あいつ、最初魔力くれたから」

とまあ、ひと波乱ありました。

ついでにアーシアは魔力の才能があるのに対し、イッセーは才能が全くなかった。

しかしイッセーが朱乃さんに耳打ちをすると朱乃さんはキッチンからカレーの具材一式を持ってきてそれをイッセーが魔力で剥いていた。

「イッセー。朱乃さんと何話したんだ?」

俺が聞くとイッセーは得意げに話し始める。

「なあ光。俺さ、考えたんだ」

「うん」

「俺みたいな雑魚がさ、ライザーの眷属と真っ向勝負したって無理じゃん」

「いや、それはやってみないとわからないけどさ」

「それで俺はいいことを思いついたんだ」

「うんうん」

「戦えないなら・・・・戦わせなければいいと」

「うん?」

「だから俺の少ない魔力を服に送り込んで消しとばす技『洋服崩壊(ドレスブレイク)を覚えようとしてるんだ!」

・・・・・・コイツ、本当にモテたいのか?どんどん嫌われていく方向に一直線だぞ?まぁいいや

「イッセー。その技は俺が使っているのと似てるから、俺もサポートしてやる」

「マジか!!こりゃありがたい!!これで俺は無敵だ!!」

「女性限定でな」

「にしても光・・・お前も相当エロいな」

「お前と一緒にするな!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

_____小猫ちゃんと格闘

 

 

 

「うわっと。危な!!」

「・・・・・ッ!!当たってください!」

俺は今小猫ちゃんと格闘していた。ついでにイッセーは近くの木と熱い抱擁をしていた。

「・・・・・・これでどうですか!」

そう言ってパンチを繰り出すが俺は避ける。避けた所にあった木がバキッと折れる!!

そうか!!小猫ちゃんは戦車だから、パワーと防御力が桁違いに高いんだった。

「・・・・・・小柄な体型からのこのパンチはいささか危険なものだな」

「・・・・・・・・・先輩」

「ん?」

「・・・・・死んでください!!」

「はっ?うおっ危な!!」

何か地雷を踏んだらしく小猫ちゃんのラッシュにぎりぎり躱している俺

つーか木が、木がバンバン倒れていくんですけど!?

「ぐほっ」

そして意識が遠くなる俺・・・・小柄はタブーだな。

 

 

 

 

 

・・・・・・・食事中

 

 

 

「うおおお!マジで美味ぇぇぇぇぇ!!」

「うるせーぞイッセー」

まあたしかに美味いけど。

俺達は一日の修行を終え、夕食をとっていた。この場にいるのは岩澤・クロ以外のメンバーだ

俺達は修行お疲れか肉体的な本能なのかはわからないがいつもより多くの飯をたいらげていた

「さて、イッセー。今日一日修行してみてどうだった?」

唐突に部長がイッセーへの質問。

「・・・・俺が一番弱かったです」

「そうね。それは確実だわ」

あっ、イッセーへこんでる。真正面から面と向かって言われたからな。

「朱乃・祐斗・小猫・そして光はゲーム経験がなくても実戦経験があるから慣れれば平気よ。でもイッセー・アーシアは違う。

 あなた達は実戦経験がない。それでもアーシアの神器やイッセーのブーステッド・ギアは無視できないわ。

 だからせめて逃げれるようになる。これが修行の目的よ」

「逃げることってそんなに難しいんですか?」

「当たり前だ。お前はいざ自分を殺そうとする相手に・・しかも格上の相手に背を向けて逃げれるか?答えは無理だ

 ならどうする?答えは簡単。引き際を見つければいのさ。逃げるも戦術のうちってね」

「やけに詳しいのね」

「まあ・・・色々とありまして」

エスデスとの訓練で・・・思い出したくない。

「にゃはー、終わったにゃー。私の分ある?」

俺が恐怖に縛られそうになる直前、クロが帰ってきた。助かった・・・

「あれ?岩澤は?」

「んー?澤っちなら魔力の使いすぎでブッ倒れたから部屋で寝かせておいたよ」

ふーんあとで見に行こ。まずは飯飯。すると部長が、

「食べ終わったら温泉に入りましょうか。ここの温泉は絶景よ」

お・・・・・・温泉!?

温泉・・・露天風呂・・・覗き!!

「・・・っておいおい。俺はイッセーみたいに性欲が強いわけじゃないぞ」

「ん?何か言ったか?」

「いや、なんでもねぇよ」

まあ・・・覗くくらいはいいか・・

「光君、イッセー君。僕は覗かないよ」

木場の先制パンチが俺たちに飛んでくる。

「バッカ!お、お前な!」

「覗きはこそっとするから意味があるんだろうが!!早速ネタバレしてどうする!!」

「そうだそうだ!!木場はイケメンだからいいんだ!!」

「「お前にはコヨミがいんだろうが!!」」

「グボラッ!」

俺たちの言葉に乗ってくるように岩澤が出てくるが俺達は飛び蹴りで蹴り飛ばして場外へと追いやる。

この後、部長の「一緒に入る?」官能的なお言葉で興奮気味になるも小猫ちゃんにノックアウトをくらい覗きもなしになった。

そして、

「二人ともボクと裸の付き合いをしようよ。背中を流すよ」

「「うるせぇぇぇぇぇぇぇぇぇッ!!殺すぞ木場ぁぁぁぁぁぁぁ!!」」

 

 

 

 

 

 

 

__________イッセーside

 

 

 

 

 

初日から数日・・・・・・俺は眠れずベットの上を見上げていた。

朝から晩まで練習練習だ。ゲームの内容や作戦を実戦形式で何度も繰り返す。ただそれだけだ。なのに・・・・・ッ。

俺は両隣の木場に視線を移す。木場はすやすやと寝ているようだ。

・・・・木場はスゴい。修行でも、実戦でもやればやるだけ差が開いていく。

俺はどれだけあがいても剣術では木場には勝てないだろう。生まれつきの才能・死に物狂いの努力・・・

俺にはどちらもない。それだけじゃない・・俺が木場に追いつくのは何時だ?もしかして一生ないのかもしない。

木場だけじゃない。朱乃さんも小猫ちゃんも部長も光も・・・そしてアーシアも・・・・

あー、クソッ。余計眠れなくなっちまった。水飲も。

俺は寝床から起き上がるとノロノロとキッチンへと足を向ける。台所で水を一杯飲み干していると・・・

「あら?どうしたの?」

リビングから部長の声が聞こえる。見ればテーブルのところに部長が座っていた。

「考え事をしていたら眠れなくなりまして・・・・」

「今回の件で?」

「それもあるんですけど・・・・・俺の弱さについてをちょっと・・・」

「・・・・・・・・・・少しお話をしましょうか」

ロウソクの淡い光を浴びながら、部長対面の席に座る。

暗くてよく見えていなかったが、テーブルの上には、地図やフォーメションをメモした紙、たくさん積まれた攻略本をなどが置かれていた。

「一人でやっていたんですか?」

「まあね・・・・でも、正直な話こんなものを読んでもあまり意味はないのよね・・」

部長がため息混じりにそう呟いた。

「どうしてですか?」

「相手がただの上級悪魔なら、これは役に立つわ・・・・・でも、問題はそこじゃないわ」

「えっ?他にヤバい物があるんですか?」

「ライザー本人よ。というよりも、彼の家柄自体が異常に厄介なのよ」

俺の疑問に答えた部長はたくさん積まれた攻略本から明らかに厚さの違う本を取り出し、その中のあるページを指差す。

「これは?」

そこには雄々しく炎の翼を広げる火の鳥が描かれていた。

「聖獣フェニックス。その昔フェニックスは命を司りし聖獣として崇められていた。涙はいかなる傷を直し、血を飲めば不老不死になる

 よくあるRPGで出てくる火の鳥のことよ。聞いたことがあるでしょう?」

「な、名前くらいは・・・」

「人間界で有名なのは今話したほうね、でも、フェニックスにはもう一つの種族がいた。それが・・・」

「悪魔のフェニックス・・・・ですか?」

「ええ、その通りよ・・・といっても人間界では聖獣と悪魔のフェニックスを見分けるために悪魔の方を「フェネクス」と呼ぶようだけど・・・

 フェニックスは漢字で不死鳥・・・この意味は?」

「・・・・・まさか!!俺達は不死身と戦うんですか!!」

「そうね、ほとんど無敵よ。受けた傷は再生するし、業火は骨一つすら残さない、けど、フェニックスは本当の意味で無敵ではないの」

「本当の意味?」

「フェニックスを倒す方法は二つあるわ。圧倒的な力で押し通すか、起き上がるたびに何度も何度も倒し続けて精神を潰すか。

 でも、前者は神クラス以上の力が必要。後者はフェニックス精神が尽きるまでこっちのスタミナを保つこと。

 いくら体が不死身でも心、いわば精神は不死身じゃない。倒すたびに精神は磨り減っていく。ライザーも例外じゃないわ。

 だから私たちは後者を行うつもり・・・前者ができたら苦労しないのだけど・・・無理よね」

非公式とはいえ部長の家族はこれを分かっていてこの提案をしたなッ!!セコッ!!

「というか部長。どうして今回の縁談を拒否するんですか?」

俺の言葉に部長は神妙な顔つきになる。

「個人的に嫌いなこともあるんだけれど・・・」

次の言葉にどんな意味があるのかと心の中で身構えていると素っ頓狂な答えが返ってきた。

「私は「グレモリー」なのよ」

「へ?いや、ま、まあ確かに」

「いえ、改めて名乗ったんじゃなくて、私がどこに行ってもこの名が付き纏うってこと」

「嫌なんですか?」

「いいえ。むしろ誇らしきことよ・・・・でも私を殺しているものでもある。私のことを誰もがグレモリーのリアスとして見るわ」

あー・・・・・・それで人間界に・・・・・

確かに人間界じゃ部長のことを知る人は少ない。それに俺みたいな一般人じゃなおさらだ。まあ・・もう一般人じゃないけど・・

となると、部長は「リアス・グレモリー」としてではなく、一人の女性として・・・「リアス」として愛して欲しかったんだ・・・よし!

「俺は部長のこと、部長として好きですよ」

「・・・・ッ!!」

え?なんで目を丸くするの?・・・・・・・・まあいいや。

「そんな小難しいことはわからないけど俺はいつもの部長が一番好きですよ!!」

・・・ってこれ告白みてぇじゃないか。うわー、チョー恥ずかしい。

「・・・・・・・・・・・・・・・・」

「?部長どうかしました?」

「な、なんでもないわ」

なんか顔が赤いんですけど・・・俺、変なこと言った?

「だ、だから私はこのゲームを受けたの。「リアス・グレモリー」としてではなく「リアス」として見てもらうために・・・」

すごいな、部長は・・・・それに比べて・・・

「部長・・・・俺は何ができるんですかね」

「イッセー?」

俺はいつの間にか本心を口にしていた。

「俺、ここに来てから強くなっているというう実感と共にみんなとの差を感じてしまうんです。 

 俺には剣術の才能はない。魔力もなく格闘もてんでダメ。あるのは未だ使いこなせないブーステッド・ギアだけ・・・・

 こんな俺が・・・・みんなの役に立つとは思えないんです。」

「・・・・イッセー」

「ライザーも笑ってました。俺にはブーステッド・ギアは「宝の持ち腐れ」「豚に真珠」だって・・・まさに俺のことです」

俺は無様にも泣いてしまった。鼻水もダラダラと流しながら・・・・部長の前で。

「俺は・・・・・強くなれているんですかッ!!」

俺の言葉を聞いた部長は立ち上がると俺の横へと移動してきた。

スッ。

・・・・・・・っ。

部長が俺を優しく抱きしえながら、何度も俺の頭を撫でながら呟く。

「・・・あなたには自信が必要ね。いいわ、王としてあなたに自信をあげる。だからもう休みましょう。今は体と心を休ませることが大切よ」

部長の言葉に疑問を感じたが今は部長の温もりが俺の心身を癒してくれる。

今はそれだけで十分だった。

 

 

 

 

 

 

 

__________光side

 

 

 

 

 

 

「イッセーのやつ・・・・」

ちょうどトイレで起きているとイッセーの姿を見かけコソっと追いかけると部長がいて今に至る。

「にしても、あいつには自信が必要・・・・か」

しょうがない・・・俺が一肌脱いでやりますか!!それでもダメなら・・

「俺がお前の最後の希望になってやるよ・・・・・・」

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