_______光said
「・・・で・・・から・・で・・・はい!!」
なんだ?見知らぬ声が聞こえる。
俺は閉じていた目を開け、辺りを見回した。
そこには、何も無い、ただ白い空間が広がっていた。そして一人の美女がいた。
「此処は一体・・・」
「あっ、はい。分かりました。えぇ、あっ、彼、起きました。はい。ではまた後で」
あっ、気がついた。どうする?このままトンズラこくか?
「逃げなくても大丈夫ですよ。竜崎光さん?」
あれ?今俺声出してなかったような、ていうか初対面なのになんで俺の名前を?
「それはですね、あなたの心を読んでいるんです。人間界では「読心術」と言うのですかね?」
「マジか・・・。つーかあんた誰だよ。俺はこんな美人知らねーぞ」
「美人だなんて・・・。っと、申し遅れました。私、神の使いで、ミカエルといいます。」
「で、此処はどこだ?」
「此処は転生界と言って、死んだ人を他の世界へ生き返らせるところです」
「えっ、俺死んだの?」
「覚えてないんですか?あの後あなたは結果的にたくさんの命を助けましたよ」
「えっ、どうゆうことだ?」
「あなたは、男の子を助けたのですが、その代わり自分が引かれてしまいました」
「トラックに轢かれる直前までは覚えてる」
「しかし、それだけではなく・・・」
「他に何か?」
「あなたが助けた男の子・・・、名前を倉智海斗と言いまして、政府が極秘で開発していた対隕石専用ミサイルの鍵だったんです」
「どういうことだ?」
「実は、政府が極秘に開発していたロケットの製作者が彼の父でした。しかし彼の父には持病が有り、一週間前に死亡。彼の遺書によると、彼の子供・・・すなわちあなたが助けた子の指紋が、ロケットを動かす鍵だったのです。そこで政府は彼の子供を探し、連れて行こうとした時に・・・」
「トラックに引かれそうになり、俺が助けたと」
「そういうことです。なので、あなたを転生させることが決まったんです」
「転生って他の世界に行けるやつ?」
「はい」
「ありがたい。で、俺は何処に?」
「あなたには「ハイスクールDxD」の世界に行ってもらいます。なので折角ですから、特典を5個選んでください。」
「特典?」
「はい。なんでもいいですよ。」
俺はしばし考え込む・・悩む・・・そうだ!!
「一つ目、全ての仮面ライダーになれて、オリジナルのフォーム・ライダーになれる。」
「残り4個です。」
「2個目に鍛えるほど身体能力が上がる。3個目に・・・・」
今のところ欲しいものはないな・・
「なあミカエル。今のところこれでいいから何か必要になってから決めていい?」
「分かりました。それでは、必要な時は、携帯で呼んでください」
「容姿はどうなさいますか?」
「んー、ならアカメが斬るのタツミにしてくれ」
「はい」
「一応聞くけどハイスクールDxDって、どんな世界?」
「簡単に言えば、ドラゴン・悪魔・天使や堕天使などがいる世界です。」
「ふーん」
「今のところこれでいいですか?」
「おう。頼む。」
「わかりました・・・ってあれ?此処に何かが近づいています!!」
「えっ、何g「ドゴーン」なんだ・・ってあんたは!!」
その姿は夢で見た姿と同じ、赤いマフラーにベルトをつけていた。
「かっ・・仮面ライダー一号!!」
まさかの大物登場に俺が驚いていると、一号が話しかけてきた。
「光君、君はどうして力を欲しがるんだ?」
どうして・・・か。俺は心の内をすべて一号に言った。
「俺の両親は数年前に死んだ。そん時俺はとても悲しかった。辛かったんだ。でもふと思ったんだ。「これが他の人だったら
どれだけ悲しむだろうか」、と。だから俺はこの想いをほかの人に味わって欲しくない。泣いて欲しくない。せめて自分の手の届く範囲の人は
悲しませたくないと思ったんだ。これが力を求めた理由だ。」
それを聞いた一号は、
「・・・大体わかった。ならば君に試練をやろう。」
「試練?」
「そうだ。三人以外の仮面ライダーを条件を満たすまで封印する。君がどれだけやるかを見てみたい。」
「上等だ。やってやる。」
俺は手を出し、一号と握手をした。
「そろそろ行きますよー。準備はいいですか?」
とミカエルが聞いてきた。
「ご武運を祈るぞ。」
「ああ、行ってくる。」
「世界を守っていただき神々を代表して深く感謝申し上げます」
「いいですよ。あなたのおかげで俺も新たなスタートがきれる」
俺は上を向きこの世界に最後の別れを言った。
(世話になった。ちょっと行ってくる)
そう言って下を見ると、俺のところの床がなくなっていた。
「では、いってらっしゃい。」
「えっ、ちょっと待っギャァァァァァァ。」
俺は下に落ちながら、本日三度目の意識を失った