---22時、博麗山ダウンヒルスタート地点---
---ボォォォォン、キィィィ...ガチャ
「やっと来たか、待ちくたびれたぜ」
「フンッ、逃げずに来たことは褒めてやるよ。ていうか、その時代遅れのポンコツであたいの34とやり合おうってのかい?」
「お前程度ならこいつで十分さ」
「な、なんだとー!?」
「フッ、おしゃべりは此処までだ...さっさと始めるぞ」
「うぎぎぎぎぎ...あんたなんかサイキョーのアタイがぶっちぎってやる!!」
「霊夢、スターター頼む」
「りょーかい」
そして大和とチルノは車に乗り込みスタート地点に車を並べた。
「勝負は下り1本、負けても恨みっこ無しよ」
---ウォン、ウォォン
---ボォン、ボォォォォン
「それじゃあいくわよ!スタート5秒前!4、3、2、1...Go!」
---ウォォォォン、ガチャ、ウォォォォン!
---ボォォォォン、ガチャ、ボォォォォン!
(...やっぱりスタート直後の加速じゃ離されるか...さすがトラクションの化物だな、だが前半は34にはキツいヘアピンセクション、この先のヘアピンの突っ込みでいちど前に出て少しでもマージンを稼ぐ!)
---ボォン、ボォォォォン、ギャァァァァ!
---ウォン、ギャァァァァ!
「っ!ここでドリフト!?」
「うっし!前に出れた...さぁついて来いよ!」
---ウォォォォン、ウォン、ギャァァァァ、ウォォォォン!
---ボォォォォン、ボォン、ボォン、ギャァァァァ、ボォォォォン!
「くっ!差が開いてく...完全に突っ込みで負けてる......だったら...」
---ウォォォォン、ギャァァァァ、ウォォォォン!
「直線のスピードで食らい付く!」
(予想通りだな...コーナーの連続で追いつけない事に焦って直線のスピードと突っ込みで勝負してきた)
---ウォォォォン、ウォン、ウォォォォン!
---ボォォォォン、ボォン、ボォォォォン
(連続ヘアピンセクションが終わった、恐らく次のヘアピンの立ち上がりで仕掛けてくるだろうな...確かその先はある程度スピードの乗る連続S字の中速セクション...俺の予想が正しければその先の右ヘアピンの次の左ヘアピンでタイヤがヘタるはずだ!)
---ウォン、ギャァァァァ、ウォォォォン!
---ボォン、ギャァァァァ、ボォォォォン!
「やっぱり此処で仕掛けるか...」
「よし!このままちぎらせて貰うよ!」
---ボォォォォン、ボォン、ボォォォォン!
---ウォォォォン、ウォン、ウォォォォン!
(おいおい、そんなスピード乗せて大丈夫か?)
「この先のヘアピンの突っ込みでぶっちぎる!」
---ボォォォォン、ギャァァァァ、ボォォォォン!
(やはり此処でもスピードが乗った状態からの突っ込み走行か...まさか此処まで予想通りに動いてくれるとは...)
---ウォォォォン、ウォン、ウォォォォン!
「やっぱアタイサイキョーね!ハチロクなんかで私の34に追い付けるわけないよ!」
---ボォォォォン、ギャァァァァ!
「っ!?」
---ガンッ!、ボォォォォン!
「...何今の?急に車が曲がらなくなった...」
---ウォォォォン、ギャァァァァ、ウォォォォン!
(......タイヤ痕がガードレールに向かってる...角度的に右フロントを少しぶつけたな...)
---ウォォォォン、ウォン、ウォォォォン!
(グリップの低下で向こうは今までの突っ込みが出来なくなってる筈だ...ここから先は温存していたグリップを使って追いつく!)
---ボォォォォン、ギャァァァァ、ボォォォォン!
「っ!?今の危なかった...気のせいじゃない、フロントが曲がりづらくなってる!」
---キラッ
「えっ!嘘、ハチロクが追い付いてきてる!?」
---ボォォォォン、ボォン、ギャァァァァ、ボォォォォン!
---ウォォォォン、ギャァァァァ、ウォォォォン!
(うし!追い付いた!...っとと車体がフラつくな、さすがドッカンターボ...けど加速が鈍っちまうからアクセルは抜かないぜ!)
「嘘でしょ...まさかハチロク如きに追いつかれるなんて...でも後はゴール前の連続ヘアピンのみ!ここまで来たら絶対抜かせない!」
---ボォォォォン、ボォン、ギャァァァァ、ボォォォォン!
---ウォォォォン、ギャァァァァ、ウォォォォン!
「1つめ!」
(...3つめの突っ込みで仕掛ける!)
---ボォォォォン!
---ウォォォォン!
『2つめ!』
(ここだ!)
---ボォォォォン、ボォン、ボォォォォン!
---ウォォォォン!
「っ!?バカっ!突っ込みす...」
---ウォン、ギャァァァァ、ウォォォォン!
「嘘でしょ...なんでそんなスピード乗った状態からドリフトできるのよ...こっちはもう突っ込み勝負もできないのに...」
---ボォォォォン、プシャァァァ...
(アクセルを抜いたか...まぁ予想通りの結果...かな?)
最近こっちを書くのが楽しくなってきてしまった...