東方Midnight Racer   作:ミスターポテトヘッド

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stage7 大和と庭師

 

---フォォォン!

 

「ふぅん、ここのベースは榛名山か...たしか霊夢は紅魔山って行ってたっけ」

 

現在大和は霊夢の勧めで紅魔山という所に来ていた。

 

紅魔山のコースレイアウトとしては下りの前半はタイトコーナーが少なく、直線が少し多めで比較的スピードの乗る高速セクション、後半はヘアピンが続く低速セクションとなっている。

 

「ここで一番重要なのは5連ヘアピンなんだよな...」

 

大和がこう呟いた。

 

正しく大和が呟いた通り、このコースは前半の高速セクションから後半の低速セクションへ変わって一発目にある連続ヘアピン区間、通称5連ヘアピン...ここの処理が後のタイムや勝負の分かれ目になるのだ。

 

「あんましここにいい思い出はないな...。ん?前から1台...いや2台来たな...バトってんのか?」

 

---フォォォン!

---フォォォン、プシュゥゥ!

 

「ハチロクとFCか...」

 

大和はバックミラーを見ながら通り過ぎていった車の名を言った。

 

「にしても様子が変だったな、FCの方は明らかに煽ってる感が半端なかった...」

 

大和はそう言って少し黙り込んだあと...

 

---キィィィィ、フォン、フォォォン!

 

「とりあえず追ってみるか、なんか危なさそうだったし...」

 

----------------------

 

---フォォォン!

 

???「くっ、なんなんですかあの方々は!さっきからしつこい!」

???2「へっ、せっかく俺らがフレンドリーに話しかけたってのにあの女め...」

???3「あの女、今頃相当焦ってるだろうな、これだけ煽ってるんだから」

 

---フォン、フォォォン!

 

???「まったく離れない...。ん?ヘッドライトが2つ?」

「ふぅ、追いついた...」

 

----------------------

 

「さて、追いついてはみたけど、どうしよっかな」

 

大和はボソりと呟いた。

 

???3「おい、後ろに誰かきたぜ!?」

???2「知るかよ、それより次は少し派手に行くぜ?」

 

---フォン、フォォォン

 

ハチロクは次のヘアピンに進入する為減速しドリフト状態に入った。しかしFCは...

 

---フォン、フォォォン!ガンッ!

 

???「うそっ!?」

 

---ギャァァァ!

 

???「お願い!立て直して!」

 

---キィィィィ、フォォォン!

 

ハチロクは残り1cmでガードレールとお友達という所で立て直し、元に戻った。

 

???「あ、危なかった...。今の、わざとやりましたね...!」

???3「よく立て直したな」

???2「チッ、運がよかったな、それにしても後ろの奴もしつこいな...」

???3「あいつもまとまてやっちまうか?」

 

この一連の事を後ろから見ていた大和は...

 

「ムカついた、俺の好きなロータリーでそんな事しやがって...あいつ潰す!」

 

---フォン!フォォォン!

 

「この先の入口が狭く出口が広い左ヘアピン...そこで仕掛ける、見せてやるよ...公道の暗闇を利用したオーバーテイクを!」

 

大和がそう言った瞬間FDのヘッドライトがFCのミラーから消えたのだった。

 

???2「なっ、きえた!?」

???3「ど、どこ行った?」

 

動揺してFCのドライバーがブレーキを踏みFCのブレーキランプが点いたのを見た大和はFCの左側に並びライトを点けた。

 

瞬間、FCのドライバーの目にFDのボディが映る。

 

???2「な、なんだそりゃ!」

「終わりだ...」

 

並んだままコーナーに進入し大和はFDのフロントを少しインに押し込み、FCを貼り付け前に出させないようにする。

 

???2「クソ!これじゃあ前に出れねぇ!」

 

コーナーの立ち上がりで大和のFDはFCの前に出た。

 

そしてハチロクにパッシングを送り、先に行かせ大和はスピード調節してFCからハチロクを遠ざけ、ある程度ハチロクが離れた所で...

 

「そろそろいいかな...」

 

---フォン!フォォォン!

 

フル加速でFCをぶっちぎってあっという間に麓まで降りてきた。

 

そして麓の駐車場には先程のハチロクが止まっていた。

 

大和はそれを見つけ駐車場に入る。

 

---バンッ!

 

「よう、大丈夫か?ぶつけられてたけど」

「あ、貴方はさっきの」

「おう、俺は鳴海大和、よろしくな」

「あ、私は魂魄妖夢です」

「よろしく妖夢、でぶつけられた所は大丈夫か?」

「まぁ、なんとか自走は出来そうです」

「ホントかよ、どれどれ?」

 

大和はそう言ってぶつけられたであろう場所を見た。

 

「ふむ、ぶつけられた場所が良かったな、バンパーが少し凹んだけで自走は問題ないな」

「そうですか、良かったー」

 

妖夢がそう言うと同時にエンジン音が聞こえ、駐車場にFCが入ってきた。

 

「おい、お前」

「あ?」

「お前、さっきのあれはなんだ!?外から被せて貼り付けにしやがって!あぶねぇじゃねえか!」

「あぶねぇだァ?てめぇらがコイツにやった事の方がよっぽどあぶねぇだろ!今回は無事だったけど下手すりゃ谷底行きだったんだぞ!」

「やかましいわ!」

 

FCのドライバーは大和に向かって拳を振るった。

 

「がはっ!」

 

しかし、大和はこれを呆気なくかわして逆に腹に見事な右ストレートを打ち込んだ...

 

---ドサッ

 

「て、てめぇ!なにしやがる!」

 

もう一人の男が大和に殴りかかろうとするが大和に睨まれ、蛇に睨まれたカエルのように動かなくなった。

 

「言っとくが俺が貼り付けた時、FCと路肩に20cmくらい余裕が出来るよう貼り付けたんだ、あのコーナーは出口が広いからそのくらいの余裕は与えられるんだ」

 

大和は2人組に向かってそう言った。

 

「けど、てめぇらのあれはなんだ!下手すりゃこいつが死んでたんだぞ!人の命をなんだと思ってんだ!!」

 

大和のこの一喝で恐れをなしたのか、2人組はFCに乗り行ったしまった。

 

「す、すいません...私のせいで...」

「いや、妖夢は悪くないよ、個人的にもロータリーであんなことする奴は許せねぇしな」

「あ、あの...お礼がしたいので今から家に来てもらえますか?」

「え、妖夢の家に?」

「はい、実は私、白玉楼という所で庭師をやっているんです。白玉楼は冥界にあるのですが地上にある別荘から転送で行けるので...」

「め、冥界って...まぁいいや、どうせ暇だし行きますか」

 

そこから2人は車に乗って白玉楼へ向かった...

 

 

 




大和君お怒り回でした。
キャラ参考は頭〇字Dの庄〇慎吾とあの2人組です。
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