時間軸は絵里生徒会長と争ってるとこです。
少しズレが生じるかもしれませんが気にしないでください
ピピッ ピピッ カチッ
AM.7時
俺は見慣れた天井を見渡し、ため息を吐く。
既に何度言ったか分からない言葉をはたまた言ってみる。
「俺は一体何をしているんだ?」
事前に用意されていた少し古い一軒家の部屋を見渡し、再度ため息を吐く。
そう、俺は
女子校の警備員になってしまった。
どうしてこうなったのかは隊長が仕組んだんだが、その意図が俺には分からない。
そして、今日まさに
「…集会、か…。わざわざ紹介なんかする必要あるのか?」
グダグダ言ってても仕方が無い。前に進まなくては。
段々開き直ってきたな。無理もないや。
そして俺は早々と学院に…向かってみる。
「それでは集会を始めます。皆さん、お静かに。今日は転入生の紹介をします。」
ェ~テンニュウセイ?
デモ、テンニュウセイタッテ
ガヤ ガヤ
「では出てきてください。」
ついにこの時がやってきたか…何だってこんな目に…
えぇえい!ままよ!
「この度、ここに転入してきた針谷 弾って言います。よろしくお願いします。」
「彼、ロシア人とのハーフなので名前は今の日本名のままで構わないわ。それと彼はここの警備や修理の仕事を行ってるので何かあれば彼に言うように。ではこれで集会を終わります。」
………………………………………………………
『ええええええええええええええ!?」
…まぁ、そうなるよな。
ちなみにソコロフって名前は馴染みがないから日本名を考えてもらった。
はぁ、苦労するなぁ。隊長、何が狙いなんだ…
理事長室
「挨拶ご苦労様ね。緊張したでしょ?」
「緊張もなにも、ある意味恐怖ですよ。」
ホントに怖かったんだからな。反応が。
「フフっ。ああ、それと部屋は2階の端っこに管理室があったはずだわ。そこを使ってください。」
「分かりました。では、これで。」
「ええ。」
ふぅ、さてどうするか。生徒は授業してるしな。暇だし部屋に行ってみるか。
管理室
「…まるで物置だな。デグチャレフぐらいなら作れるんじゃないのか?これとかまるでマズルブレーキだな。」
さて、片付けからだな。
そろそろ、吹っ切らなくては。隊長の狙いは分からんがとりあえず引き受けたからにはまっとうしないと。
あれからどのくらいの時間が経ったっけ?一向に誰も来ないな。っと言ってるそばから
「あの〜、管理作業員さん居ますか〜?」
「はい、なんでしょう。」
「椅子を治してほしいんですけど〜!」
やっと依頼が来た…が、いざとなると少しドキッとするな。
「すぐ行きます。」
教室
「これは…ネジが飛んでるな。何かありました?」
「いや〜、ちょっとふざけちゃって。えへへ…」
可愛い…な。それは置いといてっと。
「直しましたよ。これで大丈夫です。」
「ありがとう〜!助かる〜!ね、ね、今日一緒に帰ろうよ!」
え?
「一緒に…ですか?構わないですけど…」
「えへへ〜、じゃっ行こっ!」
帰宅路
「ねぇ、転入生さん!どこから来たの?」
「ん〜、ロシアからです」
「へ〜、ロシアか〜。やっぱり寒い?」
「慣れれば平気ですよ。(^^)」
少し緊張はするけど、何だろう、この子。凄く早く打ち解けてしまった。初対面でもここまでリラックスできるものなのか?
「あの、俺が怖くないんですか?」
思い切って俺の事を聞いてみた。いくら素性を明かしていないとはいえ。少なからず不安は抱くはず。しかし、帰ってきた返答は予想していたものを大きく外れた。
「最初は…ちょっと怖かった。でも、喋ってみて分かったんだ!。針谷さんは良い人だって!なんとなくで分かるんだ!」
なんとなく、か…ははっ、純粋な娘だ。
「なんとなくですか…あ、立ち話もあれですし公園で休憩しませんか?」
「うん!あ、敬語は使わなくていいよ!」
「癖なので直せないんですよニコッ何か飲みます?」
「良いの?じゃあイチゴジュース!」
「分かりました。すぐ買ってきます。」
こういうのも悪くないのかもしれない…戦争を知らない純粋な娘達…なんと甘美で暖かな…
「おろっ?売り切れだ。別のとこ行ってみるか。」
case:穂乃果
「あの転入生、良い人だなー。最初は雰囲気がトゲトゲしてたけど…こうやってジュースまで買ってくれるんだよね。悪かったかなー。」
なんて、私は言ってみる。だって穂乃果の足のケガに気づいてて、それを気遣ってベンチにすわらせたんだよね…昨日、挫いたとこ。まだ痛いな-------
「ねぇ、そこの嬢ちゃん!μ'sだよね!動画見たよ!相変わらず可愛いねww」
「握手してください!ファンなんです!」
来た…アイドルになるからには覚悟してたけど、こういうの苦手なんだよね…だって見ず知らずの人と関わるんだよ。嫌だなー穂乃果は…
「ね、ね、今暇っすか?暇ですよね?ちょっと遊びません?」
「すぐ帰しますから!」
「お願いしますよ!」
ナンパならそこら辺の女の人にやってよ…穂乃果は疲れてるのに…
「い、今から用事なんです…残念ですけど、ここで…」
「そう言わずに!ほら乗りましょうよガシッ」
「え、いや触らないで!や、やめムグっ」
「やった!一人ゲット!どうするよ!」
「とりあえず連れて帰ろうぜ!」
い、いや!誰か、助けて…
針谷さん………
caseソコロフ
「戻ってきたものの、あの娘が居ない。さき帰ったのか?」
一言言ってくれれば…ん?
「ハンカチ?女物だな。」
落ちてるのは不思議では無いがどうにも腑に落ちない…
「変態みたいだが、仕方ない。匂いを嗅いでみるか。」
自慢じゃないが俺の鼻は結構鋭い。流石に動物程じゃないが嗅ぎ分ける事はできる。
「間違いない、あの娘のハンカチだ。あの娘と同じあんこの匂いが付着してる。」
でも何故?まさか、攫われた?この短時間で?
「ん?これは無理矢理、自動車が乗り上げてきた跡が。くっ、攫われた!」
ダッシュで跡を追ってみる。黒炭が付いてるな、車に。炭が線になってる。
「あれか…」
停車してるな。恐らく暴れないようにしてるところだろう。チャンス!
「オラッ ヴゥン!」
ヒュッ グシャン!
車のタイヤにGPS装置をくっつけた。あとは…
「装備を取りに行くか。間に合ってくれ!」
ピピっ ザザッ
「応答せよ。日本に待機してる小隊。応答されたし。」
「こちら、ドーブルイ。どうしました、副隊長。」
「今俺がいる地点までヘリで来い。乗ってきてるだろ。」
「了解しました。しかし、あまり低空飛行はできませんが…」
「構わねぇ、早く来い。急ぎの用だ。」
「да!」
バラバラバラバラバラバラ……
「遅い!」
「すいません、後始末は我々がするので早く!」
ガシャンッ
「あの車両だな。もう少し近づけるか?」
「できます。とりあえずMGを用意しました。」
「馬鹿かお前!MGなんざ使ったら真っ二つだぞ!」
「すいません、しかしあの車両に対抗するにはMGかと。」
確かに厄介だな。一種の装甲車だ。まぁ、
「やってやるけど、な!」
Vooooooooooooooooooooooooooooooooooo!
辺りにMGの音がこだまする。流石、ヒトラーの電ノコ。鎧がボロボロ剥がれていくぜ。あれなら、
「よし、後始末は任せた!そのまま日本に待機しておけ!」
「да!御武運を。」
ガシャンッ
「く、くそ!な、なんだお前!僕の車から降りろ!おれたちの穂乃果ちゃんが傷つくじゃないか!」
「ほぅ、いつお前らの物になった?じっくり聞かせてもらおう、か!」
ガシャンッ、ベキベキベキ!
車の天井部を無理矢理はがしていく。即席のオープンカーだ。
「ひぃぃぃぃぃぃぃ!」
キィィィーーーー! ガシャンッバラバラバラァ
見事に車は電柱に激突ってヤバイ!
ふう、間に合った…
「大丈夫ですか?って気を失ってるな。危ないから柱寄せとくか。」
さて、
「いつつ、お前!ただで済むと思うな!」
「穂乃果ちゃんを奪いやがって!」
「ぜってぇ許さねぇ!」
おうおう、ヤル気みたいだなこりゃあ
「まとめてかかってこいよ。キモオタ共。あまり相手を舐めない方が良いぞ。」
「うぉぉぉぉぉらぁぁ!」
うおっ、なんだこれ。攻撃がしょぼい!笑けてくるぞこりゃあ。しかももう息があがってる。この程度で俺に良く俺と戦おうとしたな。
「はぁはぁ、まいったかよ、はぁはぁ…」
「……ククっ、ああまいったまいった。あまりにしょぼすぎて。」
「なんだとてめぇ!」
「そんなお前らにプレゼントだ。」
閃光手榴弾
喰らうと一定時間の失明、難聴を引き起こす。それを至近距離で。
ドッキーーーーン
さてさて、お片づけっと
バキッドスッガッ
「たいした事はない、ただの一般人か。殺されないだけマシと思え。」
これはただの日常。俺の日常とは程遠い。でもやっぱりこのぐらいの刺激がないとな。
第二話に続く
はい、ありがとうございました。最後はちょっと有耶無耶ですが、気にしないでーー。2話に続きますからw
では!