白肌娘がダンジョンで活躍するのは間違っているだろうか 作:粉プリン
ダンジョンを脱出しギルド本部へと向かった。先程のドロップアイテムと魔石の欠片を換金してもらうためだ。以前血塗れでエイナのところへ行き長時間に及ぶ説教を受けたため血はダンジョンの途中にある休憩所の湖で洗い流した。ギルド本部に着くと中はいつもより少し静かだった。なにやら有名なファミリアが来ているようだ。
「………………換金」
ラミスゲルの複眼は如何しようか迷った挙句換金することにした。新しい武器を作った直後ということもあり、所持金に若干不安があるため、換金して足しにすることにした。勿体無いけど仕方ない。
「了解しました……ってこれラミスゲルのドロップアイテムですか?!」
その声で本部内の冒険者が一斉にこっちを向いた。
「おい……さっきラミスゲルって言ってたよな?」
「あぁ、あの小さいやつが
注目されると面倒なのでさっさと換金してもらい家に帰ることにした。家に帰るとカリタスはどこかに出かけてるのか中にいなかった。いつもの事なので先に昼食を作り食べる事にした。パスタが余っていたのでクリームパスタでも作ろう。麺を茹でてある間に着替えて来る。鍋の元に戻るといつからいたのかテーブルにカリタスと見知らぬ女性が座っていた。多分神様だと思う、カリタスがあまり人と話しているのは見たことがないからだ。と言っても話す人もいるけど。
「おかえりティア!武器の方は大丈夫?ダンジョンで怪我しなかった?その辺の報告くれると嬉しいな!」
「………………全部平気」
「そっかそっか!なら安心だね。今日はどこまで行ったんだい?」
「………………ラミスゲル」
「おぉ!遂にレアモンスターを倒せたんだね!おめでとう!これは夜はパーティしなくちゃね!」
「………………その神様?」
「紹介が遅れちゃったね。彼女の名前はヘスティア!天界にいた時もう一人タケミカヅチって奴と三人で色々したことがあったんだよ!」
「………………いたずら?」
「そんな感じかな?ロキをからかったり、ソーマの酒造りに加担したり、フレイヤに捕まりそうになったり。まぁ色々あって仲良くなったんだよ!」
「こっちにしてみれば嵐みたいなものだよ。いきなり脈絡もなく現れては人のこと引きずり回すんだからさ!」
「ごめんごめん、と言うかヘスティアはヘファイストスのところに居候してたんじゃなかったっけ?」
「うっ……追い出された。でも今はファミリアもいるし働いてるもん!」
「うんうん、ドヤ顔してもあんまり威厳はないね。胸はあるけど」
「………………お昼」
「おっとそうだったね、もうそんな時間か。よかったらヘスティアも食べていくかい?」
「残念だけどこの後バイトがあるんだ。よって申し訳ないけどもう行かなくちゃ」
「神様がバイトねぇ……あんまり儲かってないの?もしかして貧乏とか?」
「ファミリアがまだ一人しかいないからね。ゆくゆくは増やしていきたいけど。そっちも一人だけじゃないか?」
「残念でした!こっちはちゃんとした理由があるんだよ!」
「理由?」
「でもこれはうちの問題だから他のファミリアには教えられませーん!はい、とっととバイトに行く!」
「うわっ、もうこんな時間か!それじゃあねカリタス!ガネーシャのところでまた会おう!」
「ガネーシャのパーティには来るんだ……」
「………………冷める」
「あぁごめんね!今食べるから僕の分まで自分のところによそらないでくれ!」