真・恋姫†無双〜中華に響く熱き歌〜   作:ま未来への咆哮

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お久しぶりです、凡そ1、2ヶ月ぶりの投稿となります。

投稿遅れてすみませんでした!

では、どうぞ!




第27話 路上ライブ

 

ーバサラと誠和が店を出て行くのとほぼ同時期のことー

「うむ、やはりここのメンマはいつ来てもうまい」

 

北米のある飲食店でメンマを肴に酒を飲んでいる趙雲の姿があった。

 

趙雲はバサラの監視を買ってでてはいたが、この十日間、動きが見られないことから

 

ならば監視の間に少しくらい飲んでいてもよかろう、

 

と考え、今に至る。

要はさぼっているのである。

趙雲の名誉の為にここには書くが、仕事中ということもあり、酒は控えめにしてはいるし、本来の仕事の監視に差し支えないように誠和の店の近くにある今の店にいる。

まあ、結果的にさぼっていることには変わりないが、、、

とはいえこの十日間監視をしてはいたが、監視対象のバサラが部屋に引き篭もり何をしていたのかを知ることができないまま時間が過ぎていた為にこうしてさぼりたくなるのも分かることは分かるが、、、

 

趙雲がメンマを肴に酒を飲んでいると、何やら誠和の店の方が騒がしい。

 

何気なく店の方を見てみると、

 

「あれは、、、」

 

監視対象のバサラが店から出てきた。

それに少し遅れて誠和こと張世平が店から出てきて、バサラを追いかける。

 

「ふむ、ここに来て動いたか、、なぜ動いたか知らねばな、、、」

 

そう言いながら勘定を済ませてバサラ達の後を追う。

 

無論、監視ということもあるが、二人にばれぬ様に気配を消しながらだが。

 

(この十日間動きが全く見られなかったが、ここに来て動くとは、、しかもあの張世平も一緒とはな、、あの男自身は何かを企む輩には思えぬが、、)

 

そう考えながら後を追うが、バサラの持つ物を見て、

 

(あれは、五胡に歌った時に使っていた琵琶か?ということはまさか歌を?あの時のように?)

 

思考をし、ある程度の予想をつけた。

 

(だが、あの者は五胡に歌うのではないのか?ならばまた五胡の元へと行くつもりか?いや、あの時とは違い、赤い馬にまたがってはいない、、ということは街中で歌うつもりか?)

 

だがなんの為に?なんの意味があるのだ?

 

趙雲はバサラがやろうとしていることをある程度は予想できたが、なんの目的があるのかまでは分からなかった。

 

(思い出せ、あの男がどのような男か、、、そういえば、五胡に歌った時になぜ歌ったのか聞いたら、歌いたいから歌ったと言っていたな、、

ということは今回も、なのか?)

 

趙雲はバサラの発言などを思い出しながら行動やその目的を予想はしていたが、それを理解しきることまではできないでいた。

 

 

 

一方、バサラと誠和はというと、

 

「この辺でいいか」

バサラはそう言いながら周囲を見渡し、足を止めた。

 

バサラがいるところは街中であり、少し広い場所である。

人通りも少なくなく、いろんな人が行き交っている。

 

誠和はなるほど、ここなら多くの人々が行き交うし、その分歌を聴いてもらうこともできる。

これなら金が無い人でも歌を聴くことができる。

うむ、これなら問題ないだろうと考えていた。

 

まあ、バサラがここにしたのは偶々というのが正しいのだが、、、

 

「よし、やるか!」

そう言いながらギターを構え、弦を鳴らす。

バサラの突然の行動に道を行き交う人々が何事かと足を止め、バサラに視線を向ける。

 

「いくぜ!俺の歌を聴けえええ!」

そう叫びながらギターを弾き、

 

「いくぜ!PLANET DANCE!!」

曲名を宣言し、そして、ただ歌う。

 

 

 

 

 

 

そのバサラの姿を見た北平の人々は、多くはバサラを見て、また歩き出したが、その中の何人かは残り、歌を聴いていた。

 

多くの人々が歩き去って行くのに、残っている人達は、なぜかバサラの歌に聴き入っていた。

 

残っている人たちからしたら、バサラがいきなり琵琶のようなもので曲を奏で出し、歌い始めただけなのだが、その中身が原因である。

 

北平では聴いたことのないような曲調、歌詞、歌い方、挙げればいくらでも挙がるであろうが、ただ言えることは

 

なんだこれは?こんなもの聴いたことがない。

 

これに尽きるだろう。

 

ただ、不快な訳ではなく、むしろなんだか心地いい、いや、胸が熱くなるような、そんな、言葉では言い表せ無いような何かがあった。

 

これがなんだかは分からない。

 

だが、気づけばこの男の奏でる曲や歌にのめり込むように聴き入っていた。

 

そろそろ歌が佳境に入るようだ。もうすぐ終わりのようだ。

 

これ程の歌が聴けて良かった、素直にそう思える。

だが、ああ、何故だろう、残念でもある。まだ、まだこの男の歌を聴いていたいというのに、、

 

そう思うと同時に、自分達はこの男の歌に虜になっていたことに気づくのであった。

 

バサラの歌が終わり、気づけば残って歌を聴いていた彼らは誰に言われることもなく、己の手を打ち合わせていた。

所謂拍手である。

誰かが言った訳でもなく、気づけばしていた。ただ、それだけのことである。

その間にも道を行き交う人々が彼らを奇異の眼差しで見ていたが、そんなものには目をくれず、拍手を続ける。

バサラに賞賛を送るがのごとくに。

 

「よっしゃあ!次の曲行くぜ!突撃ラブハート!」

 

バサラはそう言いながらギターを弾き、次の曲を奏でる。

 

それを見た彼らは、

まだ、聴かせてくれるのか?まだ、他にも歌があるのか?

 

聴かせてくれ!あんたの歌を!まだ、まだ聴いていたい!

 

そう考えながら、バサラの歌が始まったことでまた歌を聴くことに没頭していた。

 

 

 

 

(ふむ、、、最初の歌と比べて聴く人数が少し増えましたね、、、)

そう考えながら、誠和は歌を聴いている人々に視線を向ける。

 

若干ではあるが、歌を聴いている数が増えているのだ。

 

(まあ、今までこういうことなど、なかったですからね、、、あっても旅芸人が来て芸を見せたりなどで、歌うと言ってもこのような聴いたことも無いような曲調や歌などありませんでしたからな、、

ましてやここは五胡との境が近い幽州、旅芸人など、年に一度くればいい方でしたから、人々がこのような娯楽に飢えるのも分かるというものです。

それでも、やはり初めて聴く曲でもありますし、バサラ殿のことをあまり知らない者が多いですから聴く人が少ないのもまた仕方の無いことですが、、、)

 

誠和は思考をまとめながら、聴いている人々に視線を向ける。

数えられる程度の人数しかいない。

十人もおらず、七、八人程度だ。

 

(まあ、今日まで部屋に籠っておられたということもありましたし、バサラ殿のことを知る者は少ないのも事実ですからな、、、

、、、ですが、五胡が襲って来た時に赤兎に跨りながら城を出るというのはかなり印象に残りそうなものですが、、、

まあ、この幽州、特にここ北平においては騎馬に跨る物など見慣れたということでしょうが、、、それでもかなり印象に残りそうなものですが、、、)

 

誠和は思考しながら歌を聴く人々やバサラを見る。

 

(これからやるべきことは、バサラ殿のことを少しでも人々に印象付け、知ってもらうかの宣伝が必要ですな、、、

その為には、バサラ殿に歌って頂く機会を増やさねばなりませんね、バサラ殿は喜ぶでしょうが、、、

ライブ、と言いましたかね、あれを大きくするならば、まずはバサラ殿自身や歌を知ってもらわねばなりません。

なので、噂を広げるなり、紙で宣伝するなりをやるにしても、一番はやはりバサラ殿に歌を歌い続けてもらうことが大事ですね、、、

このような人々が行き交うような場であることが望ましいですが、、、バサラ殿のことですから、このような場でだけで歌うなどということはないでしょうね、、、

まあ、今日のことは人々が勝手に広めてくれるでしょうから、心配はしておりませんがね)

 

誠和は今後のことを考えながら人々を見て、バサラに目を向ける。

 

(まあ、今はバサラ殿の歌を聴いていよう。この瞬間だけでも他のことは考えずただ聴いていたい。)

 

誠和は、そう考えながらバサラの歌に集中して聴いていくのであった、、、

 

 

 





お読み頂きありがとうございました!

今回の話は、前回から、繋げることは決めてましたのでこうなりましたが、なんか、作者もなんか、ん?と思うようなところがあり、なんだかなあ、と思っております、、、

ですが、今後の展開を考えると、この話は無いと駄目だな、と思い、投稿させて頂きました。

今回の話はまだ続きますので、次回に持ち越しいたします、、、

ではありがとうございました!

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