魔法を使う竜もっと増えろと思う
そんな今日この頃(物理的な竜も悪くない・・・・)
よう、ソウルの槍にびっくりしたシースだ
ソウルの槍で山をぶち抜いたその後の現在
なにをしてるかと言うと
コォオオオオオオオオオオオ
結晶のブレスを空いた穴に吹き続けてだな?
ビキビキビキ、ピシ
ブレスが当たったところから結晶が生えて
当て続けて大きくなった結晶で穴を埋めている
この結晶のブレスをしばらく使ってわかったんだが
結晶が砕けて消えるのと砕けず消えないのがある
砕けるほうはブレスと結晶の殺傷力が高い上に
喰らい続ければブレスに込めた呪いが蓄積されて死ぬ
狂ったシースが戦闘でよく使うやつだ
見返すとほんと殺意に満ちたブレスだな
砕けないほうは呪いがなく殺傷力もそこまでなく
少し遅く結晶が生えてくる
この結晶はブレスを吹き掛けることで大きくなり
結晶同士が接触した状態でブレスを吹き掛けると
なんと接触していた結晶がまるで最初から
そうだったかのようにくっついて一つの結晶になる
それでこれは使えると思ってブレスを天井の穴に
吹きまくって生えた結晶をブレスで大きくして
穴を大きく一つになり続ける結晶で埋め尽くす訳だ
と、考えながらやってる内に埋まったようだな
先程まで空が見えるほどに長く空いた穴が
透き通るような結晶で綺麗に埋まり
長い距離の穴が結晶で埋め尽くされていながらも
極めて高い透明度を持つ結晶が太陽の光りを通している
普通の結晶の透明度ではこの距離までの光りは薄暗く
この洞窟にここまで明るい光りは通さないのだろう
んーむ良い感じになったな、穴は綺麗に塞げたし
洞窟内に外の光りが入るようになったし
今日のところは魔術はもういいか
少年も本を読んだり覚える事ばかりじゃ嫌だろうし
そう言えば少年はなにしてるんだろうか
シースが少年を探して首を少し動かし探すと
結晶トカゲが走り、それをたたたと少年が追いかけ
クリスタルゴーレムがそのあとをのっしのっしと追いかけ
最後に月光蝶がふわふわと低空飛行で追いかける
結晶トカゲ、少年、クリスタルゴーレム、月光蝶は
どこか楽しそうな雰囲気で洞窟内を走り回っている
少年と楽しそうに走ってるな・・・・ん?
ふわぁー
しばらく追いかけっこをしていると
月光蝶だけがシースの居る場所に飛んで来て・・・・
ぴと
シースの頭の上へと静かに着陸した
見方によってはシースが頭に
リボンかなにかを付けているようにも見える
・・・・・・本当になんでこいつは俺の頭に止まるんだ?
あれか?、あれなのか?
俺の頭は癒しスポットかなんかなのか?
いや、別にそんな嫌でもないからいいけど、なんで俺なの?
――――
――
白衣を着た女性が大きな洞窟の穴の中へと歩き進んでいた
まさかこんなに大きな洞窟があるなんて・・・・
でもこの大きさならあの白い竜が居るかもしれないわね
女性は洞窟の奥へと歩いて行く内に60センチほどの
地面から生える結晶を次々と見かけ始める
結晶?この大きさものがこんなにあるなんて―――
女性は結晶を見かけながら歩いていると
洞窟内でありながらとても広い場所に出た
その空間は明るく、奇妙な形の蝶がゆるやかに飛び
結晶を背に生やした小さな動物
妖怪らしき白い服を着た白髪の幼い少年
全身が結晶の大きな体で、背中に体の半分以上の
大きい結晶の柱を生やしたかろうじて人の形をした者
それぞれの姿、種族が異なるように見えようとも
不思議な事にこの三体は互いに寄り添い、座っている
そしてこの洞窟の中心には目を閉じた白く足のない竜がおり
岩の天井の一部、結晶と化した部分から日の光りが通され
光りが白い竜のオーロラの様な翼を一段と輝かせ
静かに眠るように目を閉じて佇む姿は
とても伝承に残る力の象徴に幾度も例えられる
荒々しき竜と言うものを連想させず
細く白い体に温厚な気質を感じさせる姿には
竜の一つの側面である知恵の象徴に例えられるような
確固たる知性と穏やかさを連想させられる
―――――これが、竜
伝承で人を超えた存在だとか大げさな言葉が
よく使われて残るけど・・・・
実際に見ると偽りのないただの感想だったのね
・・・・今現在の私もそう思うもの
女性は白い竜に歩いて近づいて行く
今のところ力の竜ではなく
知恵の竜に会えた事が幸運ね
知性がある分、話し合いもできるでしょうし
人間の言葉を理解できていればいいけど
心配ね・・・・竜の言葉は流石に知らないし
手探りで行くしかないわね
女性は白い竜に声が聞こえるであろう
位置にまで来た
「話しがしたいのだけれど・・・・聞こえる?」
・・・・・・・・
はぁ・・・・言語の違いかしら、聞こえて――
「聞こえている、人がここに来るとは珍しい」
白い竜はその大きな顔を女性に向けて言葉を出した
通じた!これなら話しができるわ
「それで、どのような話しでここに?」
「ええ、その前にまず名乗らせてもらうわ
私は八意永琳(やごころえいりん)あなたは?」
「我が身の名はシース、この洞窟にて暮らしている」
今日思い浮かべた妄想で月光蝶にブランコ付けて
それに乗って空をゆっくり飛んでもらうってものを重い浮かべた