そして永淋の話し方が変だったら正直すまん
アイムシンカートゥートゥートゥートゥトゥー
よう、ちょっとオールドに歌ってたが
今日も普通に白竜しているシースだ
しかし今日はいつもと違う事がある
なにが違うって?それはな・・・・
白衣を着た女性がシースに向かって歩いて来ている
なんでここに人間が居るの?
しかもこっちに真っ直ぐ歩いて来てるし・・・・
女性はシースの手が届く範囲にまで歩いて来た
と言うかなぜここに・・・・ああ、ソウルの槍か
そりゃあんなのが山の頂上をぶち抜いて出てきたら
山になにかが居るって思うかー気になるよねー
けどなんでどこか決意したような目で
こっちを見てるのだろうか
なにがあるか分からなくてちょっと怖いんだけど
「話しがしたいのだけれど・・・・聞こえる?」
襲ってこずに話しを掛けてきた、普通に用事があるようだな
竜の素材でなにか作る目的の人じゃなくてよかった
「はぁ・・・・」
女性が少し下を向いて溜めた息を吐いた
あ、返事を忘れていたな、返事しよう
「聞こえている、ここに人が来るとは珍しい」
「!」
シースからの返事が返ってくると
それに答えたシースを見て少し嬉しそうな顔をしている
「それで、どのような話しでここに?」
「ええ、その前にまず名乗らせてもらうわ
私は八意永琳(やごころえいりん)あなたは?」
「我が身の名はシース、この洞窟にて暮らしている」
永琳か、なんかどこかで聞いた感じが・・・・
なんだったっけ?
「そう、シースね、覚えたわ
それであなたに聞きたいことがあるの」
「なんだろうか」
「穢れ・・・・と言うものを知っている?」
穢れねぇ・・・・心とか空気が汚れているとか
それともなんか邪気とかそんなのだろうか?
うん、わからん
「ただの言葉としか知らない」
「・・・・・・・・もう一つ質問をしてもいい」
「かまわない」
「あなたは何年間生きている?」
何年って・・・・ちょっとまて、シースって何歳だ?
ん~~~知識を探るか、え-となになに
魔術とウロコの研究で1000から先は覚えていない
・・・・・・結構適当だな、いやまぁ狂うぐらいに
研究とかしててこれだけ覚えてれば十分か
「千年の時を過ごし、それ以降は数えずにいる」
「千年、千年も生きているのね・・・・!」
なんかとうとう見つけたみたい反応してるんだが・・・・
やっぱり千年生きてると研究材料に良いとか
そういうのなのか?この人白衣を着てるし
そうだった場合は・・・・頑張ろう
「あの夜空を飛ぶ時の姿や今の姿を見て確信したわ」
なにを確信したんだろうか
てかあの時の視線はお前だったのか
「あなたには穢れが全くない上に
穢れに一欠けらも影響を受けていない」
へーそうですかー
正直そんな穢れに影響とか言われてもわからん
「なぜ穢れと言うものをそこまで
気にするのだろうか」
「ああ、説明していなかったわね
まず私はここ周辺の村の人間と同じ人間ではないわ」
まぁ人の姿をした妖怪も居るんだし
そんなのも居るだろうな
「私達は通常の人間よりも長生きであるけど
穢れを触れれば触れる程、寿命が削られてしまう」
ほうほう、病の元みたいなものか
「それで本来の目的ついでにあなたが穢れに触れても
穢れが全く付いていない理由を聞きたいのだけれど・・・・」
「ふむ・・・・」
理由を聞いてもあんまり意味はないと思うけどな
水も食べ物も必要ない古竜だし
しかしこの人の気配と言うか空気と言うか・・・・
シースの知識にこの人と少し似た気配の種族を
知ってはいるがもしかしてそれか?
しかしあの種族の感じと比べると
色々と貧弱だが・・・・聞いてみるか
「一つ、尋ねる」
「ええどうぞ」
「そちらの種族は神族に近しき種族か?」
シースがそう聞くと女性は少し目を見開く
「確かに近いわ・・・・けど、なぜ分かったの」
「古き知り合いに似た空気を感じた・・・・
故にその種族に近いのかと思い聞いた」
グウィンとか四騎士とか
「そして穢れに影響されない理由については
希望に答えられるものではないだろう」
この種族故の事だろうからなぁ
「どう言う事?」
「我が身は古き竜と書いて古竜と読む種族
そして生きる為の水も食物も必要としない不老の竜」
「・・・・なんらかの力の供給は?」
永琳はシースのオーロラの様な翼と
大きな体を見渡して言う
「この体が存在する事に霊力、妖力、魔力に
神の力も必要とせず、我が身はこの場にある」
シースの知識持ってる自分でも正直言って
ダークソウルで一番謎の不思議生物は古竜だと思う
「・・・・・・穢れ、穢れに影響のない理由は」
下を向き少し考えた様子でシースに聞く
「古竜は白くも黒くもなく神聖、邪悪に類するどちらにも
寄らず、それ故に穢れの影響などないのだろう」
シースのかつての知識には不老で光りと闇に頼らない
究極のどっち着かずと愚痴にあったよ
なにげに仲間の古竜を皮肉ってるなシース
「理想的ね・・・・・・・・」
一言つぶやき永琳は沈黙し
更になにやら考え込んだあと、シースに顔を向ける
「私の言葉に態々答えてくれて感謝するわ
ありがとう」
永琳は腰を曲げて頭を下げ
「ただ知っている事を話しただけなのだから
気にすることはない」
シースは顔を右に左へとゆっくり揺らしてそう言う
穢れに対して古竜だから平気ですって言っただけで
求めていたものを答えた訳じゃないしなぁ
そう頭を下げられてもなんだかちょっと
申し訳ない気分になる
「心が広いのね・・・・本来の目的であなたに頼みたい
事があるだけどはっきり言って、断っても構わないわ」
頼みたい事?こんな一見がりがりだったり
キラキラしてる竜にどんな頼み事なんだろう
「一定の時間内だけでもいいわ
それまで都市に襲い来る妖怪を止めて欲しい、と言うものよ」
・・・・・・まさか竜になってから護衛依頼の様なものを
頼まれるとは思わなかったよ・・・・
ダークソウルで古竜の生態も中々謎だけど
一番の謎の生物は一見、箱の姿をしたあいつだと思う