東方白古竜   作:4256巻き

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話しが雑かもしれないのでご注意
そしてこの暑さいつになったら収まるのだろう

結晶いっぱいで涼しそうな洞窟に居る裸のローガンが羨ましい・・・・


13話 話しをツケて

よう、今日も洞窟の奥に居座る洞窟暮らしのシースだ

そして現在、洞窟内の事なんだが・・・・

 

ガラガラガラガラ

 

大量の土を乗せた複数の荷馬車を引く人間達と

それを指示する永淋が居た

 

荷馬車を引く人間の着ている服は質素だがこの時代にはない

完成度を持ち、結界の張られた都市の人間であるのが分かる

 

しかしよくこの人数をあの都市から連れて来られたな

洞窟内に植物を植える為には外の土が必要になると

永淋が都市から連れてきた人達と土を運んでいるが

まさか夜明けに来て動くとは思わなかった

 

これだけ人を動かせる永淋って結構偉い人なのだろうか?

そのおかげでこの広い洞窟内の地面が殆ど土で埋まってるし

あともう少し埋めたら植物を植えられるそうだ

 

ちなみに少年やクリスタルゴーレム、結晶トカゲと

月光蝶は外で土を掘り出したり作業中に襲い掛かる

妖怪だとかを倒したりしてるそうだ

 

ガラガラガラ

 

そう思い返しているとシースの目の前に荷馬車が置かれ

それを引いていた人がシースに声を掛ける

 

「土お願いしまーす!」

 

「うむ」

 

そう言われるとシースは荷馬車を掴んで

まだ土で埋まりきっていない場所へ土を全て降ろし

そこに降ろした土が平坦になるよう大きな手で整える

 

ちなみに自分も手伝ったほうが早いので

時間の掛かる運んだ土を降ろしたり整えたりしている

 

手間の掛かる作業を簡単に済ませられて助かるそうだ

まぁ自宅の改装だし手伝うくらいはするとも

 

あ、永淋がこっち来てる、なにかあったのだろうか

 

「手伝ってくれて助かるわ

人の手だけではもっと時間が掛かるでしょうしね」

 

「手を合わせ事が済むのだから合わせた

ただそれをしたに過ぎない」

 

手伝ったほうが早く終わるし

ただ待ってるだけだと本当に暇なんだよね

 

「大きさ見合わない謙虚さね・・・・

報酬の話しで言わなければならない事があるわ」

 

「かまわない」

 

「まず落ち着いて聞いて、前払いの報酬で

洞窟に植物を植える為の下地ができはしたわ」

 

木を植えられるくらい分厚い土の層ができたな

 

「そして後は洞窟内に草木を植えて池を作るのだけど

正直言って・・・・どれも時間が足りないわ」

 

まぁそうだろうなぁ・・・・巨大なシースの体で

動きまわれるほどに余裕がある広い洞窟だし

 

「草木は植えて枯れないでいられるかの確認と

池を作るにしてもどこから水を溜め続けるか

雨の届かない洞窟内で植物は生きられるのかとか

とても短期では済ませられない内容の数々」

 

「それと一番の理由が脱出の機会が時間が進む毎に

どんどん減っていってしまっていることよ」

 

え、そうなの?

 

「理由を聞かせほしい」

 

「・・・・最近、私の住む都市以外の場所で

多くの人が増え始めている事が理由ね」

 

・・・・・・・・ああ、そう言う事か

 

「穢れある地に畏れを持つ者が増えたが為か」

 

「ええ、人が増える程に新たな人が妖怪に畏れ

少しの穢れを元に畏れから妖怪が増え続けているわ」

 

「時が進むに連れて増えた妖怪達は都市へ流れて

その分、脱出時に回せる手がなくなっていくの

だから妖怪がまだ増え過ぎず、手に負える間に

ここから脱出しなければならないわ」

 

「だから・・・・報酬を払いきれないわ・・・・」

 

永淋は目を閉じて顔を下へと俯く

 

ふむ、要約すると

 

1、妖怪が増えてきて脱出やばい

2、早く防衛してもらって脱出したい

3、報酬の時間掛かると脱出し辛くなる

4、時間がやばい、報酬どうにかなりませんか?

 

おお・・・・なんか思った以上に深刻そうだ

報酬うんぬんよりも早く防衛しなければ

 

しかし貰いきってない報酬はどうしたものか

・・・・・・あ、ちょうどいい手があった

 

「永淋よ、我が身の出す提案を聞いてみてほしい」

 

声を掛けると永淋は顔を上げる

 

「まず、報酬を払いきれない理由は

この地から離れれば易々と戻れないからだろうか?」

 

「ええ・・・・距離以外にも事情があるけれど」

 

苦いものを口に入れたような顔で答える

 

「ならばもし我が身とまた会う事があれば

その時、残りの報酬を払ってほしい」

 

今払えないならツケにしておこう

貰えなくてもそこまで困るものじゃないし

 

「・・・・もし、これから一度も会わないような

遠い場所だとしても、あなたはそれで良いの?」

 

「それでいい」

 

そう言って頷く様を見て永淋は少し笑い

シースは不思議な様子で聞く

 

「なにかおかしいだろうか?」

 

「いえ、変わっていると思っただけよ」

 

その後、幾らか永淋と防衛内容の大体の流れを聞き

都市からの脱出を明日にでも決行する事となり

急いで部下を含め永淋は都市へと帰って行った

 

明日か・・・・本当な状態なんだな

 

しかし初の実戦か・・・・油断に気をつけなければ

 

けどシースの体と魔術があるのはありがたい

物理攻撃と魔法攻撃の両方がある分

工夫と立ち回り方次第でかなり戦っていられる

 

それにこのシースの体なら奇跡や呪術も使える

 

この前は指一本で魔術が発動できるのが分かったし

それを上手く使えばとても面白い事がやれそうだ




次回、多分戦う筈

シースの体の上ですべり台みたいにすべれたら
楽しそうに思えてきた現在
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