もう1話は明日になったら投稿する
よう、結晶で壁作ったり殲滅したりもしたシースだ
永淋が都市の結界を解いてからもうすぐ20分が経とうとしてる
で、その間はもちろん妖怪が絶え間なく来た、すごいきた
そしてここまで殲滅してると・・・・まぁ、こうなるか
都市の周りには妖怪の血と屍で埋め尽くされ
その上を新たな妖怪が超えてその先で光線や剣に当たり
屍となった妖怪は重なり幾度に渡り、血が流れ続け
地面が血を吸いきれず次々と赤黒い水溜りが作られていく
なんか防衛依頼じゃなくて
襲撃依頼でも受けてる様な感じだな
そう思っていると永淋の声がシースに聞こえた
『ありがとう』
声が聞こえたすぐあと都市の長く巨大な建物数本が
轟音を響かせながら空へと次々飛び上がって行く
そして妖怪達はこの時代ではありえない数の人間がいる
長き月日の間、狙い続けたそれ全てが手の届かない空の先に行く
それを理解すると先程までは血眼で襲い掛かってきていた
妖怪達は意気消沈とし、怯える様な目でシースと中年を見ている
死を省みず求めた神気を宿した人間達が消えたいま
妖怪達が求むのは辛うじて残った己が命だけなのだろう
防衛依頼完了か・・・・長かったし多かったな
しかし目的がなくなるとここまで大人しくなるのか
まぁ死ぬ様な思いで求めたものがなくなればこうなるか
そう考えていると外壁となった結晶の上から中年が声を掛ける
「終わったな、白竜殿」
「うむ」
そういえばこの中年は最後までここに残ったが
どんな理由があって残ったのだろうか・・・・
聞いてみるか
「なぜ一人残り続けた?」
「なぜ、か・・・・まず人が足りなかった
それともう一つは・・・・・・ッ!!」
中年は懐かしむように空をぼうっと眺めていたが
その目を見開き、悲しそうな顔に変わっていた
そして突然都市のスピーカーから永淋の声が響く
『シース!すぐにそこから逃げ』
ブツンと電源が切れる音と共に言葉も途中で途切れた
・・・・なんかイレギュラーが起きてそうなんだが
永淋の通信の切れ方はいかにも緊急時っぽいし
中年は中年で驚いたあとに悲しそうな顔になってるし
いったいなにを見て・・・・・・
中年の様子が気になったシースは同じく空を見て
内心、絶句してしまうような驚愕の物体が遠くに見えた
それはシースの背丈に並ぶほど大きい尖った鉄の柱に
矢に付けるような鉄の羽を付けたなにかが落ちて来ようとしていた
「先程都市から八意殿の声が聞こえただろう
白竜殿は早くここから本気で逃げろ」
あの形、この言い様・・・・まさか、まさかあれか!?
「・・・・あの柱の様な鉄の矢はなんだろうか」
「あれは核と言うのが入った純粋な技術の産物らしい
落ちた場所を起点に超範囲を焼き尽くし拭えない毒ですべて殺す」
まちがえようのないくらいに核ミサイルだった
・・・・しかしそれがなぜここに落とされるんだ?
脱出が成功したし恨まれ事もないと思うんだが・・・・
「なぜ・・・・ここに落とされようとしている」
「・・・・多分だが恐れているんだろう
その翼と白竜殿の力をな」
殲滅力は分かるが・・・・翼?
「もう言ってしまうが都市の上層部が選んだ脱出場所は
空の彼方に存在する誰も手の届かない場所、月だ」
「ならば我が身を恐れる必要はないと思うが」
「ああ、月への道はなんらかの力で飛んでも
遠すぎて力尽きる上にその間の宇宙では羽ばたけない
この時点で誰も手の届かない領域になる・・・・」
・・・・理由だいたい分かってきた、
「だが恐ろしく強力な術を使い続けて疲れる様子もなく
羽ばたかない翼で飛び続ける白竜殿を見て思ったのだろう
月へと手が届いてしまいそうな竜が現れたと」
「・・・・・・」
「恐らくはもう限界だったんだろう、上層のやつらは
妖怪に攻め立てられ脱出を心配する毎日に・・・・
だから忌々しい妖怪と恐ろしい竜を殺そうとするのだろうな」
「そうか・・・・それが上層の選択か」
脱出できるも竜の脅威に溜まっていた不安が爆発して核発射
で、永淋の声からして止められず上層の独断ですと?
つまり妖怪のついでに守ってくれてた竜も
怖くなってきたからぶっ殺そうと?
永淋との約束を知っていながら上層などは
騙して悪いがを決行か・・・・なるほどなるほど
シースは都市よりも高く浮かんでいた高度よりも
更に高く、空へと浮かび上がって行く
俺は永淋との約束を破って攻撃するつもりはない
だからと言って死にもしないしこの事を見過ごしもしない
お前達が恐ろしく思う竜の力、見せ付けてやる
核を放ってどうにかなる相手ではない事を・・・・!
2話分になってしまった故、次回こそ本当に決着
結晶エンチャントって長持ちな上に綺麗だよね