東方白古竜   作:4256巻き

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そして白竜が多くの人の目に触れた日


18話 白竜の伝説の一端

ある日、村に住む預言者が言ったそうだ

 

一つの集落を攻め立てる大きな妖怪の群れと

それを阻む白き竜が現れ戦いが終わる時

数本の巨大な柱が空へと音を鳴らして浮かび

周辺の村々を滅ぼす悲劇の鉄の太矢が落とされる

 

この預言者の言葉を聞いた村人達は

幾ら予言がよく当たるとは言え中々信じられなかった

 

しかし遂に予言通りその集落で事が起こり

空から落とされる巨大な鉄の太矢が見え

村人達は目に見える滅びの予兆に悲しみ嘆いた

 

しかし鉄の太矢に向かって飛ぶなにがかいた

それは大きく奇妙な形をした白き竜であった

 

そして白き竜は大きく口を開けるとそこから

光りの柱が立ち昇り、光りに触れ続けた鉄の太矢は

瞬く間に結晶にその全てを分厚く被い尽くし

そのまま地面にとても重たい物が落ちる音が響く

 

鉄の太矢が落ち、村人は怯えたが一向に滅びこず

空の白き竜が飛ぶ方角から大きくも静かな声が聞こえた

 

「覚えて置くがいい、月への敗走者よ

この地に落とした熱毒の鉄矢はお前達の罪であり

残した罪はいつか己が元へと返されるであろうと」

 

これを聞いた村人達はあの鉄の太矢を落とした者がおり

それが起こす滅びを止めたのがあの白き竜だと理解した

 

 

 

 

攻撃したら爆発、撃ち落しても爆発

受け止めようにもあまりの重量受け止められず爆発

ミサイルの先端が少しでも歪めば最速で爆発

 

だがこの体がシースであるならどうにかできる

 

簡単な衝撃や歪みで爆発が起きると言うのなら

それを一切通さぬの分厚く密度の高い結晶で包めばいい

 

そしてまぁ目論見通り上手くいって

皮肉と警告を音送りで伝えてやった訳だが・・・・

 

むっちゃ怖かった、本当に上手く行くかも分からず

これならどうだと思いついた手でどうにかなってよかった

 

「まさか結晶で核を被い尽くしてしまうとは・・・・

白竜殿の知恵と力には頭の上げようがないな」

 

「我が身はできる事をしたに過ぎない」

 

「はっはっは、謙虚が過ぎるぞ白竜殿」

 

少し笑うと中年は楽に座っていた座禅から

姿勢を正し、凛とした正座に変えてシースに話し掛ける

 

「白竜殿、このたびは都市の完全なる守護に感謝する

そしてあの災害の塊の投下に対する僅かな詫びを捧ぐ

もし望むのであれば我が腹捌き、五臓六腑も差し出しましょう」

 

・・・・・・いや、その、申し訳ないと思うのは分かるけど

どうにかなってそれほど望んではいないと言うか・・・・ねぇ?

 

とりあえずなにか軽い望みで済まそう

ここに残った理由とか聞きそびれてたし

 

「残り続けた話しの続きが聞きたく思う」

 

「・・・・・・」

 

沈黙してるな・・・・駄目だったか?

 

「はははそれぐらい構わんよ、では話そうか」

 

「うむ」

 

問題ないようでよかった

 

「でだ、もう一つの理由なんだがな

それは都市の人間の中で一番の老いぼれだからだよ」

 

・・・・・・中年じゃなくて長老だったのか

 

「なぜ老年であって若くいられる?」

 

「それは自分、いや某の能力によるものだ

その名も抵抗する程度の能力と言ってな

穢れや老いに対して抵抗を続け、生き続けた訳だ」

 

寿命関係の事に抵抗できるって凄いな

しかも抵抗するものが決められてないところ見ると

毒とか呪死とかにも抵抗する事ができそうだな

 

「この能力を使いできるだけ若くあり続ける事で

古くから妖怪と戦ってきたがさすがに老いてな

それに死ぬなら殺風景な月よりこの辺がいい」

 

中年は幾つかの建物が消えた都市を眺めてそう語った

 

「さて、他に聞きたい事はないか?白竜殿」

 

うーん・・・・いまのところないな

 

「とくにない」

 

「そうか・・・・一つ提案したい事があるのだが

いま話してもいいか?白竜殿」

 

「話して構わない」

 

「八意殿が約束を果たせない代わりに某がその間

白竜殿の洞窟に草木を植え、池を作る手伝いをしたい

ただ話しをしただけではまだまだ申し訳なく思うんだ」

 

シースは開いた大きな手をゆっくりと動かし

中年の前に差し出して言葉を掛ける

 

「よろしく頼む」

 

中年はその意図を理解するとシースの人差し指に

手を添え、笑顔で同じ言葉を掛ける

 

「こちらこそよろしく頼む」




シースのやる事を感想でちょっと予想されてたが嬉しい
そして核兵器は観賞用になりました

結晶ブレスはほんと使い勝手がいいと思う
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