そしてエンチャントした大剣って中々いい
特に結晶エンチャントとか
よう、なんだかんだでお手伝いさんになった中年を
手の平に乗せて帰っているシースだ
色々あって交友をもっていた永琳が遠くへ行った代わりに
実は都市一番の長老らしい中年が仲間に加わる事になった
なんかRPGのパーティ入れ替わりイベントにも思えるな
そして帰る途中、中年が語る昔話しを聞いたのだが
「で、現在は八意殿と呼んでいたんだが
昔はよくちゃんを付けて呼んでいたものだ、八意ちゃんとな」
「それで薬の知識を教え始めた頃は危なっかしくてなぁ・・・・
興味津々に次々といろんな物を混ぜては後始末を一緒にしたり――」
「しかし今となっては昔の話しをすると恥ずかしいのか
耳を塞いであ~~と言いながら研究室に逃げてしまう
一昔前は話しを聞いても体が震える程度だったんだが・・・・」
「八意永琳の幼き頃か・・・・中々微笑ましい話しだ」
「そうだろう?だが年々昔話しを恥ずかしがるようになって
こう言った懐かしき日々の会話に花咲かせたかったのだがな――」
ちっちゃい頃の永琳の話しが結構面白かった、まる
やっぱ誰しもやんちゃしてた頃ってあるんだな
こうして中年の昔話しを聞きながら飛び続けると
洞窟の入り口が見え、その入り口には
「シースおかえりー!」
少年とクリスタルゴーレムが手を振り
結晶トカゲに月光蝶がその傍らで迎えてくれた
その後、中年はこの洞窟に顔見知りの少年が居る事や
実際に見るクリスタルゴーレム、結晶トカゲ、月光蝶
この三体を見て驚くがなにか納得顔でよろしくと挨拶をした
うんうん、これなら仲良くできそうだ
まぁ門番していた時も少年に慣れていたようだし
全然妖怪っぽくないこの三体にも慣れてくれるだろう
しかし俺以外にも話せる相手できたからか
少年がとても楽しそうに話しているな
10分後~
やっぱり少年は物覚えがいいな
この前渡した本もきちんと読み終えたし
あとはソウルの存在を感じ取れるようになれば
ソウルの業を使えるようになれば音送りでも・・・・ん?
シースは地面以外のなにかが自分触れるのを感じ
その場所を見ると少年がシースの足元に触れていた
「どうした、少年よ」
「聞いてシース!おっちゃん凄いんだよ!」
おっちゃん・・・・間違いなく中年の事だな
いったいなにが凄いのだろうか?
「見えない筈なのに天井をなにかが塞いでるって
なんの術も使わないで当ててた!」
・・・・・・・・・・マジで!?なぜ!?
外で雨が降ってる訳でもないし
飛び上がって直接触れた訳でもない
直接触れるかなんらかのものを当てるしかないが
中年が大きく動いた様子ないし・・・・うーむ
駄目だわからん、聞いてみよう
「我が身も不可視である筈の場所が
なぜ塞がっていると見抜けたか気になるのだが」
「なぜと聞かれたら・・・・風だな」
「風で?」
風なんすか
「山の頂上まで繋がったでかい穴があるにしては
洞窟内の風があまりにも穏やかでな」
・・・・天井が塞がって風が流れないからか、盲点だった
「そっか、穴が空いたあとシースがすぐに塞いで
いつもどおりの洞窟の風だって過ごしてたや」
うん、俺も塞げてよかったってだけだったな
しかしこれだけで見破られるのか、凄いな中年
「ああ、勿論そこの風っ子ほど某は分かる訳じゃない
ただ長生きして自然な風の流れを経験で知ってるだけだ
それにあれだけでかく塞がってなければ全く気づかんよ」
「能力なしでそんなに分かるんだ」
風が通らない規模にもよるのか
「で、白竜殿に聞きたい事があるんだが」
「なんだろうか」
「いやな、天井の穴をなにかで塞いでるようだが
なんの力も感じない上に完全に目に見えない・・・・
それでどんな物体が使われてるのかと気になってな」
・・・・もしかしてブレス以外なにも使ってないから
魔力とかを感じ取るような方法だと分からないのか?
・・・・なんかに使えそうだし覚えとこう
「答えよう、塞いでいるのは我が身が作った結晶だ」
「なるほど、白竜殿の結晶だったか
それでどのくらいの厚さで結晶で塞いでいるんだ?」
「穴を埋め尽くすほどだが」
「・・・・・・埋め尽くしているのか?」
「うむ」
「この透明度で頂上まで結晶が??」
「埋まっている」
「・・・・不思議な物を作るな、白竜殿は」
「色んなもの作れるからね、シース」
まぁこの分厚さでこの透明度とか色々とありえんよね
長生きしてるこの中年なら
幼い頃の永琳も知ってるかなと思った