東方白古竜   作:4256巻き

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今回はちょっと固まった文字が大目
人型じゃない化け物スタイルの小説もっと増えないかなぁ


2話 白竜の観察

よう、この前シースになったダークソウルプレイヤーだ

 

今俺は人の手に収まる大きさの六角形の結晶に竜の紋章や

文字と模様を混ぜた様なものを細く鋭くした結晶の針で彫り込んでいる

 

ちなみ現在、人をつまみ上げる事ができちゃうくらい巨大なシースの体なので

人の手に収まるサイズの結晶を彫るのは米粒に漢字で変態って書くぐらい難しい

 

「・・・・・・・・」カリ、カリカリ

 

しかも彫るのが結晶だから割れたり罅が入ったりしないよう

力加減には極力気を付けなきゃいけない、このでっかい竜の体で

 

「はぁーー・・・・・・7割、完成」

 

よし、このまま手の力を込め過ぎず・・・・・ゆっくりと削ればいける

 

コツン、カリカリカリカリ

 

あーじれったい

俺が普通の人間サイズだったらもっと早く加減も簡単に・・・・・

 

いや焦るな、古竜だし時間も寿命も無限にある

 

確かに時間が掛かるがシースの肉体のお陰で手が疲れないし

目が開かない状態でもなぜか普通に見える上に目が乾かないし

 

あと腹減らないし、ここらへんで生物に分類して良いのかわからないが

そこは便利だから別に良いや

 

「ん~~~~~・・・・んん?」カリカリカリカ・・・・・・

 

「うお!?、深く・・・・・彫り過ぎたか」

 

「う~む・・・・・他のとこも同じくらい彫ってなんとか・・・・」

 

カリカリカリ

 

ピキ

 

「あ」

 

結晶に皹が入った

 

 

パキン

 

「ああ」

 

二つに割れた

 

 

カラン

 

割れた片方が落ちた、畜生

 

「あーー、良い感じに刻めていたのに・・・・」

 

やっぱりこの体で結構細かいのを彫るのは無理があったか・・・・・

 

この前あった妖怪の少年に渡したのよりも高性能な結晶系の

物を作ってみようとやってみて根気は足りたけど集中力が続かない

 

そしてなぜ作るかと言えば御存知の通り結晶系の物は

高性能な代わりにすぐ壊れやすい

 

その上ソウルによる修理はできないし

物理的に修理すればと思ってやってみたけど

割れた結晶を溶かして固めて作り直す事しかできなかった

 

で、少年に渡した首飾りも結晶製でいずれ壊れるなら

いっそのこと壊れない内にスペアとして新しいの作ろう、と思い作ってた

 

さっき失敗して壊れたけど

 

ちなみに結晶を溶かした方法はシースの知識内に

研究の一環として覚えたらしい呪術を使ってじっくり溶かした

 

なぜ呪術の火を持ってるのかはシースの記憶によると覚えたはいいけど

ちょっと魔術と呪術は方向性が違ったらしく、火を着ける程度にしか使われず

イザリスの二の舞はごめんだと言わんばかりに強化もされずに

ソウルの中でお蔵入りしてたそうだ

 

強化すれば強いんだがなぁじゅじゅちゅ・・・・・・・呪術

 

 

まぁこうゆう実験とかなんか作ったりするのってやってみると

意外と楽しいんだよなー

 

材料が幾らでも出せる分、良い暇つぶしになる上に技術力が上がるし

 

それに古竜である俺が作ったアイテムで超高性能だったら後々・・・・・・・・

 

 

おお、これがあの竜が作り出したと言われる伝説の!

 

 

とか自分の作った物が後の時代にプレミアやら色々と伝承が付いたら

なんか凄くロマンがあるじゃないか・・・・・・

 

自分の作った物が語り継がれるって

 

まぁ途中で失敗してる今の腕じゃあ

夢や理想でしかないってレベルでまだまだ遠いんだけども

 

てゆうか壊れやすい結晶シリーズで語り継がれる程に長持ちするのか?

魔術があればなんとかなりそうだけど・・・・・

 

綺麗に砕ける瞬間のほうが語り継がれそうだな、キラキラしてたって

 

 

さて、いったんアイテム製作は置いといて

あの妖怪の少年の言っていた高くて四角い建物が多い村を見てみる事にした

 

前回と同じくクリスタルゴーレムと結晶トカゲに視界を通して

近くにあるらしい村を探す

 

村が近くにあるとは聞いたけど場所は聞いてないんだよなぁ・・・・

聞いとけばよかった

 

 

2時間後~

 

 

ちょっと山と森を舐めてたよ・・・・・まさか2時間迷うとは

 

クリスタルゴーレムで結晶トカゲを真上にたかいたかいして

高い位置から周りを見渡せなかったらもっと迷っていた

 

うーむ・・・・・・空へ飛べる奴が必要になってきたな、毎回迷いたくないし

 

月光蝶を作る必要が出てきたな、

しかし結晶関連の力をそんなに使わないようだから時間が掛かりそうだ

 

自分が行けば良いんじゃって思うだろうけどシースの体の俺が洞窟から出て帰って来るとして

こんな白くて巨大で目立つ体で出入りすればこの洞窟に居るとバレる

 

ばれたら、ここに喧嘩売りに来る奴と

腹減ったからお前を食いに来たと言う奴等が多分来る

 

ダークソウルやってたのもあって戦闘はちょっと好きだが

リアルで本気の殺し合いが好きなわけではない

 

戦闘せずに済むのなら基本はあんまりしない方だ

 

もし騙して悪いが、とかをやってきたとしたら遠慮なくぶっ飛ばすが

 

しかしこうして心の独り言をひたすら呟いてると虚し―――――

 

 

6分後~

 

 

なんか壁に囲まれたそこそこ大きい四角い建物のある村があった

 

 

あれ?結構簡単に見つかったぞ?

 

俺の予想だとあと3日掛かるか月光蝶が作れるまでは

見つからないと思ってたのに

 

まぁいいか、見つかったもんは見つかったんだし

 

さてさて

見た感じではあの村を囲んでいる壁はバリアか結界的なものを張って

守るものだな、薄っすらと透明ななにかが村の上部を覆っているし

 

何個か門があるようでその一つの目の前にある門には

門番らしき中年一人と青年が三人いる

 

でもって詳しく見る為にクリスタルゴーレムはもちろん隠れさせて

門の近くの茂みに結晶トカゲを潜ませる

 

これぐらい近ければ話し声も聞こえるが・・・・・喋るだろうか?

 

 

24分後~

 

 

なんも喋らない、立ったり座ったりを数分事に繰り返してるだけだ

 

いやね、誰も通らないし妖怪も襲ってこないからこうなのもわかる

 

けど門番ってこんなにも暇なのかぁ・・・・

 

 

・・・・・・・ガサ

 

ん?近くの茂みから音が・・・・

 

ガサ・・・・・ガサ

 

動物か妖怪だろうか、まぁこの門番達になにか変化が起きるなら―――

 

 

「よい・・・しょ」ひょこ

 

音のする茂みから現れたのはシースと面識のある結晶の首飾りを首に掛けた

白髪の妖怪の少年が茂みから少し頭を出し、なにかを狙う目で門番達を見ていた

 

・・・・・・あれぇ?なんでいるの?

 

しかもあの目は過去に侵入してきた尻狙いの黒ファンに近いように

なにかを狙う感じがする・・・・・

 

しかし妖怪の少年がなぜ人が居る場所に・・・・妖怪?・・・・・ハッ!?

 

 

もしかして、お食事なのか

 

まさか肉食妖怪で人肉ムシャムシャ?

オレサマ オマエ マルカジリするの?

 

少年が今からホラーでスプラッタなディナータイム?

 

駄目だな落ち着こう

ハムスターが自分の赤ちゃんを食べてしまう事もあるって

知った時と同じくらい取り乱してしまった

 

えーっとダークソウル風に例えると・・・・人間性よこせ?

 

 

バッ

 

妖怪の少年は茂みから飛び出し

 

タタタ

 

4人の居る門に走って行った

 

ちょ、マジで人く

 

妖怪の少年は門番達との距離を音も無く走り一気に縮め

ボーっとしている門番達の近くで両手を上げ、口を開いて

 

「わぁーーーーーー!!!」

 

大きな声を出した

 

「うぉおおお!?」

 

「ひょ!?」

 

「ぶふぁ!?」

 

「おぉーまた来たか」

 

この声に青年3人は驚き一人の中年はいつもの事の様に反応した

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・どゆこと・・・・?




ビッグハットローガンが公爵の書庫で狂気に飲まれた 
「まぁわかる」

狂気の末に帽子を被ったまま裸になった
「まるで意味がわからんぞ!?」

ローガンはナニカ見てはいけない物を見たのだろうか・・・・・
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