『12月14日』間違えて少し最後辺りが短くなってたので
起きた!少年が起きた!と言うとこまで直しました
よう、みんな
今日も羽が美しい白竜シースなこの俺だ
カリカリカリ
そして今日も結晶にカリカリ彫りこんでいる
なんかこうして彫ってるのが日課になってきたな~
いやじゃないから問題ないけど
カリカリカリカリ
パキン
あっ、結晶の針が折れた
えーっと新しいの新しいの・・・・あった
カリカリカリカリ・・・・
クル
シースは少し後ろに顔を向ける
後ろには少年が寝ており
その近くには結晶トカゲが添い寝するかの様に
少年の頭の真横でじっと居座ってるいる
・・・・・・なんの指示もしてない筈なのに
なんで少年に添い寝してるんだろうか・・・・
そしてなんで俺はこれが添い寝だと理解してるの?
もしかして結晶トカゲから
電波とかテレパシー的なのとか受信してるとか?
うーん・・・・試しに操作しないで
心な中で呼びかけてみるか
結晶トカゲよー
布団代わりに少年の上に乗っかってくれー
・・・・・・
のっからないか
まぁ結晶から誕生した生物だし
もぞもぞ
・・・・んん?
のしのし
・・・・・・乗っかった
お互いに伝わってるんだなぁ、心の声
・・・・おや?少年の様子が
「んん・・・・うぅ・・・・」
少し苦しそうに唸ってるな
ここに連れて来てから2時間も寝てるし
そろそろ起きるかもなぁ
気を失った少年をクリスタルゴーレムが運んで
赤い猪をそのままほっとくのはもったいないので
少年を運んだあとにクリスタルゴーレムに
もってこさせたけど・・・・どうしよう?
とりあえず解体させるか
道中でイノシシから流れた血の匂いに釣られて
妖怪が襲って来たりもしたがクリスタルゴーレムが殴り倒した
そう言えばこいつって黒い森と公爵の書庫のと
どっちのクリスタルゴーレムなんだろうか?
まぁそこらの妖怪に負けない分
どちらでもいいんだけども
カリカリカリ
「はぁーーー・・・・・彫り終えた」
さてさて、最後の工程は・・・・
シースは様々な紋様が彫られた六角形の結晶を
手の平に置き、その結晶に指を向け近づけた
ソウルの魔術だな
ポウ
シースの指先に青白くぼやけた光が灯り
その光が結晶へと渦の様に吸い込まれてゆく
「・・・・・これくらいか」
シースが指先の光を消して手の平に置いた結晶を
指で慎重に摘み、顔に近づけてじっと見る
「ふむ・・・・・・完成だ」
薄く白かった結晶は青く白い水色に変わり
彫り込まれた紋様の部分は光を反射して輝いて見えた
そして中心に刻まれた竜の紋章はシースの横姿があり
その紋章は注ぎ込んだ青白いソウルの光を僅かに発している
そして最後に奇跡の回復を仕込んで完成だ
ふっふっふ、どうよこの結晶!
とても繊細に彫り込んだ紋様と魔術による加工で
衝撃に強く、結晶自体の耐久力がぐっと上がっている
そしてさらに
魔術の祖と呼ばれるこのシースの姿を彫り込み
魔法耐性を大幅にアップ!
ただ炎に対する耐性はそんなに高くない・・・・
シースは見た目からして炎に強そうには
ぜんぜん見えないしなぁ
けど竜あるからには耐性はまぁあった
ちなみに雷に対する耐性はちょっとしかない
これは竜だからとしか言えない
と言うよりは雷に耐性を持つ生物自体
そうそう見つけられたものじゃない
で、あとは少年が起きるのをまつだけなんだが
まだ起きなさそうだし月光蝶作ったりでもするかな
知識そのままある訳だし
――――――
――――
――
よう
少年が起きるのを待ちながら月光蝶の製作してたんだ
けど少年がまだぜんぜん起きない
首飾りの結晶が完成してからもう一日経って
夜になってる、時間で言えばいまは夜の10時くらいだ
もしかしてこのまま次の日になるのだろうか
しかしどうしよう
起きるまでの製作準備のつもりだったのが・・・・
シースは外に居るクリスタルゴーレムを通じて空を見た
その空には奇妙なものがいた
それは薄緑色でとても大きな四つの羽を持ち、足がなく
頭部に当たる部分には捩れ続け
何度も交差した金色の槍の様なものが生えており
その背にはゆっくりと回転し続ける金色の輪を持ち
羽ばたいたあとには小さな光の粒が舞い散り
奇妙ながらも神々しさを感じる蝶がゆっくりと羽ばたき
月光が照らす夜空を緩やかに飛んでいた
少年が起きる前に月光蝶が完成してしまったよ
・・・・・・2時間前に
しかし月光蝶って予想以上にふつくしい・・・・
シースとかも見た目からすればどう見ても神聖な感じで
じっとしてれば全く無害でむしろ助けてくれそうな
見た目の白い竜なんだけど・・・・・ねぇ
元の中身は狂ってて研究の為に人間とっ捕まえて
研究材料にするくらいだもんなぁ
こっちはそこまで研究する理由もないし
せいぜい結晶に彫り彫りして魔術使う程度の趣味だし
気楽に暮らせばまぁ問題はないだろう、たぶん
それにしても少年起きないなぁ
これ以上まっても暇だし声を掛けるか
「少年よ・・・・」
さぁどうだ
「ん~・・・・・・・すぅ」
ごろん
少年は横にころがり寝息を立てた
ちょっと反応はするんだな
ならば
「少年よ・・・・少年よ・・・・少年よ・・・・
少年よ・・・・少年よ・・・・少年よ・・・・」
「・・・・・・んんん」
起きるまでループのするかの様に呼びかける
正直これ以上暇つぶしするとなると
結晶でチェスかトランプ作ってクリスタルゴ-レムと
遊びそうなんだよなぁ
それでもいいちゃっいいんだけど
やっぱり会話も欲しい
あと早く首飾りを渡したいから起きて欲しいし
「・・・・んう」
のそり
少年は体を起こし両手で目を擦り始めた
ごしごし
起きた!少年が起きた!
いつかこのシースが結晶を彫り彫りして神殿作るんだ~(混乱)