オッス!オラ、フリード!いっちょ踏み台すっぞ!!   作:バビエイラ

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4話でやんす。

エロくないよ

気付けばお気に入り登録が100を超えてました。ありがとうございます。コンゴトモヨロシクお願いします。


この後、めちゃくちゃチョメチョメした

ちょっとした、騒動から数日たった。あれから、特に変わったこともなく学校に行けている。ゼノヴィアも元気になったのでちょっかいはかけられていないみたいだ。そういえば、風の噂に聞いたがちょっかいをかけてきた奴らは自宅で謹慎しているらしい。軽い気もするけどいいや。また来たら今度は問答無用でぶっぱするし。

 

今日も特に変わりなく一日を終えゼノヴィアと帰宅しているときだった。学校を出たところで白髪の巨漢のお爺さんに会った。

 

明らかに体から出ているオーラみたいなのがやばい。何このおじいちゃん、こわい。かかわらないように通り過ぎよう。

 

「すまない」

 

げっ、声かけてきやがった。

 

「は、はい」

 

やべ、緊張して変な声が出た。

 

「フリード・セルゼンという子を知っているかね?」

 

…え?何?フリード・セルゼン?誰その踏み台。ああ、俺か!なんだ、俺に用があるのか…ファッ!?

 

「いえ、知りません」(真顔)

 

今の俺の演技は劇団●季並の演技だったな。

 

「え?何言ってるのフ「な~に、言ってるのかな?ゼノヴィアちゃん、そんな子知らないよね?知らないよねえ?」…う、うん。知らない」

 

ゼノヴィアは俺のものをも言わせない気迫に押されて俺がフリードだと言わなかった。

 

「ふむ、そうか。呼び止めてすまなかった。では、…また会おう」

 

よっしゃ!気付かれてないぞ。今のうちに帰ろっと。

 

そういえば、最後になんて言ったんだ?ま、いっか帰ろう帰ろう。

 

 

 

「「ただいま」」

 

家に帰ると、俺たちより早くグリ姉が帰ってきていた。

 

「おかえり、二人とも。今日はお客様が来られるようなので静かにしてましょうね」

 

客?俺には関係ないか。最近夜遅くまで本を読んで眠いし寝ようか。

 

「ほうほう、飯の時間まで寝てるし用があったら起こして」

 

俺はそう言い残し、寝室へと向かった。

 

 

 

「…きて」

 

気持ちよく寝ていたところで、誰かに肩のあたりを叩かれた。

 

「起きて、フリード」

 

まだ頭がすこしぼぉっとするけど、ゼノヴィアが起こしに来たのだけは分かった。

 

「んあ、もう飯の時間か?」

 

「違うよ、シスターがフリードを読んで来てって言ってたから呼びに来たの」

 

シスターが俺に?何のようだろ。

 

「ん、ありがと。行ってくる」

 

眠気眼をこすりながらシスターのもとへと向かった。

 

眠くて、まだ視界が安定しないな。

 

「シスター何か用?」

 

「あ、ようやく来ましたね。フリード。目を覚ましなさい。お客様の前ですよ」

 

お客さん来てたのか。もうてっきり帰ったものだとばかり思ってたわ。

 

「ういうい」

 

「もう。すみません。ストラーダ猊下」

 

ん?ストラーダ猊下?猊下ってつくぐらいだから偉いんだろうな(小並感)

 

「いや、構わない」

 

「ブフォッ」

 

ぼんやりした視界からようやく視界が晴れ、男の姿が見えた。男の姿を見て俺は吹き出した。学校の校門で会ったじいちゃんじゃねえか!

 

「先ほどぶりだな。少年」

 

「もう、フリードと会われていたのですか?」

 

「うむ。最初に会ったときは、彼はフリードなど知らないと言っていたがな」

 

そういうと、シスターがこちらを少し怒ったように見ていた。ちゃうねん!誤解やねん!そんな目で見んとって!

 

「フリード後で話があります」

 

「はい」

 

やばい激おこぷんぷん丸やで、俺死んだな。

 

「では、本人も来たところで本題に入ろう」

 

そんなことより、このあとの死刑を切り抜ける方法を考えることで頭いっぱいなんだけど。

 

「率直に言おう。フリード、君にはヴァチカンに来て私のもとでエクソシストになるための本格的な訓練を受けてもらいたい」

 

「マジで!?いくいく」

 

ヒャッホー速攻で踏み台の第1段階クリアできるじゃん。行かない手はないべ。

 

「簡単に決めていいのか?ここを離れるのだぞ」

 

「死ぬわけじゃないし問題ないっす」

 

永遠に会えなくなるわけじゃないし、それに原作に入れば嫌でも会うことになるんだから10年くらい耐えれるだろ。…たぶん

 

「そうか、では3日後にもう一度迎えに来る。その時までに別れを済ませておきなさい」

 

「あいあい」

 

そう言い残しじいちゃんは去って行った。

 

「本当にあんな簡単に決めてよかったのですか?ゼノヴィアたちともお別れしなければいけないのですよ」

 

「さっきも言ったけどさ、死ぬわけじゃないし。いつかどっかで会えるだろうし。そう悲観して考えなくてもいいと思うけどね」

 

「貴方は本当に子供ですか?達観しすぎですよ」

 

体は子供、心は大人!その名も、フリード・セルゼン!何?パクリ?馬鹿野郎オマージュと言え、オマージュと。

 

「まあ、いいじゃん。さて、もう一眠りするかな」

 

「待ちなさい」

 

俺が寝室に戻ろうとしたところをシスターに捕まえられた。

 

「話があります」

 

シスターは満面の笑みで言った。美人の笑顔ほど怖いものはないと知った今日この頃…

 

「はい」

 

このあとめちゃくちゃ説教された。

 

 

 

 

俺がこの施設を出ることが決まって、旅立つ前日ささやかながらお別れ会を開いてくれることになった。みんな、俺が出ていくことを悲しんでくれた。ゼノヴィアなんか半泣きだった。その泣き顔は俺の心のシャッターで記録しておきました。ごちそうさまです。

 

…だが、今俺はお別れ会において、最大の試練にぶつかっている。問題のものは俺の目の前にある。ゼノヴィアの手料理である。作ると言ってくれた時は、最高にハイってやつだぁぁああ!だったんですがね…忘れてたぜ、こいつ料理したことないんだぜ。見た目は大丈夫。完璧なオムライスだ。だが、匂いテメェはだめだ。何だこの匂いいろいろ混ざりすぎてよくわからん匂いだぞ。

 

おい、グリ姉何十字きってんだ。シスターに至っては「かのものを救いたまえ」とか言ってんぞ。明らかに大丈夫じゃねえだろこれ。

 

「食べないの?」

 

ゼノヴィアが笑顔で聞いてくる。守りたいこの笑顔。しかし、俺の胃も守りたい。というわけで脳内会議だ!

 

『諸君どうすればいい、意見をくれ』

 

『正直に言うしかないでしょう。おかしいと』

 

『な!?お前はゼノヴィアたんを泣かせたいというのかね』

 

『ゼノヴィアたんの泣き顔prpr』

 

『『『だめだこいつ、早く何とかしないと』』』

 

『おなかいっぱいで食べられないという話ならどうだ?』

 

『それなら、ゼノヴィアを泣かさず、自分の胃も守れる』

 

『よしそれでいいな?』

 

『『『異議なし!』』』

 

この間、わずか1秒。

 

「あ~、もうお腹「ぐぅ~」!?」

 

ウソだろ、おい。腹の虫がなった…だと…

 

まさか、味方からの裏切りだと!?腹の虫だけにまさに、獅子身中の虫と言ったところか…

 

「お腹空いてるみたいだね。いっぱい食べてね」

 

前門の虎後門の狼とはまさにこのようなことを指すのか。逝くしかねぇ。ええい、ままよ!

 

スプーンで料理を取り、口に運ぶ。

 

「!?!?!?!?!?!?!?!?」

 

なんだ!?これは!飲み込めない。いや、飲み込むことをのどが拒否している!!まずい、不味すぎるぞ!何を入れたらこんなものが出来るんだ!?ダークマターを口に放り込んだみたいだ。前世ではメシマズすれとか読んで、んなことあるわけないだろ、大げさすぎワロタ。とか思っていた俺をぶん殴りたい。これが、メシマズ…

 

「おいしい?」

 

ここに来て、まさかの追い打ちだと!?こいつ、俺を殺す気か。だが、男フリード一度決めたことはやり遂げる。

 

「ああ、うまい。まさに、味のパンドラボックスや」

 

言ってやった。もう、ゴールしてもいいよね?

 

「そんなにうまいのか?俺も食べていいか?」

 

な!?お前は施設一の食いしん坊マルコ君じゃないか!やめておけ、死人が出るぞ!いくら君の胃が丈夫だとしてもこいつはマズイ。不味いのだよ。だが、ここでマルコ君が倒れたら俺の努力が水の泡だぞ。まさか、伏兵まで用意していたとは…いざゆかんヴァルハラへと。行くぞダークマター、俺に食される準備は十分か?

 

「悪いな、マルコ。これは…俺のだ!」

 

激流に身を任せる病人のように一心不乱にかき込んで食べた。ショックウェーブパルサーが使えるようになりそう(小並感)

 

「すまない、ゼノヴィア。水を取ってきてくれないか?」

 

俺は、ゲンドウスタイルで言った。正直動けない。ステータス異常が大量発生してそうなんだけど。

 

「うん!行ってくる」

 

ゼノヴィアは笑顔で水を取りに行った。…勝ったぜ、俺。あいつの笑顔を守ったんだぜ。俺の胃を代償にな。

 

「もう、大丈夫ですよ。もう我慢しなくてもいいのですよ」

 

グリ姉がねぎらいの言葉をかけてくれた。我慢て何だ。やっぱりやばいことに気づいてたろ。止めろよ。完全に大量殺人兵器になりそうだったよ。

 

「ああ、少し席を立つわ。あと、お前ら覚えてろよ」

 

俺はそんな捨て台詞を残し席を立って、トイレに行った。

 

このあと、めちゃくちゃ出した。

 

 

 

 

翌日、俺はげっそりした様相で旅立とうとしていた。昨日はトイレで死兆星が見えたトイレなのに星が見えた気がしてマジで死ぬかと思った。

 

「んじゃあ、皆行ってくるわ」

 

施設の玄関には、皆集まって俺を見送りに来ていた。

 

「私もあと数年したら、エクソシストになります。私よりフリードの方がエクソシストとして先輩になりそうですね」

 

「かもな。グリ姉は優秀だからエクソシストとしてかなり活躍できるんだろうな。」

 

グリ姉と言葉を交わし、シスターの方を向いた。

 

「シスター、今までありがとな。見ず知らずの俺を助けてくれた上にここに住まわせてくれて」

 

「いいんですよ。フリード。私も楽しかったですから。ここはあなたのうちでもあるのですからいつでも帰ってきなさい」

 

「おう」

 

俺は最後にゼノヴィアの方を向いた。

 

「行っちゃうんだね…」

 

「そんな悲しい顔するなよ。死ぬんじゃないんだぞ」

 

ゼノヴィアさん、昨日貴方のせいで死にかけましたがね。

 

「寂しくなるね」

 

「また、会えると思うぞ。ゼノヴィアもエクソシストになるんだろ?」

 

この前の一件以来、ゼノヴィアも目覚めたらしい。脳筋への第一歩である。

 

「うん…今まで一緒だったから急にこんなことになってやっぱり寂しいよ」

 

かわいいなこんちくしょー!守ってあげたくなっちゃう!

 

「じゃあ、お前も早くヴァチカンに来れるように頑張れよ」

 

「もちろん!でね、お願いがあるんだけど聞いてくれる?」

 

顔を赤らめながらゼノヴィアが言った。最後だし聞いてやるか。

 

「どうした?」

 

「…あのね、大きくなったら私と結婚してくれる?」

 

………は?

 

「はぁぁぁぁああああああぁ!?何言ってんの!?自分が何言ったか分かってる!?」

 

「うん。ダメ…かな?」

 

この上目づかいはやばい。誰が教えたんだこんなこと…ハッ。シスターあんたの仕業か?!シスターはにやりと笑いながらこちらを見つめていた。やっぱりかよ。グッジョブたぜ!だけど

 

「こ~と~わ~る~。お前まだ6才だろ。もっといろんな男見てから考えな」

 

ゼノヴィアのおでこにでこぴんをしてやった。俺以上にいい男なんてごろごろいるだろうし。それに、将来イッセーとくっつくしな。

 

「むぅ、じゃあどうしたら結婚してくれる?」

 

こいつ、諦めないつもりか。

 

「じゃあ、お前の女子力が高くなったら考えるわ。さて、そろそろあの爺さん待たせるわけにもいかないし、そろそろ行くわ。じゃあな。シスター、グリ姉今までありがとな。行ってくるわ」

 

俺は、そう言って、門で待っている爺さんのもとへ向かった。

 

「私、諦めないから!必ず!フリードと結婚するから!!」

 

おうおう、ませてんな。俺は、それに手を高く挙げ無言で返事をした。

 

 

 

そして、俺はストラーダの爺さんと共にヴァチカンへと旅立った。

 

 

このあと、飛行機の中でめちゃくちゃ泣いた。

 




メインヒロインはゼノヴィアでいいよね(真顔

サブヒロインは数人いる予定ですん。

ではまた、ありがとうございました。
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